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連載:中田英寿が日本酒にこだわり、世界に発信する理由

イタリアンにもフレンチにも日本酒は合う--中田英寿がイベント「CRAFT SAKE WEEK」で伝えたいこと

 
中田英寿さんがプロデュースする日本酒イベント「CRAFT SAKE WEEK」。4月7日(金)から六本木ヒルズで開催される同イベントには、彼だからこそ実現できた一流レストランが特別に出店します。その1つがイタリアンレストラン「ちいさな台所ひらた」

中田英寿さんが日本酒イベントにあえてイタリアンレストランを選んだのはなぜか? そこで、「ちいさな台所ひらた」マダムの平田千恵子さん、堀部高司シェフと共に、「CRAFT SAKE WEEK」に出店する経緯とイタリアンでありながら日本酒を提供する理由を語っていただきました。

*ちいさな台所ひらたとは・・・イタリアンの名店として名高い「クチーナ ヒラタ」元オーナーシェフの故・平田勝さんの後を継ぎ、恵比寿にオープンした隠れ家イタリアン。中田英寿さんは同店に20代から常連として通い続けている。

中田英寿が20年通い続けるイタリアン

中田英寿さん(以下、中田):「クチーナ ヒラタ」のお店と出会ったのは、僕が20歳くらいの頃。シンガーソングライターの小沢健二さんに連れていってもらいました。

マダムの平田千恵子さん(以下、マダム):もう20年前くらいになるんですね。最初は、英さんがサッカー選手とは知らなくて。ゴム草履を履いてたのは覚えてますよ(笑)。

中田:当時はTPOなんて考えていなかったですから。

マダム:それからひとりでもお店に来るようになって。

中田:どうしても味が忘れられなかったんです。一般的にイタリアン含め、洋食は重めなものが多いですが、オーナーシェフ平田さんの料理はしっかり食べても和食みたいな軽さがあって好きなんです。

マダム:平田が英さんのこと大好きで。「来た来た」と喜んで、パスタを作っていましたね。

中田:トマトソースのパスタやチーズのリゾット……奇をてらった料理はなく、すべてがシンプルで、本当に美味しい。僕にとって「世界一美味しいイタリアン」です。イタリアに7年暮らしていましたが、その順位は20年変わらないです。

マダム:その平田の教えを引き継いでいるのが堀部です。

堀部高司さん(以下、堀部):平田シェフから「余分なものを加えすぎないようにして、素材の味を活かすこと」を教わってきました。なので素材の味を引き出した料理をご提供するよう、常に心がけています。

「和食に日本酒、イタリアンにワイン」は先入観

中田:昨年に続き、CRAFT SAKE WEEKに出店していただくことになって。

堀部:今年も「日本酒とイタリアンは合う」「相性のいい組み合わせがある」と伝えていけたらと思っていますね。

中田:以前、ミラノで日本酒バーを展開したときに、改めて日本酒の可能性を感じました。現地でイタリアンとペアリングすると、興味を示す人は多く「(日本酒って)何からできているの?」と聞かれることも多々ありました。知識や情報が流通していないだけなんです。よく考えると、刺し身と日本酒が合うのにカルパッチョと日本酒が合わないわけはないですし、日本酒と天ぷらが合うのだからフリットと日本酒が合うのも当然ですよね。

マダム:そうね(笑)。

中田:イタリアンだからワイン、日本料理だから日本酒、みたいな先入観を持っている人は今も多いと思います。でも、そのイメージを変えて、この20年で和食店にワインが置かれるようになったように、これからはイタリアンやフレンチのお店にも日本酒が普通に置かれるようになってほしい。CRAFT SAKE WEEKはそういうメッセージを発信する場でもあります。

CRAFT SAKE WEEKで伝えたいメッセージ

中田:CRAFT SAKE WEEKは日本酒を飲ませるイベントではなく、日本酒の知識や情報をきちんと伝え、発見してもらうイベントです。食事が美味しくないと日本酒の良さも伝わりにくいですから、「ちいさな台所 ひらた」のように料理のクオリティが高いお店を選んでいます。一方で、「日本酒は和食以外の料理にも合うんじゃない?」と料理人の方にも投げかけていく狙いもあります。そうすれば日本酒と日本酒に合う料理を提供するお店も増えると考えているので。千恵子さんも日本酒、飲むでしょ?

マダム:飲みますよ。日本酒はチーズとも合うと感じました。ゴチャッとした味つけのものより、シンプルな料理に合うのかなぁと。お肉系ならふくよかな日本酒がぴったりですね。アンチョビなど塩気の多いものを使うイタリアンは、日本酒との相性がいいです。お店に今すぐいろいろな銘柄の日本酒を並べるのは難しいけど、ちょっとずつ、ね。

中田:市場との兼ね合いもありますからね。

マダム:日本酒の種類や一緒にいただく料理に合わせた器選びにもこだわると、日本酒の楽しみ方がより一層広がっていくと思います。私は大きなワイングラスで日本酒を飲むのも好きです。スパークリング日本酒をしっかり冷やしてシャンパングラスでいただくのも美味しい。

中田:イタリアンやフレンチの店でお猪口を出すわけにもいかないですしね。食事やお店のムードに合う日本酒用の器を作ろうと今準備しています。日本酒に関連するアイテムを増やすことで、お店も一般の方も日本酒に入りやすくなると考えています。伝えれば変わる。一般のお客さんにも、シェフやソムリエにも情報を伝えること。その活動の一環として、CRAFT SAKE WEEKをはじめとした取り組みを今後も続けていきたいです。

CRAFT SAKE WEEK 開催概要

<六本木>
■イベント名 : CRAFT SAKE WEEK(クラフト サケ ウィーク)at ROPPONGI HILLS 
■開催期間 : 2017年4月7日(金)~4月16日(日) 12:00~21:00 (L.O. 20:30)
■会場 : 六本木ヒルズアリーナ (東京都港区六本木6丁目11−1)
■入場料 : CRAFT SAKEスターターセット 3,500円(税込) : 内訳:グラス+お酒・食事用250円コイン6枚分 : ※2回目以降の入場料は、イベントで配布したグラス持参で無料
■参加蔵数 : 各日10蔵ずつ 計100蔵参加 ※各蔵 3酒出展予定
■レストラン数 : 10店
「CRAFT SAKE WEEK」イベント公式サイト: http://craftsakeweek.com/

ライター紹介

池田園子
池田園子
フリーの編集者/記者。女性向けメディア「DRESS」編集長。著書に離婚経験後に上梓した『はたらく人の結婚しない生き方』など。プロレスが好きで「DRESSプロレス部」を作りました。
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