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1日3食パンを25年間! 偏食OLが「マツコの知らない世界」で紹介しきれなかった絶品サンドイッチ

1日3食パンの偏食OLが絶品サンドイッチをご紹介

初めまして、福地寧子と申します。1日3食、年間1095食以上パンを食べ続けて四半世紀ほど……そんな極めて偏った食生活を続けるOLです。

自分の中に蓄積されていくパンの経験や情報を体系化して、たくさんの方とパンの美味しさ、楽しさを共有できないだろうかと思い始めたのは10年ほど前。

現在はパンコーディネーター、フードアナリストとして様々な形で発信をさせていただいています。

そのうちのひとつとして、先般TBSテレビの『マツコの知らない世界』という番組に出演させていただきました。テーマは東京駅の中や、その近辺で入手できるサンドイッチ。オンエアでは10種類を紹介しましたが、それを選抜するために自主的に購入して食べたもの、候補が絞り込まれてから打合せで食べたものを合わせたら50種を超えていました。

残念ながらテレビではご紹介できなかった店、お店は紹介したけれどメニューの選抜に漏れてカメラに映されなかったものの中から、6種ほどご紹介させていただきます。

ブーランジェリー ラ・テール 「豚チャーシューと彩り野菜のバインミーサンド」

京葉ストリート入口にある「ブーランジェリー ラ・テール」は、「大地」を意味する店名が示すように、天然由来の素材にこだわり、それらを120%活かしたパン作りをしています。

最も「大地」を感じるのは「無添加バーガー」シリーズの「北海道産コロッケバーガー」かもしれませんが、私がおすすめしたいのは歯切れのよいフランス生地を使ったサンドイッチ「豚チャーシューと彩り野菜のバインミーサンド」です。

バインミーというベトナムサンドイッチを意味する商品名で、パクチーをあしらい、仕上げにナンプラーを用いてエスニック風に仕上げたサンドイッチです。

無添加の豚肩ロースチャーシューは柔らかくて旨みたっぷり、人参・大根・きゅうりなどの彩り野菜はオーガニックの白ワインで漬け込んであり、チリソースで味にアクセントをつけた大人のサンドイッチです。

VIRON 「Coppa(コッパ)」

東京駅近くにあるビル、TOKIAの1階の「VIRON」はフランスの製粉会社「VIRON」社の小麦粉を独占輸入して使用するパン屋です。

「VIRON」社のレトロドールという粉を使ったパンの美味しさには定評があり、毎年行われているパリのバゲットコンクールに入賞したお店の多くがこの粉を使っているとか、いないとか……。

「VIRON」でもレトロドールを使用したバゲットはお店の看板商品、食事をするとそのバゲットが食べ放題となっているせいか、カフェもいつも混み合っています。

そのバゲットを使ったサンドイッチも数種を展開していますが、私のイチオシは「Coppa(コッパ)」です。

コッパとは、豚の首肉で作る生ハムのこと。そのコッパのスライスと、茄子やしめじなどの野菜のマリネがたっぷり挟まれたサンドイッチです。

野菜とハムと、なにより小麦の旨みが存分に味わえて、彩りも美しく、野菜たっぷりでバランスもいいところが女子ウケ間違いなしの一品。店内で食べる時には写真のように半分に切ってもらえるので手で引きちぎらずにすみます(笑)。

サンドイッチハウス メルヘン「りんごの赤ワイン生クリーム」

首都圏ではメジャーなサンドイッチ専門店「サンドイッチハウス メルヘン」。当たり前のように近くにあるもの、と思っていましたが、実は全28店舗中関東以外にあるのは名古屋、京都、大阪の3店のみ(2016年6月現在)。東京土産としてもおすすめできそうです。

