 
        先週はボジョレーヌーボーが解禁。忘年会、クリスマス、お正月など「おうち飲み」をする機会も増える季節になりましたよね。
恋人と。仲間と。家族と。そんなシーンにぴったりなメニューが「チーズフォンデュ」。おしゃれだから手が込んでいるように見えて、意外に簡単なのをご存知ですか?
そこで今回は、東京・中野「モッツェリア RICCO」の店長の海老原さんにとびっきり美味しいチーズフォンデュのレシピを、おうち向けにアレンジして教えてもらいました。
モッツェリア RICCOは2015年にオープンしたモッツアレラチーズを使った料理を中心に提供するイタリアンレストランです。中野駅から徒歩3分の好立地に店を構えます。
 
                    早速挑戦。白ワインたっぷりでクリーミーな本格チーズフォンデュ
 
                    チーズフォンデュ
【材料(2人前)】
2種のチーズ…合わせて150g(*1)
コーンスターチ(なければ片栗粉)…大さじ1
白ワイン…200ml 
生クリーム…100ml
コンソメスープ …100ml(*2)
[お好みで]
ガーリックオイル…大さじ1
ブラックペッパー…少々
ナツメグ…少々
*1
ここでは、モッツアレラチーズ100g タレッジョチーズ50gを使用しています。チーズは好みの物を数種類合わせましょう。その際、クセのないチーズとクセのあるチーズを選んで。ピザ用チーズを選んでOKです
*2
固形コンソメをパッケージ通りの分量でお湯に溶かしたもの
*焼いたパンやウインナー、茹でたブロッコリー、生のままのパプリカなどを用意するとよいでしょう
【作り方】
 
                    1.直火にかけられる容器に白ワインを入れ、強火で加熱し、およそ半量になるまで煮詰めます。
 
                    2.生クリームを加え、火を弱めます。
 
                    3.コンソメスープを加えさらに煮ます。
 
                    4.2種のチーズを細かく切って、ボウルに入れて合わせます。
 
                    5.コーンスターチまたは片栗粉をまぶします。
チーズだけでは足りない「とろみ」を補ってくれます。
 
                    6.チーズを2〜3回に分けて3に加えて良く混ぜます。
 
                    7.トロトロになったら火を止めます。
 
                    8.好みでブラックペッパー、ナツメグ、ガーリックオイルを加えて完成です。
●ポイント
・白ワインは辛めのタイプがオススメ。
・生クリームが入ったら分離しやすいので必ず火を弱めて。
・直火にかけられる容器がなければ、小鍋やフライパン、スキレットなどで作ってみてください。
とにかく具材をどんどん鍋に入れて、熱していくだけ。火を弱めて焦がさないようにするだけであっという間に完成します。
お店ではフォンドボー(牛肉や牛骨からとった出汁)を使ったり、モッツアレラチーズとタレッジョチーズを合わせたりと、もちろんこだわりどころ満載。お手軽バージョンで上手に作れたら、色々挑戦するとどんどん楽しくなりますね。
出来立てとろ〜りチーズフォンデュを実食!
 
                    この日はこんがり焼かれたパンとウインナー、パプリカ、ラディッシュ、かぼちゃ、ブロッコリー、インゲンなどの野菜がたっぷり。(季節によって野菜の種類は変わります)
 
                    トロトロのチーズをたっぷり絡ませていただきます!
モッツアレラチーズがベースのため、想像していたよりずっとさっぱり。これならいくらでも食べられそう!
ちなみにモッツェリア RICCOのチーズフォンデュには濃厚な赤ワインより甘めな白ワインが合うのだそう。
チーズの種類を変えると全く違う味わいになるので、色々なチーズで試すのも楽しそうですね!
海老原さんによると「冷凍食品のお弁当用の一口サイズのコロッケやメンチカツをチーズフォンデュにつけて食べると美味しいですよ!」とのこと。
おお、それは美味しそう!
さらに、「残ったチーズフォンデュにペンネとかご飯を入れるのがオススメ」なんだとか。想像しただけでたまらな〜い!
※お店のチーズフォンデュは1500円
出来立て!お店自家製モッツアレラチーズは初めての食感
チーズフォンデュの他にも、モッツェリア RICCOでは本格イタリアンが楽しめます。人気メニューをいくつかご紹介しましょう!
まずは店名にもなっている「モッツアレラチーズ」。モッツェリア RICCOのモッツアレラチーズはオーダーを受けてからお店で手作りし、提供されています。
その作り方を特別に見せてもらいました。
 
                    こちらが飛騨高山から取り寄せているカード(水牛の乳に酸を加えて固めたもの)。
 
                    カードを温めた塩水の中に入れて揉んでいきます。
 
                    ある程度揉んだら塩水から引き上げます。もう柔らかくお餅のようになってる!
 
