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本格生パスタが330円から! 渋谷「POTA PASTA」が割とガチでブームになる予感

300円台の本格生パスタ?

こんにちは、Retty編集部の山田です。
Rettyのユーザーさんの投稿を見ていたら、ここ最近やけに投稿数が増えているお店を発見したんですよ。それも軒並み好評価。

330円の本格生パスタ・・・これは気になる。
というわけで、そのお店がある渋谷へ。

渋谷マークシティ沿いでメインストリートからわずかに奥まった路地にあるこのお店。

お店の名前は「POTA PASTA(ポタパスタ)渋谷店」。

 「奇跡のボロネーゼ 380円」何が奇跡なんだろう・・・安さ、味、それとも?

注文方法は食券を買うタイプ。ズラーっと並んだメニューですが、完全にパスタの価格帯じゃない。「ペペロンチーノ 330円」「アラビアータ 330円」「ポモドーロ 330円」。

とりあえず、POTA PASTAマストメニューから「奇跡のボロネーゼ 380円」を頼んでみました。麺も「太麺」「細麺」から選べるらしく、ここは太麺をオーダー。

なにこれ、かなり本格的。

380円なりのパスタをイメージしてたら、出てきたのは想像以上のオシャパスタ。
まぁ、問題は味ですよ。

モッチモチの太麺に粗挽きのボロネーゼがからんで、かなりうまい!

このボロネーゼ、やたら肉肉しいなと思ったらA4〜A5ランクの和牛肉が使われているんだとか。

生麺もお店の売りなだけあって、噛むごとに小麦の風味が感じられて、ボロネーゼの濃い味に全然負けていません。

これで380円はちょっと異常ですよ。安くて、うまい。
あれ?

そういえば注文してから料理が出てくるまでかなり早かったような・・・。
試してみましょうか。

えー、できるだけ時間がかかりそうな「ワタリガニのトマトクリーム(560円)」を注文。

よーい、スタート。

さぁ、注文してから何分くらいかかるのか。

お、来た来た!

4分15秒! 早すぎる! 普通パスタをゆでるだけでこれくらいかかるでしょ。

そして、このクオリティ!

この店いったい何なんだ。ちょっと怖くなってきましたよ。

ああ、うまい。
濃厚なカニの旨味とクリーミーなトマトソースが最高にマッチしています。
これで560円って衝撃ですよ。

早い、うまい、安い。パスタ業界でこの3拍子揃ったお店はちょっと見たことがない。
客としてはハッピーだけど、「お店は儲かってるの?」とか「この安さでなんでこんなに美味しいの?」とか、疑問がわいてきたので店長さんにお話を聞いてみた。

▲POTA PASTA店長の松浦健介さん

▲POTA PASTA店長の松浦健介さん

飲食業界のトップを目指す

山田:いきなり失礼なんですが、このお店って儲けは出てるんですか?

松浦健介さん(以下、松浦):出てますよ(笑)。会社(株式会社越後屋)として利益の部分はシビアに見ていますし、おかげさまで多い日には1日500食のパスタが出ます。

山田:1日500食……すごい。それにしても、300円台のパスタって安すぎませんか?

松浦:実は、私もこのお店の立ち上げのときに「300円台」という価格設定を社長(江波戸千洋氏)から聞いたときは驚いたんです。

でも、社長から「下手に700円や800円で出すよりも他社が真似できない価格帯で勝負すべき。飲食業界のトップを目指すんだから」と言われて(笑)。

山田:飲食業界のトップですか! そこで納得したわけですか。

松浦:そうなんです。「その価格でやりましょう」と僕もその気になっちゃって(笑)。
このお店を立ち上げるときに「パスタ業態ってなんでこんなに価格設定が高いんだろう?」というところが出発点だったんですよ。

弊社でうどんや蕎麦を提供する飲食店を何店舗か経営していて、そのノウハウを使えばパスタであってもそこまで値段が高くなることはないと思っていたらしいんですね。

で、僕がイタリアンレストランで働いていたこともあり、僕のイタリアンでの経験と会社が持っているノウハウの掛け合わせがPOTA PASTAというわけです。

▲清潔感があってオシャレな店内

▲清潔感があってオシャレな店内

1号店のオープン前から海外出店を決めていた

山田:生パスタが本当においしかったんですが、その秘密を教えてください。

松浦:生パスタはすべて自社で生産しています。品川の工場でその日に切り出した生パスタをその日のうちにお届けするので、打ち立ての味が楽しめます。

とにかく自社生産という点にこだわっています。結局は、自社生産が一番コストも減らせますし、300円台という価格設定にできるのもそのおかげなんです。

山田:なるほど。6月に大森にも出店されましたが、今後も新しい出店の予定はあるんでしょうか?

松浦:1ヶ月に1店舗ペースで増やしていく予定です。

山田:1ヶ月に1店舗ですか!

松浦:海外にも出店します。

山田:まだ1号店がオープンして3ヶ月ですよね。もう海外出店まで決まっているんですか。

松浦:オープン前から海外出店は計画していましたから。 「POTA PASTA」はメニュー開発のときから徹底的に調理を単一化していて、誰が作っても同じ料理が作れるんですよ。

例えば、カルボナーラを作るときってパスタとソースを火にかけながら混ぜ合わせるんですけど、火が強かったり、火にかけている時間が長いと卵が炒り卵になっちゃうんですよね。

カルボナーラは生クリームと卵の濃厚なトローンとしたソースが醍醐味なんですが、そのクリーミーなソースを誰でも簡単に作れるように徹底的にマニュアル化するんです。

メニュー開発のとき、社長が「パキスタン人でも作れるように考えろ」と言うんです。最初から海外展開することを見据えていましたね。

高級店もファストフード店もお客の来店理由は同じ?

山田:松浦さんはなぜ料理人として「POTA PASTA」で働こうと思ったんですか?

松浦:「おいしい料理をより多くの人に食べてもらえる」という点ですかね。僕もイタリアンレストランで修行していましたから、最初はリーズナブルなお店で働くことに葛藤もあったんですよ。

でも、高級店もファストフード店もお客様が集まる理由は一緒で、そこに感動があるからなんですよね。
このお店ではパスタ業態で「早い・うまい・安い」という感動を提供しているんです。お客様から「おいしい! この値段で大丈夫なんですか?」と聞かれる度に僕たちはうれしくなるわけです。

「300円台の本格生パスタ」を食べに行こう

オープンから3ヶ月で既に熱心なリピーターを獲得するPOTA PASTA 渋谷店。

今回の取材を通じて、POTA PASTAさんの本格生パスタが口コミを呼ぶ理由がわかった気がします。

松浦さんの「高級店もファストフード店も感動をつくることが大切」という言葉がとても印象的で、感動をつくるために「早い・うまい・安い」を突き詰めているPOTA PASTAさんの経営努力にただただ敬意を表したい、そう思いました。

パスタ業界に一石を投じる「300円台の本格生パスタ」。未体験の方はぜひPOTA PASTAさんへ行ってみてください。

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