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「鮨屋」がガチで作るフィッシュバーガー。バーガーマニアが史上最高!と評した逸品とは…

鮨屋が作るフィッシュバーガー専門店

昨年、東京・中目黒にオープンしたフィッシュバーガー専門店「deli fu cious(デリファシャス)」は、ミシュラン2つ星の銀座の鮨屋「銀座 青空(ハルタカ)」で修業した工藤慎也氏がプロデュースしたフィッシュバーガー専門店。 

このハンバーガー界の新星とも言うべきこちらのお店に500種類以上のハンバーガーを食べてきたRetty・TOP USERハンバーガー担当のShingo Inoueさんと訪れました。

ハンバーガーのパティといえば"肉"というイメージがあるなか、オリジナリティあふれるフィッシュバーガーに彼が抱く感想はいかに…。

TOP USER紹介

Shingo Inoue
Shingo Inoue
2005年からハンバーガー専門のサイトを運営。 年間100~200種類のハンバーガーを食べ続け、2007年に日本初のハンバーガーガイドブックを出版。 ブログや雑誌、テレビなどでハンバーガーの魅力を発信し続けている。 2010年から東日本ハンバーガー協会会長に就任

鮨職人の技が光る、3つのバーガーにかぶりつく!

毎朝市場で仕入れる新鮮な魚で作るフィッシュバーガーは、その日の仕入れ状況によってメニューが変わります。

お鮨屋さんで「今日は何かいいネタ入ってますか?」と聞くように、このお店では「今日はどんなハンバーガーがあるんだろう?」と毎回お店に行くのが楽しくなるようなライブ感があるお店です。

メニューはハンバーガーだけでなく、出汁巻き卵サンドや煮穴子の天ぷらドックなど多彩なメニューがある同店。店内は銭湯を思わせるようなタイル張りの内装に、松の盆栽が置かれるなど「和」の雰囲気。

料理は作り置きをせず、オーダーを受けてから調理するので、いつでもできたてのハンバーガーをいただけます。

さっそく、お店のメニューから3品をShingo Inoueさんに食べていただきました!

▲Retty・TOP USERハンバーガー担当のShingo Inoueさん

▲Retty・TOP USERハンバーガー担当のShingo Inoueさん

さわらの塩締めフィッシュバーガー

この時期が旬の鰆(さわら)を塩締めにした「さわらの塩締めフィッシュバーガー(850円)」をオーダー。レギュラーメニューの昆布締めフィッシュバーガーが、この季節限定で塩締めとなって提供されているそうです。「魚の塩締め」という鮨職人の技法が活かされた一品です。

「めっちゃうまい! フィッシュフライに出汁の香りがしっかりのっていて、完全に『和』ですよ! 味、食感、見た目のバランスがとてもいいですね。さわらもボリューム感たっぷりで、魚を出し惜しみしていないというのが伝わってきます。柔らかいバンズが全体をうまくまとめています」(Shingo Inoueさん)

「鰹の一番出汁を毎朝取っていて、それをソースに混ぜ込んでいるそうです。それが効いているんですね! これまで食べたフィッシュバーガーの中で圧倒的においしいです」
※「塩締めのフィッシュバーガー」は期間限定商品。レギュラーメニューは「昆布締めのフィッシュバーガー」になります。

西京焼きの最強バーガー

「西京焼きの最強バーガー(930円)」ネーミングはダジャレですが、味は本格派。西京味噌も店舗で作り、魚も味噌につけて2~3日寝かせるという手間暇かけた一品。

きんぴらゴボウの上にプチトマト、粗く刻んだ淡路島のタマネギをトッピング。そこに2種類のチーズソースをかけます。

Shingo Inoueさんに豪快にかぶりついていただきました。

「魚が肉厚。西京焼き、チーズ、マスタードの組み合わせにセンスを感じます。きんぴらゴボウもおいしいのですが、何と言っても食感のアクセントがいいですね」

「何味かと聞かれると悩むくらい複雑な味が重なり合った一品。ひとつの味が強いというよりはバランスの良さを感じます。野菜もたっぷり入っていて、栄養価も高そうです」

煮穴子の天ぷらドッグ

天ぷらにした煮穴子に、穴子を煮詰める時に使う甘辛のソースをかける「活け〆煮穴子の天ぷらドック(850円)」。桂剥きにしたキュウリをトッピングし、ゆずの皮を上からちらし、完成です。

「天ぷらがサクッとすると思って食べたんですよ。ところが、衣の歯応えの『サクサク感』を通り越して、煮穴子の『ふわふわ感』に驚かされるんです。ふわっふわの煮穴子の美味しさは抜群ですよ。ゆずの香りが効いていて、天ぷらと甘辛のタレでこってりかと思いきや全体としてさっぱりしています」

研究されたフィッシュバーガーは絶品!

これらのメニューがすべて1,000円を切っているコストパフォーマンスの良さにもビックリしていたShingo Inoueさん。

「ほかのお店のフィッシュバーガーは、肉を使ったハンバーガーの脇役として出しているという印象があります。でも、このお店はフィッシュバーガーが主役。バンズや他の材料も吟味して魚に合わせて作っているというこだわりには驚かされました」

「このお店のフィッシュバーガーは『和と洋の融合』というより、明らかに『和』に寄っています。出汁が香るハンバーガーは斬新でしたが、とても美味しいです。このお店は徹底的にフィッシュハンバーガーを研究していると思いますよ。ハンバーガー好きで新しい発見をしたい方、このお店はかなりオススメですよ!」

ライター紹介

奥野大児
奥野大児
ブロガー・フリーライター。250人ほどが集まる日本最大級のブロガーイベント「ブロガーズフェスティバル」の実行委員長。ライティングはIoTやクラウドサービスの関連記事から食レポ・階段まで様々。趣味は愛好歴35年にもなる将棋でアマ三段。特技は初めていった居酒屋さんで常連のような扱いを受けること。
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