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"3カウントつけ麺"に胃袋ノックダウン!現役プロレスラー・モハメドヨネ考案の「戦う男メシ」に挑戦

ライター紹介

池田園子
池田園子
フリーの編集者/記者。女性向けメディア「DRESS」編集長。著書に離婚経験後に上梓した『はたらく人の結婚しない生き方』など。プロレスが好きで「DRESSプロレス部」を作りました。

戦う男は眩しい。どんなにボコボコに殴られ、蹴られ、投げられようと、決して諦めることなく、対戦相手に立ち向かう男たち。

彼らの姿を見て、声援を送り、ときに涙し、笑顔になる。戦う男のなかでも、特に元気の源をもらっているのがプロレスラーの皆様。

応援する、愛する対象があるってサイコー!

どうも、プロレス大好き人間兼ライターの池田園子です。

▲ジムでのトレーニングの様子

▲ジムでのトレーニングの様子

そんなプ女子(プロレス女子のことです)な筆者が、グルメ×プロレスで「戦う男メシ」を紹介する連載をさせていただくことになりました。本連載では、現役プロレスラーや元プロレスラーが経営する飲食店を訪問し、「プロレスラーらしいがっつりメシ」をご紹介します。オーナーであるプロレスラーへのミニ・インタビュー付きです。

さっそく、第1回目のお店を紹介させていただきます!

きめ細やかな脂にうっとりする「幻霜Tボーンステーキ」

今回訪れたのは、プロレスリング・ノアに所属する現役レスラー、モハメド ヨネさんの店「うまい肉と麺の店 ヨネ家」(以下、ヨネ家)。東急池上線「池上駅」から徒歩5分ほどのところにある、肉と麺(ラーメン)をウリにした店です。

▲アフロヘアがチャームポイントのモハメド ヨネさん

▲アフロヘアがチャームポイントのモハメド ヨネさん

昨年ノアの試合を観戦していたとき、ミラーボールのギラギラした照明に照らされながら登場したヨネさんは、超ボリューミーなアフロヘアでした。いったいどんなレスラーなのかと気になり、後で調べてみたところ、飲食店を経営していると知り、いつか来てみようと思っていたのでした。

この日、最初にいただくのは、ヨネ家の看板メニューのひとつでもある、「幻霜Tボーンステーキ」(2780円+税)。2011年のオープン当初から提供しているメニューで、ヨネさんがベタ惚れした柏幻霜ポーク(広島発祥、千葉・柏育ちの豚肉)の肋部分の肉を使っています。

「プロレスラーは全国を巡業していて、各地の美味しいものをいただく機会があります。広島で幻霜ポークを初めて食べたときに、『これホントに豚肉?』と衝撃を受けたんです。A5ランクの霜降り肉のような、とても美しいサシが入った豚肉には、今まで出会ったことがなかったので」(ヨネさん)

当時、東京で幻霜ポークを用いた料理を提供する店はなく、それなら自分の店で出してしまおうと思い立ち、交渉を始めたのだそう。コレステロール低下作用のあるオレイン酸とn-3系脂肪酸のリノレン酸を多く含む幻霜ポークは健康にも◎。

400gはあるというボリューム感はさすが! 骨を持ってワイルドに丸かぶりする方もいるそうですが、今回はカットしてもらいました。

にんにく醤油と塩ダレ、藻塩でいただくと、香り立つような脂としっとりジューシーな食感がたまりません。

脂身部分が口の中でとろけていくんです。でも、変に脂っぽくないというか、いい脂を食べている感覚……。「幻の霜」とは秀逸なネーミング。このTボーンステーキ目当てでヨネ家にやってくるお客さんがいるのも納得の逸品です。

"3"にこだわった名物「スリーカウントつけ麺」

2品目にいただくのは、ヨネさんがデビュー20周年を迎えた、2015年8月から提供している「スリーカウントつけ麺」(1200円+税)。

ラーメン界で知らぬ者はいないと言っても過言ではない、「せたが屋」の前島司さん、「つけめん玉(ぎょく)」の玉川正視さんに協力してもらい、プロレスのスリーカウントにちなんで「3人」で作り上げた記念メニューです。

「プロレスの世界でスリーカウントは“試合の終わり”を意味します。『もうこれ以上食えねえ……!』くらいの満足感を出すのにはこだわりました。麺は茹でると300g以上、肉だけで300g、背脂を混ぜてボリューミーにし、3等分にした麺の奥には小さな丼ぶり(チャーシューごはん)を置いています。〆の一品として食べるのはキツいかもしれません(笑)」(ヨネさん)