                    さらに手で揉みます。するとツヤツヤまん丸のモッツアレラチーズが完成です!
 
                    自家製モッツアレラチーズ(700円)
モッツアレラチーズには塩、ブラックペッパー、エクストラバージンオリーブオイルをかけ、フレッシュトマトのソースが添えられています。
 
                    出来立てを早速切り分けてと思ったのですが、見てください、この伸び!
口に入れると弾力がすごい! そう、この弾力こそが出来立てならではなのだそう。
今まで食べてたモッツアレラチーズとは別モノ!!噛むうちにミルクの優しい香りが感じられます。
オーダーを受けてからモッツアレラチーズを仕込むのは手間がかかるため、なかなか提供している店はないのだそうですよ。
驚きの厚さ!「パテ ド カンパーニュ」は「なみなみワイン」と共に
 
                    パテ ド カンパーニュ(650円)
鶏レバー、豚ひき肉、豚の背脂とハーブ、スパイスを混ぜてつくる自家製パテ ド カンパーニュ。
 
                    衝撃な厚さはなんと約3cmなのに650円って、コスパ良すぎてびっくり!こんな分厚いパテドカンパーニュは見たことないと驚いていると、さらなる驚きが!
 
                    「なみなみワイン」という気になるネーミングのワイン…
 
                    「溢れる〜、ストップ!」と思わず叫びそうになるほど、グラスに注がれていきます。
 
                    なみなみワイン(380円)
表面張力でなんとか溢れずに保ってるこのワインが、驚きの380円!太っ腹すぎます。
パテ ド カンパーニュは、舌にまとわりついて溶けるような濃厚な味わいで、ワインと一緒に味わえば、まさに至福のひとときです。
クワトロフォルマッジは実は・・・?
 
                    クワトロフォルマッジ(1,250円)
ピザ生地からお店で作ったチーズだけのピザ、クワトロフォルマッジ。
「クワトロ(4つ)のチーズは何ですか?」と海老原さんに聞いてみると「モッツアレラ、ゴルゴンゾーラ、リコッタ、タレッジョ、グラナパダーノの5種類です」。
あれ?5種類?4種類よりも5種類のチーズを使った方が味のバランスが良く美味しかったから5種類になったのだのだとか。5種類もチーズがのったピザ、なんとも贅沢ですね。
 
                    はちみつをかけていただきます!
チーズの塩味とはちみつの甘みが絶妙なバランス。はちみつをかけることでそのまま食べた時よりも、味わいの深みが増しているように感じます。
噛むほどにうまい!牛ランプのグリルもコスパ良すぎ!
 
                    笑顔が素敵なスタッフの中村さんが次のメニューを持ってきてくれました。
 
                    牛ランプのグリル(1,500円)
長崎県産の牛肉のランプ(腰からお尻にかけての赤身部分)をミディアムレアに焼き上げ、このボリュームで1,500円。
 
                    食感は程よくあり、噛むほどに肉の旨味が楽しめる一品。
イタリアンというと日本人にとってはピザやパスタをメインにしてお腹いっぱいになってしまいがちですが、がっつり肉を食べたい人にもきちんと満足のできるボリュームです。
そのほかにも、コースは2,500円から、+1,500円で2時間の飲み放題(1時間半ラストオーダー)がつけられます。非常にリーズナブルなので、デートや女子会など色々なシーンで使えそう!
ワインが恋しくなるこれからの季節にぴったりの「モッツェリア RICCO」ぜひ訪れてみてくださいね。
- モッツェリアRICCO(モッツェリア リッコ)
- 
                - 住 所
- 東京都中野区中野5-56-4 池田ビル1F
- 電 話
- 03-3228-3070
- 営業時間
- 17:00〜24:00 (LO23:30)
- 定休日
- 日曜日
 
- モッツェリアRICCO
- 
                    東京都 中野区 中野
 イタリアンバル
