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【棋士とメシ】名人ほど食事がユニーク?将棋関係者が愛する聖地・千駄ヶ谷の名店たち

14歳のプロ・藤井四段がデビュー以来、29連勝するなど世間の注目を浴びる将棋界。インターネット中継では、棋士が昼ごはん・夜ご飯に何を頼むかは視聴者のクイズになるほどの人気コンテンツになっていることをご存知でしょうか? 

将棋界では2016年12月14日から対局中の外出を禁止しており(スマートフォンなどによるカンニング防止の一環)、昼食や夜食に出前を取る棋士が増えたこともあり、将棋と食の関係は今、大注目なのです!

そこで、棋士の聖地「東京将棋会館」のある千駄ヶ谷でよく出前の取られる有名店をリストアップしました。

鉄道ファンは細分化されていて、乗車するのが好きな人は「乗り鉄」、写真撮影が好きな人は「撮り鉄」ということがありますが、将棋ファンも最近は、指すのが好きな「指す将」、テレビやインターネットで観戦するのが好きな「観る将」などと区分けされています。
そのうち「食べ将」なるジャンルが出てくるのではないでしょうか。

代表的な「将棋メシ」

将棋の話題によく出てくるお店と、棋士の注文などで名物になったメニューをご紹介します!

みろく庵

画像引用元:https://retty.me/area/PRE13/ARE1/SUB109/100000041246/22499338/

将棋めしの定番店です。昼はそば屋、夜は居酒屋として営業しています。
藤井四段が新記録の29連勝目で食べた「豚キムチうどん」が話題になりましたね。
将棋ファンの定番としては、肉豆腐定食にお餅をトッピングするというものがあります。きっと頭脳労働で糖質が不足するのでしょう。

うなぎ ふじもと

画像引用元:https://retty.me/area/PRE13/ARE1/SUB102/100000113252/888984/

先日引退を発表した「ひふみん」こと加藤一二三九段のうなぎ好きは有名。このふじもとで、昼はうな重の竹を、夜は松を食べるのが「定跡」だったそう。彼が約40年もの間、愛用しているお店です。
また、かつて日本将棋連盟の会長だった故・米長邦雄さんも愛したと言われています。

そば ほそ島や

画像引用元:https://retty.me/area/PRE13/ARE1/SUB109/100000038697/4401667/

蕎麦とカレーのセットが人気という蕎麦屋「ほそ島や」。
このお店では、羽生世代のトッププレイヤーの一人・丸山九段がタイトル戦の挑戦者決定戦の夕食で、冷やし中華のチャーシュー3枚増し(計5枚)を2杯頼んだことが伝説になっています。

夜ご飯で冷し中華2杯、食べ過ぎだと思う人も多いかもしれません。しかし、この将棋は持ち時間(棋士が考えることを許される時間)が一人あたり5時間もあり、戦いが深夜に及んだ激闘だったため、むしろ自然なことだったのです。

千寿司

実は、将棋界にはこの店の特上にぎりをサビ抜きで食べる棋士が多いと言われています。勝負の世界なので、強い棋士の真似をしたのかもしれませんし、何かのげんかつぎなのかもしれませんが、その真偽は不明です。
山口恵梨子女流が棋士との昼食の様子をツイートするなどし、ファンの注目を集めました。

紫金飯店 原宿店

ボリュームたっぷりで創業50年を誇るこちらのお店。藤井四段の29連勝目の食事として話題になったお店です。
夕食に藤井四段はこちらで五目チャーハンを注文し、品切れだということでワンタン麺を頼みました。

将棋ブームで繁盛する老舗店

千駄ヶ谷には、長い間経営しているお店が多く、そもそものファンもいるのですが、昨今の将棋ブームで「棋士と同じメニューを頼みたい」と訪れるファンも増えてきています。

また、棋士の頼むメニューはトッピングや量が個性的でもあり、思わず真似したくなってしまうのが特徴です。

今は行列も出来ている店舗もあるため、ゆっくり味わいたいのであればもう少しブームが落ち着いてから訪れるのも好手かもしれませんね。

「指す将」「観る将」ではなく、「食べ将」として全店制覇を目指してみては!

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