熊本の被災飲食店を支援するMakuakeの取り組み
熊本地震から3ヶ月。被災したエリアではいまだに震災の傷跡深く、飲食店や駄菓子屋など、地域に根付いて営業してきたお店が建物の安全性や経営困難を理由に次々と閉店している。
地元で愛されていたお店がなくなり、当たり前だった日常の風景が変わっていくことに不安を覚える熊本民は多いという。一方、行政の補助金はうまく回っておらず、本当に困っている人への支援は不足している。
そういった現状を改善するためにクラウドファンディングサービスのMakuakeが、熊本の被災飲食店に向けてクラウドファンディングを使った資金調達プロジェクトへの参加を呼びかけている。
・Makuake 飲食店向けクラウドファンディング活用セミナー＠熊本
なぜ、Makuakeは熊本の震災復興を支援するのか？
Makuakeのサービス運営を担当するサイバーエージェント・クラウドファンディング取締役の坊垣佳奈さんにお話を聞きました。
▲サイバーエージェント・クラウドファンディングの坊垣佳奈さん
熊本市内だけで50店以上が廃業に
――：熊本地震から3ヶ月が経ちましたが、被災した飲食店の現状を教えてください。
坊垣佳奈さん：熊本在住の複数の方にヒアリングをさせていただきましたが、多くの有名店や長く経営されてきた老舗店も含めて、きわめて良くない状況だと聞いています。
市内だけでも震災以降50店以上の店舗が廃業に追い込まれているようで、主な要因は大幅な観光客の減少のようです。
今はなんとか続けているが今後は分からない、そういった店舗がたくさんあるようです。
――：そういった熊本地震で被災した飲食店がMakuakeを使うとどういったことを実現できるのでしょうか？
坊垣佳奈さん：県内外から、再建資金・経営継続のための資金を集めることができます。
また、お金を出してくださった方々には飲食チケットでお返しすることで、その方々が実際にお店に来てくださり優良な顧客になってくださる点がメリットとして大きいかと思います。
その他にも、クラウドファンディング中にPRのお手伝いをしていくので、認知拡大・県外も含めた新しい顧客獲得を形にできる可能性もあります。
現状の熊本の飲食店の状況をクラウドファンディングを通して広く伝え、協力を呼びかけることができれば、熊本県内の方のみならず全国にちらばる熊本出身の方、熊本に近い福岡の方々、熊本にご縁のある方々など、たくさんの方から経営のための資金を集められる可能性があると思っています。
飲食店の成功事例は地方も含めて複数あり、店舗開業だけでなく、店舗リニューアル、新しいメニューの展開のタイミングなど、複数の様々な実績があります。
ですので、熊本においても様々な店舗が個々に異なる状況で苦労されていると思いますが、それぞれにあわせた展開を一緒に考えていければと思っています。
【事例紹介】
・日本一の馬肉専門店で、石釜で焼いた最高のローストホースを食べさせたい！
・創業90周年。老舗洋食屋の｢レストラン香味屋」が特別メニュー会員を募集します！
・伝統が凝縮された感動の味。＜本物の江戸前ずし＞「鮨 須賀」渋谷にオープン！
クラウドファンディング活用セミナーの日程
――：熊本で行われる飲食店向けクラウドファンディング活用セミナーについて教えてください。
坊垣佳奈さん：2016年8月5日（金）13：45〜16：15で実施予定です。
場所は市内のコワーキングスペース「未来会議室」です。
・未来会議室
セミナーでは、「クラウドファンディングとは？」といった基本から、飲食店がMakuakeを活用するメリット、成功事例のご紹介などをお話し、さらにそれぞれの状況などをお聞きしながら具体的にご相談にのれるようなお時間も用意しています。
実際にこのセミナーをきっかけに、熊本の飲食店が少しでも希望を見いだし、経営継続につながり、さらにはお店にいらっしゃる観光客がまた増えるような状況につながるよう、少しでもご協力ができればと思っております。
――：ありがとうございました。
飲食店向けクラウドファンディング活用セミナー＠熊本
日本最大級のクラウドファンディングサービス「Makuake」による、飲食店のためのクラウドファンディングの活用方法をお伝えするセミナーとなります。資金調達だけでなく顧客獲得や店舗のプロモーションにも繋がるクラウドファンディング。Makuakeの過去の成功事例をお伝えしながら、活用方法について詳しくお話させて頂きます。
