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【4月13日は喫茶店の日】純喫茶マニアの私がカフェより喫茶へ行く理由 〜おすすめの名店5選付き〜

今はカフェブーム全盛期。おしゃれでフォトジェニックなカフェが大好きな人がたくさんいると思います。でも、たまには粋な「純喫茶」の素晴らしさにも目を向けてみてはいかがでしょうか?

今日、4/13は喫茶店の日。明治21年(1888年)の4月13日に東京・上野に日本初の喫茶店「可否茶館」が開業したことに由来するそうです。

そこで、喫茶店の日に一度は訪れたい、知る人ぞ知る純喫茶を特集します。今回「純喫茶」についてお話を伺うのは、全国の純喫茶を巡るのが趣味だという伊藤亜莉さん。彼女が純喫茶にのめり込むようになった経緯や純喫茶の魅力、おすすめの純喫茶について教えてもらいました。

紹介いただく人

伊藤亜莉
伊藤亜莉
CINRA, Inc. ディレクター。1986年生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、WEB事業会社でUXディレクターとしてディレクションやユーザー調査などを経験。その後、CINRA Inc.のディレクターとして森ビルのビジネスメディア「HIP」やアートプロジェクト「TURN」などを担当。純喫茶好きが高じて、自身で純喫茶メディアを立ち上げるべく奮闘中。

純喫茶との出会い

制作会社でディレクターとして働いている伊藤さんは「意識高い系が席を占領するおしゃれなカフェが苦手」とのこと。

仕事の合間にそれらのカフェに入っても、ピシッと身なりを整えた人や仕事をしている人が多く、せっかくコーヒーを飲んでいてもリラックスできなかったそう。

そんな風に感じていた時に、駅近くの個人経営の喫茶店に勇気を出して入ってみると、地元の人が集まるアットホームな空間が自分の性に合っていると気づいたんだとか。

自由にくつろげる空間があり、他愛もない世間話をしたり、常連客のワケアリな人生談義を聞かせてもらううちに喫茶店のディープな魅力にどんどんハマっていき、今では出張や旅行など初めていく土地では必ず地元の純喫茶を開拓するようになったそうです。

そもそも「純喫茶」とは?

そもそも、伊藤さんが好きだという「純喫茶」とはどんなお店なのでしょうか? 「純喫茶があるなら、不純喫茶もあるのだろうか」と思った人は勘が鋭い。

歴史を遡ること明治時代。西洋文化の影響を受け、文化人のサロンとして日本に初めて「喫茶店」が登場します。それが大正期に入ると、喫茶店が大衆化し昼はコーヒー、夜にはお酒を出し女給にチップを払い接客を受ける今でいう「キャバクラ」ができ、それが「特殊喫茶店」と呼ばれるようになっていったそうです。

それに対して、お酒を取り扱わない珈琲やお茶だけを提供するお店を”純粋な喫茶店”という意味で「純喫茶」と呼ぶようになったんだとか。

その当時の名残のまま現代になっても「純喫茶」を名乗るお店は、一般的に営業年数が長いため、店主はどっしりとした雰囲気でマイペース。

過剰なサービスはなく、いい意味で「よく見せよう」と力を入れていないので、気軽にくつろげるのだそうです。 

伊藤亜莉さんおすすめ純喫茶5選

①Coffee House スカーレット(渋谷)

引用元

引用元

画像引用元:https://retty.me/area/PRE13/ARE8/SUB806/100000806263/790707/

伊藤亜莉さん:「ごはんもお茶も楽しめるお店です。赤が基調の店内は「ザ・純喫茶」と言うべきレトロな雰囲気。低めのテーブルが純喫茶らしく、昔ながらの風情があります。店員さんも適度な距離感で、苦手な食べ物を抜いてくれるなどちょっとした気遣いがうれしい!」

伊藤亜莉さん:「頼むべきメニューは「ナポリタン」のスペシャル。からあげとごはんがついて、男性でも大満足のボリューム! ナポリタンは昔ながらの甘く懐かしい味です。」

②ギャラン(上野)

伊藤亜莉さん:「『バブリー系喫茶』のギャラン。上野の老舗純喫茶で、高度経済成長期の日本を思わせる華やかな雰囲気です。上野動物園の帰りにパフェを食べたくなるようなアットホームな空間で、パンダのオブジェもあり、行くだけで元気をもらえます。」

引用元

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画像引用元:https://retty.me/area/PRE13/ARE9/SUB901/100000020545/23518854/

