• Top
  • トレンド
  • 恵比寿で話題の美しいカレー!「GOOD LUCK CURRY」にはフレンチの技術とセンスが隠れてた

恵比寿で話題の美しいカレー!「GOOD LUCK CURRY」にはフレンチの技術とセンスが隠れてた

オープンからおよそ2ヶ月でいきなり話題となっている、恵比寿のカレー店「GOOD LUCK CURRY」通称”グラカリ”。その人気の秘密は、味はさることながら、見た目が美しくインスタグラムでも映えること! 

実はこのお店は、大人気のフランス料理店「Ata」のオーナーシェフ掛川哲司さんが、オープンしたカレー専門店。フレンチからカレーなのはなぜ? そのこだわりとは? 早速お話を伺いに訪れました。

恵比寿駅から渋谷方面に歩いておよそ7分、ビルの2階にそのお店がありました。おしゃれな看板を見ただけで、期待度は高まります!

こちらが店長の菅原悠さん。菅原さんは、代官山「Ata」で掛川さんと共に働いているフレンチのシェフでもあります。カレーの専門店をオープンするにあたり、カレーを独学で勉強してメニューの開発も手がけています。

10席ほどの小さな店内は、菅原さんのセンスが詰まったおしゃれな空間。カウンターにはカレーに使用するスパイスがずらりと並んでいます。

壁や棚は、なんと菅原さんがDIYで作ったものなのだそう。手間と愛情がいっぱい詰まった店内。

さて本題のカレーのメニューは、レギュラーメニューのエビカレー(800円)、日替わりカレー(800円)、カレーダブル(900円)、カレーパン(380円)。その他トッピングとドリンクがあります。

この日の日替わりカレーはタコキーマカレー。

エビカレーもタコキーマカレーもどちらも食べてみたいと欲張って、カレーダブルを注文しました。

カレーなのにコトコト煮込まない!? グラカリのこだわりとは?

カレーの出来上がりを待つ間にオーナーの掛川さんに、カレー専門店を始めた経緯や、グラカリのカレーの秘密などを聞いてみました。

掛川さんはカレーパンが好きで、自らカレーパンを作ってみたところ、とても美味しいカレーパンができたのだそう。こんなに美味しいカレーパンが作れるなら、カレー屋をやろうかと思ったのがきっかけだったのだそう。

フレンチの名シェフとはいえ、カレーとフレンチって全く違うジャンルなので、美味しいカレーを作るまでは大変だったのでは?と尋ねてみました。

すると、例えばエビとコリアンダー、ポークとブラックペッパーというように、食材とスパイスの相性の良い組み合わせはフレンチでも使われていたりする点や、食材が一番美味しく味わうための絶妙な火の入れ方など、端々にフレンチで培った技術が活かされているとの答えが。

また、カレーといえばコトコト煮込むものというイメージがありますが、煮込みすぎるとスパイスが混ざり合って味がぼけてしまったり、肉や魚介も味が抜けてしまったり、かたくなりすぎたりしてしまうため、グラカリではその食材ごとにベストな火の入れ具合にこだわっているのが特徴なんだそう。

さて、スパイスのいい香りがしてきて、いよいよ「グラカリ」が出来上がりました。

カレーダブル(900円)

カレーダブル(900円)

サフランライスにカレーが2種、付け合わせはサラダとマッシュポテト、紫キャベツのアチャール(ピクルス)、ココナッツとパイナップルのサンボル(スリランカのふりかけのようなもの)が盛り付けられています。

一目見た瞬間、その鮮やかな「色」に目を奪われました。

ターコイズブルーのカレー皿にカレーの鮮やかなオレンジ、サフランライスの黄色と紫やグリーンの付け合わせととてもカラフル! グラカリはインスタジェニックと言われている理由は、この色使いにあるんですね。

そんな話を掛川さんに問いかけると「キレイなものを作ろうとしたわけではなく、美味しいものを追求していったら結果的にキレイだった。美味しいものは美しいんですよ」と一言。

なんだかその言葉ものすごく胸に刺さり、グッときました!!

 さて、カレーへの期待がMAXまで高まったところで、実食です。

まずは定番のエビカレーから。

トマトの酸味でさっぱりとしつつ、濃厚な旨味が感じられます。その秘密は、タイの骨やエビの殻を使って取ったスープ。具材になるエビは、エビ自体の食感や旨味をしっかりと感じます。潰さずにそのままホールで入っているカルダモンを噛むと、スパイスの香りが口いっぱいに広がります。

そしてもう1種類のタコキーマカレー。

はじめは甘みを感じ、そのあとスパイスのピリッとした辛さが追いかけてきます。タコの食感がしっかりしていて噛めば噛むほど美味しい! かために炊き上がったサフランライスとの相性も抜群です。付け合わせのマッシュポテトやアチャール、サンボルも、きちんと丁寧に手が加えられたことがわかるやさしい美味しさ。

付け合わせで箸休めをしながらカレーを食べればこれは無限に食べられそうな予感!とあっという間に一皿完食しました。

見つけたら、味わう価値あり!限定カレーパン

カレーを食べ終わって大満足なはずなのに、さっきからどうしても気になっていることが。そう、この店をはじめるきっかけになったカレーパンです。14時からはカレーパンを限定で販売しているというのです。カレー屋を始めるくらい美味しいカレーパン、食べないわけにはいきません。

カレーパン(380円)

カレーパン(380円)

カレーパンといえば、どっしり重たいイメージがあったのですが、グラカリのカレーパンは軽い!パン生地が薄く、カレーは硬すぎないサラサラとしたカレー。パン粉が細かく、油っぽくない印象のカレーパンです。

そして面白いのが、揚げたカレーパンの表面に、きび砂糖とスパイスがかかっている点。パン生地に挟まれているとスパイスの香りを感じにくくなるため、表面にもスパイスをふりかけたのだそう。きび砂糖は意外な気もしましたが、まるで揚げパンを食べているような、でもスパイシーさもあり、それがまたいいアクセントに!

カレーを食べた後なのに、パクパクいける! 作り置きができず、注文が入ってからカレーを包み、パン粉をつけて揚げるため数に限りがあります。そんな限定のカレーパン、絶対食べる価値あり!の美味しさです。
※価格は全て消費税込み ※8月13日から21日までは夏季休暇のため、お休みです。

最新の人気グルメ情報が届く!

イイねするだけ!
最新の人気グルメ情報が届く!

Facebook

「いいね!」するだけ!
最新の人気グルメ情報をお届けします。