だんだん気温も上がり、ビールやハイボールなど冷たいお酒がおいしい季節になりましたね。キンキンに冷えたお酒はのどごしがよく、ついつい進んでしまうもの。
そんな風に飲みすぎた翌日は、むくみがち…。特に女性は多いかもしれませんね。
そんなむくんでしまってた時、食べ物で解決する方法はあるのか、私、管理栄養士の尾花友理がお答えします。
【Q】
お酒が大好きで、飲みに行く機会も多い私。楽しく盛り上がっていい気分で眠りにつき、翌朝鏡を見てびっくり! 顔がぱんぱんにむくんでいて...後悔。そんな時におすすめの食べ物やメニューってありますか?(30代・女性)
【A】
飲酒の翌日のむくみの原因は、お酒による水分の摂り過ぎももちろんですが、それ以上におつまみに含まれる塩分。お酒に合うおつまみは、どうしても塩辛いものが多いものですよね。
人の体は血液の塩分濃度を常に一定に保つように働きます。塩分を摂り過ぎると、血中の塩分濃度を薄めるため、細胞内の水分を血液に取り込みます。血管内に溜め込みすぎた水分は、うまく排泄ができず、むくみにつながります。しょっぱい物を食べすぎると、あとで喉が渇くのは、細胞の水分が奪われるから。
でも大丈夫! むくみに効く「カリウム」をしっかりとってリセットしましょう。
カリウムは腎臓における水分の排出を促してくれるもの。カリウムは豆類、野菜や果物などに多く含まれます。そこで、常備しやすい食材で手軽にカリウムをとれるレシピを紹介します。それが「アボカド納豆」。
アボカドも納豆もカリウムの多い食材。そのまま食べてももちろん、ごはんにのせても、パスタを和えても。わさびとごま油でアクセントをつけることで、塩分は控えめでも満足できます。
むくみをリセット! 簡単すぎる「アボカド納豆」
■材料(一人分)
納豆 1パック(40g)
アボカド 小 1/2個(50g)
○納豆のタレ 1/2袋
○いりごま 小さじ1
○わさび 小さじ¼
○ごま油 小さじ1
青ねぎ 少々
大葉 2枚
■作り方
1.アボカドは1cm角に切る。青ねぎは小口切りにする。
2.納豆に○を入れよく混ぜ、アボカドをさっと混ぜる。
3.皿に大葉をのせ、2を盛り、青ねぎをのせる。
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【レシピ・監修】尾花友理:管理栄養士、フードコーディネーター
給食委託会社において産業給食、保育園給食などの献立作成及び給食管理、栄養相談など経験したのち、料理研究家のアシスタントとしてレシピ開発、料理講師、テレビや書籍の撮影アシスタントなどとして活動。その後、レシピサイト運営会社において管理栄養士として調理や食の安全に関す業務などに従事後、独立。