伊藤亜莉さん:「頼むべきメニューは『ケーキセット』。ビニール製の「だっこちゃんパンダ」がおまけとしてついてきます。ケーキにはアイスも添えられていて、甘味を贅沢に堪能できます。」

③ブラジル(元町中華街)

伊藤亜莉さん:「中華街の中にあり、異国感あふれる純喫茶。テーブル席が3つとこじんまりとしていて、不思議と落ち着く居心地の良さがあります。」

伊藤亜莉さん:「頼むべきこのメニューは看板メニューの『卵サンド』。フワフワの食パンにオムレツのように焼いた卵が挟まれています。やや半熟で、トロトロすぎず固すぎない絶妙なバランス。パンにマヨネーズをかけて食べるのもおすすめです!」

④愛養(築地市場)

伊藤亜莉さん:「明け方3時半~お昼12時半までと、築地市場に合わせて営業する純喫茶。後ろには市場のケースなどが積まれ、市場らしい賑わいが感じられます。」

伊藤亜莉さん:「頼むべきメニューは『トースト』。シンプルな食パンだからこそ、頬張るとホッと一息つける安心感があります。半分ジャム、半分バターでオーダーして、ミルクセーキと一緒に食べるのがおすすめ! お願いすれば、食パンの耳を落とすこともできます。」

⑤若生(浅草)

伊藤亜莉さん:「入り口には暖簾がかかっていて、一風変わった雰囲気の純喫茶。目の前に馬券売り場があり、レースがある日は競馬好きの人で賑わいます。夫婦で営んでいて、時折飼っているシャム猫が顔を出す生活感のあるお店です。」

伊藤亜莉さん:「頼むべきメニューはテレビでも話題になった『カレートースト』。煮詰まったカレーを分厚い真四角のバタートーストにたっぷりとかけ、そのままパクリ。かなりボリューミーですが、あまりのおいしさにペロリと平らげてしまいます。」

純喫茶を楽しむポイントは「会話」

純喫茶では「会話」を楽しんでほしい、と言う伊藤さん。

彼女が仕事で福島へ出張に行った時、ふらりと入った純喫茶でこんなシーンに出くわします。

店内には、バッチリメイクのおばあちゃん店主が1人。そして、カウンターに近所の主婦たちがズラリと並び、盛大な「主婦の愚痴大会」が開催されていたのです。

最初はどうなることかと思うほど不満爆発の主婦達でしたが、主婦たちの愚痴を店主がうんうんと頷きながら聞き、最後の最後にやさしい言葉をかけていました。

たとえば、旦那さんの愚痴を聞いたら「帰ったら旦那さんの顔を見て、出会った頃を思い出してね」と声をかけ、お姑さんの愚痴を聞いたら「見てくれる人がいないと、緊張感がなくなってダメよね」とフォローを入れる。そうすると、愚痴を言っていた人も「そうかもね」と答え、自然と笑顔になったそうです。

そして、その主婦たちは夕方になると「家に帰ったら主婦の時間が始まるわね」と言ってそれぞれの家へと帰っていく。そう、この純喫茶では「主婦」ではなく、「一人の女性」としての時間を楽しんでいるのです。

このように、純喫茶ではゆるやかにつながっているコミュニティがあり、それが居心地の良さの理由となっているようです。純喫茶では人の話を聞いたり、自分も話に加わったりして「会話」を楽しむことを大切にしましょう

最後に伊藤さんから純喫茶巡りのアドバイスをいただきました。

伊藤亜莉さん:「純喫茶は流行りに左右されることなく、個性を大切にしています。純喫茶にいる人やインテリアを観察してみると、意外な発見があるでしょう。

純喫茶で感じる『おいしさ』の構成要素は、味だけはありません。たとえば、雰囲気や懐かしさなど、舌で感じるだけではないおいしさや楽しさを見つけられますよ。入りにくいお店もあるかもしれませんが、『見つけたらとりあえず入る』くらいのチャレンジ精神を持って純喫茶を楽しみましょう! そこに新しい出会いや発見がきっとあるはずです。」

ライター紹介

萩原かおり
萩原かおり
人一倍食欲と睡眠欲が強いライター、編集、心理カウンセラー。心理と美容を専門に、幅広く執筆中。婚活パーティーのインタビューは200人を超え、好きなタイプ・理想のデート・デートのNG行動・胸キュンシチュエーションが脳内にインプットされている。美容オタクで、エステとジムに足しげく通う。たくさん食べても太らない知識を探求中。
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