「がっつり系」のラーメンといえばラーメン二郎や二郎インスパイア系を思い出す方も多いでしょう。ボリューム感たっぷりのチャーシューやたっぷり入ったニンニクは、エネルギーを充填させるような感覚すらあります。
さて、みなさんは2017年6月にちょっと変わった出自の二郎インスパイア系ラーメン店が東京・蒲田に登場したことをご存知でしょうか?
それが「ラーメン宮郎」です。同じ蒲田の超人気つけ麺店「煮干しつけ麺 宮元」のセカンドブランドとして登場したこのお店に、ラーメンを1600杯以上食べているTOP USER・ラーメン担当の髙橋洋一さんと食べに行ってきました。
いま注目のガッツリ系の新店の満足度はどのようなものでしょうか。
TOP USER紹介
-
髙橋洋一
- これまで1600杯のラーメンを食べ歩いたRetty「トップユーザー」。Retty内に12,000人以上のフォロワー数を誇り、ラーメン愛に溢れた的確なおすすめコメントが人気。注目の新店をいち早くキャッチするレーダーの持ち主。
つけ麺の名店が突如はじめた二郎インスパイア店
比較的間口の狭い店舗です。2席のテーブル席が2つと、あとはカウンターが数席あります。
店内では注文を受け、ラーメンを提供するオーナーの元気な声が響き渡っていました。
「煮干しつけ麺 宮元のオーナー・宮元さんがいらっしゃるのが感激ですよ」(高橋洋一さん)
開口一番、高橋さんはこう語りました。そう、蒲田で超人気の「煮干し系つけ麺 宮元」のオーナーが始めたのが「ラーメン宮郎」なのです。
圧倒される極厚チャーシュー!
さて、注文したのは「ラーメン 並盛」(800円)に豚マシ(200円)。
ニンニク・アブラ・野菜のコール(二郎系ラーメン店でのトッピング増減量指定)はチケットを渡す時に行います。「増し増し」は出来ないようです。
注文してから程なくしてラーメンが到着。
高橋さんは分厚く切られた3枚のチャーシューを前に喜びの声を上げます。
「チャーシュー、ビックリしました!なんと言っても厚みがすごいですよね。見ただけで美味しそうなのが伝わってきますし、かぶりつきたい!って思わせますね」
チャーシューは箸で持つのも一苦労なほどのボリュームでした。中は柔らかく、でも崩れないほどにしっかりとした肉です。噛むと脂がじゅわっと染み出してきます。
このチャーシューには高橋さんも大満足です。
「ごわもち」食感の麺に舌鼓
麺をツルツルと食べる高橋さん。
「この麺の食感を表現するなら『ごわもち』です!豪快でごわっとしているんですけれど、食感がモチモチしていて食べ応えがあります。印象としてはもっと堅い麺かと思っていましたが、思ったより柔らかかったです」
茹でる前の麺量が250グラムと決して少なくない並サイズですが、どんどん高橋さんの胃袋に納まっていきます。野菜と麺のバランスが良くて食べやすいのだとか。
「他の二郎系ですと野菜ってもやしが多いんですよ。でもここはキャベツが多いですね。アクセントがあっていいですね」
麺の上にちょこんと乗っていた脂にもびっくり。オーナー曰く、部位は明かせないものの肉と脂を特別に炙るなどの調理をしているそうです。
「この脂が香ばしくてお肉っぽさもあるんです。そこに脂がしっかり入っていてとても美味しいですよ!」
絶賛の高橋さん、着丼の前は「全部食べられますかね?」と若干不安な様子を見せていましたが、気づけばあっという間にペロリと平らげてしまっていました。
コメントに困らなくて良かった
「こうした取材は初めてだったので、もし美味しくなかったらどうしようかと少し不安だったんです」
麺を食べ終えて高橋さんはこう語っていましたが、それも杞憂に終わりました。
味はもちろんのこと、清潔感のある店内や厚切りのチャーシューについてオーナーの宮元氏は「女性や学生さんにも気軽に来てもらいたいんです。
正直、チャーシューは採算度外視ですけれど、お客さんが喜んで召し上がっていただける姿を見るのが一番嬉しいですからね!」と語ります。
味もボリュームも大満足できる蒲田の二郎インスパイア系ラーメンの新星は、累計1,600杯食べたラーメンマニアも大満足の一品でした。
- ラーメン宮郎
-
東京都 大田区 西蒲田
二郎系ラーメン
- 煮干しつけ麺 宮元
-
東京都 大田区 西蒲田
つけ麺