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あさりがおいしい春到来!身がふっくら&旨味たっぷり「深川めし」を堪能してみた♪

ようやく寒さが緩み始めてきた今日のこの頃、春の食材が気になり出しますよね。今回はその中から、あさりに注目してみました。

家庭でも味噌汁や酒蒸しなどで馴染みがある食材ですが、今回選んだのは「深川めし」です! みなさん、ご存知でしょうか?

向かったのは、清澄白河駅から徒歩3分にある名店「深川宿」。店長の日東寺麻紀(にっとうじ まき)さんにお話を伺いました。

おいしさのこだわりや努力、歴史などから、江戸の情景が目に浮かびます。

読んでいるとお腹が空くかもしれませんが、まずはぐっとこらえてレポをお楽しみください♪

オーケストラのように美味を奏で合う「辰巳好み」に感動…!

清澄白河駅に到着して地上へ出ると、かつてあさりなどがとれる漁師町として賑わっていた、深川の街並が広がります。

最近は「ブルーボトルコーヒー」などおしゃれなショップも増えていますが、歴史ある佃煮屋さんなど老舗も共存しており、当時の遠浅の海の香りが届いてきそうな不思議な気分を楽しめます。

街を行き交う人々も、どこかのんびりとした佇まいです。

しばらく歩くと、深川江戸資料館の近くにある「深川宿 本店」に到着!

引き戸を開けて目に飛び込んできたのは、囲炉裏です。

趣のある雰囲気に迎えられながら、店内奥の小上がりに腰を下ろして、さっそく「辰巳好み」を注文。

深川めし「ぶっかけ」と「炊き込み」をそれぞれ楽しめるメニューとのことで、期待度が高まります!

あさりの旨味たっぷり深川めし「ぶっかけ」は、味噌の懐かしい味わい

窓際に並ぶサイン色紙を眺めていると、ついに「辰巳好み」が登場!

小ぶりの丼だけでなく、お吸い物や煮物、お新香、デザートのくずきりまで勢揃いの豪華さです。

さっそく、味わってみましょう。

まずは深川めしぶっかけから…。うんうん、濃い目の味噌とご飯とがよく絡み合っていて、実においしい〜!

初めて食べたのに、懐かしい気持ちに包まれます。もはや箸がぜんぜん止まりません…!

 優しい醤油味の「炊き込み」も風味豊かな繊細仕上げ

続いては、炊き込みを味わってみましょう。…おおっ、こちらは優しい醤油の味付けに、青海苔やごまの風味がとっても美味! 薄味ながらも、食材の風味をしっかりと感じられます。

 主役を引き立てる「小鉢」の調和もすばらしい!

お吸い物は力強い磯の香りで、海の光景が見えてきそうなほど!

お新香のほのかに香るヌカのさじ加減は、口直しにぴったり。

さまざまな楽器が奏でるオーケストラの演奏のように、それぞれの味わいが調和していました。

デザートのくずきりも堪能したところで、店長の日東寺麻紀さんにお話を伺いましょう♪

 「深川めし」に込められている、深川を愛する気持ち。

−−初めて深川めしを味わったのですが、とても懐かしい気持ちになりました

日東寺さん:そうおっしゃられる方が、けっこういらっしゃいます(笑)。

深川のあたりには遠浅の海があって、棒手振り(ぼてふり)商人がてんびん棒を担ぎながら、あさりを売り歩いていました。

当時、醤油が高価だったため、手ごろに使えた味噌で、体が温まるぶっかけ飯がよく作られていたそうです。

その後、明治頃に醤油が使えるようになると、大工さんがお弁当用に炊き込みご飯をおにぎりにしたのだとか。

だから、もともと家庭料理なのでホッとするのかもしれませんね。

−−おいしくする秘訣は?

日東寺さん:まず味噌は、赤と白を調合し、先代から受け継いだ味に仕上げています。

あさりは今でも江戸前でとれたものを使っていて、春の時期のあさりは身が大きく、甘みが増すんですよ。

時期によって身の状態がぜんぜん違うので、季節ごとの味を楽しめます。

−−ご飯もおいしいですよね

日東寺さん:汁を吸いすぎないように、コシヒカリやササニシキをブレンドしています。汁の量も調整し、あさりの旨味をしっかり引き立てているんです。

炊き込みには、細かく刻んだ油揚げを隠し味に使用して、香ばしさを加えていますよ。
ぶっかけにかける七色は、薬研堀にある七味屋さんに、特別に調合してもらっています。

−−小鉢も味の違いが際立っていて楽しめました

日東寺さん:お新香はぬか漬けを一夜漬けし、お口直しに合うようにあっさり仕上げに。甘味の黒ごまペーストも、ハチミツなどを加えて練っている自家製です。

お吸い物は生海苔を使っていて、磯の香りが口に広がるので、海の雰囲気を味わっていただけると嬉しいです。

−−深川めし「ぶっかけ」と「炊き込み」は、どちらが人気ですか?

日東寺さん:最初は「辰巳好み」を注文して両方味わって、二回目の来店では「ぶっかけ」を、三回目にはまた「辰巳好み」に戻るなど、毎回食べ比べを楽しんでくださる人が多いですね。

「深川宿」は、“江戸の味を今に伝える”をコンセプトにしています。

深川で受け継がれている江戸の味を舌で知り、街の雰囲気も味わって、深川を好きになってくださり、また遊びに来てくださいますことを願っています。

あさりの旬を味わうなら、今こそ最高の時期だ!

昔ながらの料理ですが、現代人の口に合うようにと、改良が重ねられてきたことで、洗練された味わいが楽しめました。

一度目の来店ではやはり「辰巳好み」がオススメ。あさりの旨味を深川めし「ぶっかけ」「炊き込み」のそれぞれで味わえば、春の到来を心から実感できます♪

食べ終えたあとは深川の街並を散策して、富岡八幡宮や深川江戸資料館などに立ち寄ってみるのも味わい深いでしょう。

舌と心に江戸の記憶が宿り、ステキな想い出がまたひとつ増えるはず。

今も受け継がれている「深川めし」には、江戸情緒が輝いていました。気軽にタイムスリップできる深川で、現代と過去とを味わってみませんか?

■深川宿 本店

【住所】東京都江東区三好1-6-7
【電話番号】03-3642-7878
【営業時間】[平日]11:30~15:00(14:30LO),17:00~21:00(20:30LO)
      [土日祝]11:30~17:00(16:30LO)
【定休日】月曜日定休(祝日の場合は翌火曜)

ライター紹介

八幡啓司
八幡啓司
ライター、編集者。国内や韓国、タイなど、地元の料理を探索する旅がマイブーム。メイン料理に添えられる「漬け物」も大好物。座右の銘は、「いざとなったら、まず寝る」。
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