スリーカウントつけ麺を目の前にすると、なんともレスラーらしい豪快さに圧倒されます。なにしろ、ちょこ盛りのごはんの上に乗ったチャーシュー、つけ汁の中にこれでもかというくらいたっぷり入った柏幻霜ポーク、背脂がキラキラと輝く麺……このボリューム感は見るだけでも、空腹時にとてつもない幸福をもたらしてくれるようです。

いざ実食! たっぷりの玉ねぎと豚肉と麺を絡めながらいただくと、質のいい脂が体の中にするすると浸透していく感じがあります。醤油ベースのあっさりながらもコクのあるつけ汁は、浸かっている豚肉をれんげですくい取りながら飲むと、全部飲み干したくなる美味しさ。全体的にはあっさりながらも、ほど良いこってり感が素晴らしい。

チャーシューを食べた後のごはんにつけ汁をかけて、雑炊風にしても美味しくいただけます。とにかく肉と麺がうまい。「うまい肉と麺の店 ヨネ家」まさに店名の通りでした。

プロレスの話をすこし

今年でプロレスラーになって22年。高校時代にプロレスを見て、プロレスラーに憧れたものの、当時のヨネさんは身長185cm、体重60kgとスリムでした。

「顔が良ければモデルの世界に行ったんですけど(笑)」と笑うヨネさんは、周りが就職活動をしているときに、勉強も部活もさほどがんばらず、バイトに明け暮れた3年間を過ごしてしまった自分を変えたい、と考えます。

そこで思いついたのが、「一番無理そうなところ、ハードなところに自分の身を置いてみる=プロレスラーになること」でした。ときは90年代前半。ネットもなく、プロレス団体へ直接電話したり、履歴書を何度も送ったり、自己流でトレーニングしたり、たくさん食べて体重を増やしたり……とプロレスラーに近づく努力を始めたのでした。

「2〜3回履歴書を送っても返事がなく、学校帰りに直接道場(後にヨネさんの師匠となる、藤原喜明さん率いる藤原組)へ行くと、めちゃくちゃデカい丸坊主の人が出てきて、『おまえ、何キロだ?』と聞いてくるんです。怖いなと思いながら、バカ正直に『70kgです!』と伝えると、『ちっちぇーな。80kgくらいにならなきゃ話にならねーから、また来いや!』と追い返されて。

80kgを超えた頃に再び道場へ行きました。その日は道場で一般の方向けの関節技セミナーを開催していて、藤原さんが確実にいらっしゃると聞いていたので、セミナー後の時間を狙って訪ねました。そのときは藤原さんの機嫌が良くて、『じゃあ明日から来い!』と言われ、今まであたりがキツかったのは、なんだったんだと思いつつも(笑)、入門できると決まって嬉しかったですね」(ヨネさん)

誰でも、どんな世界に生きていても同じですが、20年以上、プロレスの世界で生きているヨネさんにも、いろいろなことがありました。さまざまな人と出会い、多くの喜怒哀楽と向き合うなかで、ヨネさんが大事にしているのは、「悔しさや悲しみ、嫉妬心……なんらかのモヤモヤを抱えたときは、“本を読んでいる”と思えばいいんだよ」というアドバイス。

「お世話になっている方からいただいた言葉で、ずっと心に残っています。『本の中の主人公に嫉妬しないでしょ?』と言われて、はっとしました。プロレスラーは自分が一番になりたいと思う気持ちが強いし、むしろそう思わないと強くなれない職業だと思います。だから、嫉妬を感じることもある。でも、一歩立ち止まって、その言葉を思い出すと冷静になれるし、もっと強くなろう、と気持ちを切り替えて、前進していけるんです」(ヨネさん)

プロレスファンとして、ヨネさんにいろいろな質問をしました。ここに書ききれなかった話もまだまだあります。昼夜営業しているヨネ家では、夜の部でヨネさんと会うことができます。

プロレスラーらしいがっつりメニューを味わいたい、プロレスラーの店主に会ってみたい……そんな方はヨネ家へGO、ですよね。

ヨネ家オーナー、モハメド ヨネ選手の試合情報

【試合】「GREAT VOYAGE 2017 in YOKOHAMA vol.2」
【日時】2017年10月1日(日)試合開始:16:00
【会場】横浜文化体育館(神奈川県横浜市中区不老町2-7)
【URL】http://www.noah.co.jp/tour_detail.php?tour_id=1791

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