多種のレシピを持つメルヘンでは店舗ごとにラインアップが異なります。私が最も心惹かれたのが「りんごの赤ワイン生クリーム」。

ワインレッドに染められたりんごはシャキッとした歯ごたえ。どんな具材にもピッタリのふんわり食パンとオリジナルブレンドの生クリームがその存在感を引き立てます。

アルコールは煮詰める過程で飛んでいますが、ワインの風味はしっかりとりんごが受け止めて、色合いとともにオトナな雰囲気を醸し出す魅惑的なサンドイッチ。

ひねりはあっても親近感を抱かせるキュートなサンドイッチは、メルヘンのパンの中では異彩を放っています。

とんかつ まい泉「ヒレかつとたまごのポケットサンド」

箸で切れるほど柔らかなヒレかつを特製のパンで挟んだ「ヒレかつサンド」はお店の看板商品。

テレビでは東京駅を出てすぐの大丸での限定商品「たまとろメンチかつカレー」をご紹介しましたが、東京駅ナカのグランスタにも「とんかつ まい泉」は出店しており、グランスタ限定で「ヒレかつとたまごのポケットサンド」を販売しています。

ソースで味付けされたヒレかつにたまご、大丸のカレーソースのメンチかつとは全く様相が異なります。

通常時は「銀の鈴」をモチーフにした鈴の焼き印が押されていますが、駅ナカ店舗ということで、JRの動きと連動して時々印が変わります。私が下見に行った時は丸の内側の「赤煉瓦」改修を記念した駅舎の焼き印。

この焼き印をチェックしに行くだけでも楽しいですよ。東京駅を「通った」時には地下のグランスタへ寄り道してみてください。

ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション「ハムとグリュイエールチーズのサンドイッチ」

番組中唯一のハード系パンのサンドイッチとなった「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」の「ハムとカマンベールのサンドイッチ」。

ハムとチーズのみというシンプルなサンドイッチはヨーロッパでは大定番。日本人にとっての卵サンドのようなものです。

ハムとチーズのサンドイッチと一口に言っても、ハムやチーズにも多種のものがあり、それぞれのバリエーションが楽しめます。特に、チーズは乳を搾る動物や熟成に用いる酵母、熟成のさせ方などで味の変化をつけやすい存在です。

「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」でも、カマンベールチーズのほかにグリュイエールチーズをハムと組み合わせたサンドイッチがあります。

グリュイエールチーズは、クリーミーでコクがあり、ナッツ風味。青かびチーズなどと比較すると食べやすいチーズではありますが、マイルドなカマンベールチーズよりほんの少し酸味が勝ったところが個性的。チーズの違いだけとは思えない2種のサンドイッチの異なる風味も楽しんでみてください。

グリル凡「ビーフヘレカツサンド」

東京駅ナカのグランスタダイニング1Fにある駅弁屋「ニッポンの駅弁」で購入できる「ビーフヘレカツサンド」がおすすめ。

関東では一般的にカツに使われるのは豚肉ですが、関西では牛肉が一般的。そこには深い理由があります。明治時代、長く肉食禁止令が敷かれてきた日本で、肉食が解禁となった時に一番近くにいた動物が関東と関西で異なったことが原因と言われています。

肉食が解禁になった時に、真っ先に食べられたのは関西では牛、関東では馬でした。が、首都であり人口が多い東京では牛・馬のように1回当たりの出産で1頭の子しか産めない動物を食糧としていては絶対量が足りなかったのです。そこで台頭したのが多頭出産の豚でした。こうしてとんかつは東京を席巻し、全国へと広まっていきました。

いまでは関西でもカツは牛カツばかりではなくなりましたが、牛肉使用にこだわり続けてきたのが北新地にある「グリル梵」、その流れをくむのが東銀座の「グリル梵」でビーフヘレカツの専門店です。

生で仕入れて加工する上質のヒレ肉は、ギリギリの火通しで柔らかく、ソースとからしのシンプルな組み立て。缶ビールと一緒に新幹線に乗り込めば、極上の車中メシになることでしょう。

生でも食べられるほど上質なヒレ肉ですが、店外でパック販売するものはお店より加熱強めなので、じゅわっと溢れる肉汁を楽しみたい方は東銀座へ足を伸ばしてみてください。

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