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年350軒食べ歩くグルメブロガーも未開拓。ベールに隠された「オーストラリア料理」に挑む

世界三大料理といえば、「中華料理」「フランス料理」「トルコ料理」。誰しもがどういう料理が出てくるのか、おおよそイメージがつくのではないのでしょうか。
一方、「オーストラリア料理といえば?」と聞かれて、パッと何かを思いつく人はどれだけいるでしょうか。

シドニー、メルボルン、ブリスベンへは、カンタス航空の直行便もあり、観光地として昔も今も人気のあるオーストラリア。そんな、身近な国の料理を知らないのはもったいない!

そこで、年350軒食べ歩くグルメブロガーハツさんとともに、オーストラリア政府観光局も認める料理店に伺い、「オーストラリア料理」の真相に迫ってきました。

まずハツさんと訪れたのは、東京駅直結の新丸ビル6Fにある「Salt by Luke Mangan」。

シドニーのスターシェフ“Luke Mangan”の海外第一号店として2007年4月にオープンした、「オーストラリア料理」を感じるにはこれ以上ない名店です。

ハツさん

「ラムチョップはよく食べますし、オイスターバーなどでよくオーストラリア産の牡蠣は見かけますね。ただ、イタリアンやフレンチみたいにパッと思い浮かぶイメージはないですね…。」 と正直に語ってくれました。

そこで単刀直入に、「Salt by Luke Mangan 」を運営する株式会社PJ Partners広報の渡邉(以後PJ渡邉さん)さんに、オーストラリア料理とは?と聞いてみると、

PJ渡邉さん
「オーストラリア料理、というのは厳密にはないですね。」

と、いきなり根底が揺らいでしまう回答が…。続いて、

「オーストラリアは移民の国で、色々な国の文化を発信しています。シドニーに関しては、自国を代表して自分たちの料理を伝えたいという気概の人が多く、イタリア料理を食べても、ベトナム料理を食べても美味しいんです。」

「Luke Manganはメルボルン出身ですが、色々な国のエッセンスを取り入れて作っているように、良いものであれば国に関係なく取り入れ、最高のものを提供するというのがオーストラリア料理といえるのかもしれません。」と教えていただき、

そして、その真髄を体現する料理を提供いただきました。
まず1品目は「西オーストラリア産海老のソテーとハムス スパイシービスクソース」

この料理に合わせるのは白ワイン。

Luke Manganが直接ワイナリーで交渉し、料理にあうものをつくってもらったという一品。

総支配人の黒子さん(以後黒子さん)曰く、

「当店は素材の味わいを活かした料理が多いので、Luke Manganのワインは料理に寄り添う味わいの造りになっています。」とのこと。

そして料理を食し、

こだわりの白ワインを飲むハツさん。

ハツさん

「まず食べる前のビジュアルから美しいですよね。創作フレンチのような見た目ですが、口に含むと和風感から洋風感まで、色々な国のエッセンスを感じることができます。シェフのクリエイティビティに驚きました。本当に美味しいです。」

「白ワインも厳選されたことだけあり、主役の料理を引き立てる、まさしくベストパートナーですね。」

とオーストラリア料理の本気に、感服の様子。

PJ渡邉さん

「次は、赤ワインによく合うお肉料理になります。」
と次に提供されたのが「ビクトリア産 仔羊のロースト」

ソースもラムの肩肉を煮込んで作られた、まさにラム尽くしの一品。
タスマニア産の大粒マスタードも特徴です。

この料理に合わせる赤ワインは、バロッサのシラーズ。

黒子さん

「ラムをラムで食べる濃厚なソースに負けない、重厚感のあるワインです。また、うちは先ほどの白と、この赤も含め、オーストラリア産ワインのみを約200種類取り揃えております。」

そしてラム肉を頬張り、そのワインを堪能するハツさん。

ハツさん
「お肉は本当にやわらかく、くせがなくとても美味しいです。赤ワインとの相性はいわずもがな抜群ですね。」

「それと、添えてあるお野菜も各々のこだわりを感じます。例えば、ごぼうの素揚げはもうこれだけでもお酒のあてに食べたいくらい大好きな味です。先ほどのお料理に続いて、本当に細部へのこだわりを感じます。」

総論として、
「お料理とワインはもちろんとっても素晴らしく、さらに、このお店をイメージしてつくられたオーストラリアのパーフェクトポーション※が香るおしぼりに、徹底的なこだわりとおもてなしの心を感じ、本当に凄いなと思いました。」

