『◯◯なのに☓☓』そんなギャップに惹かれてしまうこと、ありませんか?
スリムな体型をしているのに、たくさんの料理を美味しそうに食べる人を見て、思わずグッときたり……ギャップに惹かれてしまうエピソードは、人だけに限った事ではなく、飲食店でもあると思います。
本日は渋谷にある「フラヌール」さんにお邪魔してきました。その外観からは想像もできないギャップによる感動体験をご紹介いたします。
タバコ屋なのに本格的なカレーが食べられる?
外観はタバコ屋さんでありながら、本格的なステーキカレーが食べられるお店が、渋谷に存在するという噂を入手したので、早速足を運んでみました。
本日お邪魔したフラヌールさんは、渋谷駅から徒歩で約5分ほど。
道玄坂エリアにあるこちらのお店、外観はどう見てもタバコ屋さんです。
タバコ屋の隣にある、ステーキカレーと書かれたのぼりに若干の違和感を感じる人も多いでしょう。そう、このタバコ屋に併設されたお店で、美味しいステーキカレーを食べることができるのです。
店内には4人掛けのテーブルがひとつと、カウンター席が4席の全部で8席。お店に入ると、カウンターの横に座っていた、女将さんである柳原さんが笑顔でテキパキと席へ通してくれました。
営業時間は11:30~21:00。14:00までのランチタイムではリーズナブルな価格で食べられるのが魅力。
ちなみに今回の狙いである、ステーキカレーはディナータイムだと1,400円ですが、ランチタイムでは1,150円となりお得なのです。
ステーキカレーを食べてみた
それでは早速、名物のステーキカレーをいただきたいと思います。
はい、こちらが一番人気のステーキカレーです。
キラリと光るお肉が美しいステーキがカレーの上に!!
肉は120gとボリューム満点。
まずはお肉だけで、いただきます。
レア気味に焼き上げられたステーキは、香ばしい香りと柔らかい食感で、とっても美味しい!
このお肉だけで十分に満足してしまいそうな気になるのですが、カレーも侮れない味なのです。
見たところなんの変哲もないカレーですが、一口食べるとフレッシュなトマトの味わいが口いっぱいに広がるのです。
トマトの酸味と甘みの後にしっかりとした辛さが付いてくる。とても本格的で、ステーキとの相性も抜群。こんなカレーがタバコ屋さんで食べられるとは…!
渋谷に住んで65年、女将さんに話を聞いてみた
フラヌールの女将さんである柳原さんに、「なぜタバコ屋に併設してカレー屋さんをやり始めたのか?」聞いてみました。
元々こちらのお店はタバコ屋と併設して、おつまみや乾き物などの販売、卸しを行っていたんだとか。その後、現在のカレー屋という業態に変わったのは平成2年からだそうです。
フラヌールのシェフは元々、東京で70年以上の歴史を誇る第一ホテルで修行をしていた方で、その方が近くに引っ越してきたタイミングで、こちらのお店を始めたとのこと。
「何か大変なことはありますか?」と聞いてみたのですが、「今まで大変なことは特になかった。根強いファンの方や、テイクアウトを利用してくれるたくさんのお客さんのおかげで成り立っている」と語っていました。
渋谷という立地で25年以上続いているフラヌールさんの魅力は、美味しいカレーはもちろんのこと、渋谷に65年住んでいるという柳原さんの丁寧かつフレンドリーな接客にもありました。
気になった方はぜひ足を運んでみてくださいね。
- フラヌール
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東京都 渋谷区 道玄坂
カレー
ライター紹介
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有馬崇史
- 東京在住のフリーランス、ブロガー・ライター。日々ブログやメディアで文章を書いたり、遊んだりしています。 キャンプインフェスと赤提灯居酒屋と卵の黄身を崩すことが大好きで、運営しているブログガジェとろではグルメ、ガジェット、フェスなどの情報を配信中。