【10月2日は豆腐の日】 カロリー、歴史、種類…意外に知らない、世界も注目の「豆腐」を今一度おさらいしませんか？

10月2日は「とう（10）ふ（2）」のごろ合わせから豆腐の日とされているのを知ってますか？

豆腐は美味しいだけじゃなく、ヘルシー。今や世界中が日本が誇るヘルシーフード「豆腐」に注目しています。中でもベジタリアンやヴィーガン（完全菜食主義者）の人が良質なたんぱく源である豆腐を好んで食べています。

豆腐の歴史

豆腐の起源は、実は日本ではなく中国と言われています。中国から日本に渡ってきたのは奈良時代ごろ。その頃はとても貴重な物で、とても庶民の口には入りませんでした。

その後、豆腐が庶民の生活にも取り入れられるようになったのは江戸時代ごろ。豆腐のレシピを100種類紹介した、江戸時代版レシピ本「豆腐百珍」が大ヒットしたということからも、豆腐が広く普及していたことがわかります。

豆腐の栄養

豆腐の原料大豆は「畑の肉」と言われるほど、たんぱく質が豊富に含まれています。大豆に含まれるたんぱく質は、体内で生成することができない必須アミノ酸9種類をバランスよく含んでいることから、良質なたんぱく質と言えます。

また、大豆に含まれる脂質は不飽和脂肪酸で、コレステロールを低下させたり、血圧を下げたりと生活習慣病予防に効果があります。その他、大豆イソフラボンは体内で女性ホルモンに似た働きをすることから、美容効果も期待できると言われています。

その一方でヘルシーと言うと「低カロリー」と思っている人も多いようですが、豆腐はたんぱく質と脂質を含んでいるため、100ｇあたり71.9 kcal（木綿豆腐の場合）と低カロリーな食材ではありません。いくら食べても太らないわけでなないので注意が必要です。

絹豆腐と木綿豆腐の違い、説明できる？

さて、豆腐と聞いてまず思い浮かぶのが、絹豆腐と木綿豆腐。絹豆腐は豆乳をにがりで固めたもので、木綿豆腐は豆乳をにがりで固めた後、木綿の布で包んで上から重石をして水分を切ったものです。よって、同じ重さであれば、木綿豆腐は水分を多く含む絹豆腐に比べ、カロリーもたんぱく質量も多くなっています。

その他にも、豆腐を水分をしっかり絞り、油で揚げた油揚げや厚揚げ、乾燥させた高野豆腐。豆腐を作ること程で、大豆を絞って豆乳をとった後に残るおから、豆乳を加熱した時に上にできる皮膜をすくうととれる、湯葉など、豆腐の仲間は様々です。ただし、杏仁豆腐、玉子豆腐、ごま豆腐は形状が豆腐に似ていることから「豆腐」の名が付いていますが、豆腐の仲間ではありません。

アジア10カ国以上で豆腐は食べられていた

日本だけではなく、例えば中国では豆乳に納豆菌などを混ぜたものの中に豆腐を漬け込んで作る臭豆腐があったり、韓国では豆腐を使った鍋「スンドゥブ」、ベトナムでは「ブンダウ」といって揚げた豆腐と麺を一緒に食べる料理など、アジアの10カ国以上で豆腐は日常的に食べられています。

そんな世界が注目しているヘルシーフード「豆腐」を美味しく味わえるお店を、Rettyの中からいくつかご紹介しましょう！

東京・鶯谷　笹乃雪

なんと創業1691年、300年以上の歴史のある老舗豆腐料亭。メニューは豆腐づくしのコース（5,000円〜）のみ。創業当時の製法そのままに作られる豆腐が味わえます。

笹乃雪

東京都 台東区 根岸
日本料理

東京　赤坂四川飯店

中華で豆腐料理といえば、やっぱり麻婆豆腐。日本に麻婆豆腐を広めた陳建民氏礎を築き、中華の鉄人でおなじみ、陳建一氏が二代目オーナーを務めるまさに四川料理の祖とも言うべき名店。唐辛子の辛さや山椒のしびれるような刺激の麻婆豆腐はぜひ味わいたい一皿。

赤坂 四川飯店

東京都 千代田区 平河町
四川料理

神奈川・箱根　田むら 銀かつ亭

行列のできる人気店。豆腐に豚ひき肉を挟んで衣をつけて揚げたカツを出汁で煮て卵でとじた、「豆腐カツ煮」がこの店の名物です。

田むら銀かつ亭 本店

神奈川県 足柄下郡箱根町 強羅
とんかつ

豆腐の魅力のひとつは、淡白でどんな食材や調理法とも相性がいいこと。色々な顔を持つ豆腐料理をぜひ味わってくださいね。