※パーフェクトポーション
オーストラリア生まれのオーガニックアロマ&ナチュラルコスメブランド

「疲れている女子は最初のおしぼりで癒されるんですよ(笑)。」
とまとめていただきました。

そして食後のコーヒーを飲んでいると、

PJ渡邉さん
「あ、実はこのコーヒー同じ千代田区内のBunCoffeeさんの豆を使っているんです。是非、よかったらそちらも寄ってみてみるといいと思います。」

と、おすすめいただき、次にBunCoffeeさんへ向かうことに…。

市ヶ谷駅から徒歩2分で到着したこちらのカフェ。

カラフルなパッケージが目を惹くオーガニックのブレンドコーヒーや、香り高いシングルオリジンコーヒーが数多く取り揃えられており、コーヒー好きにはたまりません。

こだわりのスイーツも全て手作りで、この日実際にいただいたバニラケーキは、しっとり感が絶妙で、甘みもほどよく、コーヒーとの相性も抜群の「オトナ好みな一品」でした。

そして、バリスタの渡邊さんにおすすめを聞き、いただいたのがフラットホワイト。

渡邊さん

「こちらはオーストラリアで最もポピュラーな飲みもので、カフェラテと同じく、エスプレッソにミルクを加えたものになります。」

「ただ、カフェラテに比べミルクの泡の量が少なくきめ細かいため、よりエスプレッソ感が楽しめます。」
と丁寧に解説していただきました。

そして、こちらをハツさんに飲んでいただきました。

ハツさん

「仕事中は、ちょっと集中したい時などに合間合間でブラックを飲むんですけど、本当に美味しいものを飲むときにはこういうものがいいですよね。」

「キャラメルラテアートのような甘みのあるものも好きですが、さすがに毎回飲んでしまうとカロリーも気になるので…。」

「だけど、このフラットホワイトだとそこまでカロリーを気にする必要もないし、さらに美味しいのでとっても嬉しいです。」
とお気に入りの様子でした。

こちらのBunCoffeeさん、コーヒーやスイーツはもちろん、オーストラリア産のビールまで取り揃えているので、休日の軽い昼飲みなどにもぴったりです。

この日訪れた二店ともに、他店にはないオリジナリティがありながら、強いこだわりを感じ、これこそ「オーストラリア料理」のアイデンティティなのだと思いました。
そしてこれだけの創意工夫がありながらも、決して高くなく、日常にも使いたいと思えるお店でした。

今回、ご紹介した2店舗も素晴らしいお店ですが、まだまだ奥が深いオーストラリアの食文化。

カンタス航空の成田メルボルン直行便で行くオーストラリアがあるので、もっと知りたい方は、観光もかねて、現地に行ってみることをおすすめします。

そこで、オーストラリア政府観光局おすすめのメルボルンのお店を厳選紹介します。

ビジュアル抜群のフードも嬉しい、メルボルンの人気カフェ

コーヒーはもちろん、SNS映えするカラフルなサラダやパンケーキが人気のカフェ。

味よし、雰囲気よし、ビジュアルよし。身も心もリフレッシュできるスポットならここ。

Photo: Josie Withers Photography

Photo: Josie Withers Photography

The Kettle Black (ザ・ケトルブラック)

街を感じることができる両得レストラン

メルボルン市内を走る市電(トラムカー)を利用したレストラン。

クラッシックな内装がムーディーな車内からメルボルンの街を楽しみながら、季節の料理やオーストラリア産ワインを楽しむことができます。 事前予約は必須。

絶景が美しい水上のバー

メルボルンの美しい景色を水上から楽しめる、ヤラ川の橋下にあるカジュアルなバー。

現地の人と交流しながら、気軽にお酒を楽しみたい人にはおすすめのスポットです。

Photo: Roberto Seba

Photo: Roberto Seba

Ponyfish Island(ポニーフィッシュアイランド)

メルボルンの景色を、360度楽しみ尽くせるバー

メルボルン中心地、フェデレーション・スクエアにある人気のバー。

都会的でスタイリッシュな景色を堪能できるのはもちろん、ライブミュージックなども楽しめます。

Photo: Robert Blackburn 2016

Photo: Robert Blackburn 2016

Transit Rooftop Bar(トランジットルーフトップバー)

上記4店舗が構える都市、メルボルン。「食都」とも呼ばれ、特にオーストラリアでグルメを楽しむには最適な街のひとつです。

気軽なカフェ散策はもちろん、移民が多い国なので、フレンチ、イタリアン、中華、ベトナム料理、はてはレバノン料理まで、各国の一流料理が一度の旅行で贅沢に楽しみつくすことができます。

そんなメルボルンでのグルメ巡りには、成田からの直行便*があるカンタス航空がおすすめです。お得で、美味しい、贅沢なメルボルンの旅をお楽しみください。

*2017年3月現在。スケジュールは予告なく変更になる場合があります。

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