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スパイス料理で呑んで、カレーでしめろ!3000軒カレーを食べた男が語る、絶対うまいスパイス居酒屋6選

ライター紹介

カレー細胞(H.Matsu)
カレー細胞(H.Matsu)
3000軒のカレー屋を食べ歩いた通称「カレー細胞」。生まれついてのスパイスレーダーでカレーはもちろんのこと、食のトレンドウォッチャーとしても分析力・発信力は折り紙付き。 カレー専門のブログ「カレー細胞-TheCurryCell-」を運営。

どうも、細胞がカレーでできているカレー細胞です。

今年の夏は各雑誌でカレー特集が組まれ、わたしもいろいろご協力させていただいたりしました。「カレーブーム到来!」と言われたりもしましたが、ブームとはいずれ冷めるもの。けれどカレーはいつまでもHOTであり続けるんですよねぇ。

というわけで当然の如く毎日カレーを食べている私ですが、みんなで晩メシ行こうとするときにはちょっと気を遣います。

「カレー連れてってください」と向こうから言ってきてくれる場合は問題ないのですが、そこまでじゃない人にこちらから、「カレーにします?」なんて提案した場合には、一瞬の「間」が生まれちゃったりするんですね。

その「間」について推測すると、

「うーん、お酒飲んでゆっくりしたいのにカレーライス一皿でお腹いっぱいになって帰っちゃうのは勿体ないし、ダイエットのため最近ご飯控えてるし、そもそもみんな食べたいもの違うからいろいろ選べるお店がいいし、何もこんな時あえてカレー屋いかなくてもランチでいいんじゃない???」てな具合なんでしょう、きっと。

だから私はこう続けます。

「あ、じゃあ居酒屋にします?それともちょっといいバルも知ってるけど?」

すると、皆の顔に安堵の表情が生まれるんですね。

それが実は、「スパイス居酒屋」か「スパイスBAR」の二択であるとは知らずに……。

「スパイスBAR&居酒屋」とは?

2010年以降、カレー界の大きな流れとして注目される「スパイスBAR&居酒屋」という業態。

2017年にも多くの新店が誕生しました。

「Spice Barコザブロ」「ハバチャル」「アンドビール」etc……。

さまざまなお酒を楽しみながら、カレーやスパイス料理をちょこちょこ注文できるこれらのお店は今まで、「カレー一皿食べるとお腹いっぱいになっちゃうから」と敬遠していた女性層や呑兵衛層にも歓迎されます。そのうえ、外食カレーの客層を広げるとともに、客単価の向上という恩恵をカレー屋側にももたらすのです。

進化系「スパイスBAR&居酒屋」の重要なポイントは、普通に日本のカレーライスを出すだけでなく、インドなどアジア各国のスパイス料理を現地に倣って再現するだけでもなく、お酒とのマッチングや食材の季節感などを重視しながら、独自に再構築したカレーやスパイス料理を出してくれるところ。

日本でしか味わえない、独自のスパイス料理文化と言えます。次々に登場する「スパイスBAR&居酒屋」は一過性のブームを越えて、ひとつのジャンルを築きあげつつあります。

スパイス好き呑兵衛万歳!!

多様化が進む「スパイスBAR&居酒屋」ピックアップ6選

(1)スパイスBAR&居酒屋ムーブメントの火付け役!「カッチャルバッチャル」

南インド料理の名店「ダバインディア」から独立した田村さんが2010年にオープン。

タンドーリ料理の名手として鳴らした田村さんによる超ハイレベルのスパイス料理を焼酎と合わせていただくスタイルが話題となり、瞬く間に超人気店へと成長しました。

「スパイスBAR&居酒屋」ムーブメントの爆発的な盛り上がりは、この小さなお店の成功によるものが大きいでしょう。私も選考委員をつとめる「Japanese Curry Awards 2015」を受賞したお店でもあります。

(2)世界のクラフトビールとスパイス料理。曳舟のホットスポット「Spice BAR 猫六」

築地で鰹節屋を営んでいた芳谷さんご夫妻が2014年、曳舟駅近くで始めたお店。

アジア各国のスパイス料理を独創的な手法でアレンジし、クラフトビールとあわせていただく独特のスタイルです。

アットホームな雰囲気と居心地の良さも格別で、面白い人たちが集まり繋がるコミュニティスペースとしての存在感を放っています。

チーズケーキのようなポテサラはマスト。Japanese Curry Awards 2014新人賞受賞。

(3)店主も料理も個性あふれるスパイス居酒屋「Spice Barコザブロ」【2017年OPEN!!】

本駒込に2017年4月誕生した期待の新店。店主は創業100年越え、築地場内の超老舗カレーライス店「中栄」出身の菅原さん。

けれど新しいお店で出す料理は全く別物で、インドなど各国のスパイス料理を日本独自の食材でアレンジした超独創的なものばかり。

中でも注目すべきは「アオザメ」のカレーや串焼き!!こんなのレギュラーメニューに入れるなんてどうかしてる!なんて思うんですけど、不思議と美味いんだからしょうがない。

一人呑みにも優しいミニサイズのカレーや、こだわりのセレクト酒も揃ってます。

(4)この発想はなかった!インドの漬け物“アチャール”で呑む、珠玉の新店「ハバチャル」【2017年OPEN!!】

表参道「バラッツ!スパイスラボ」で腕を振るい、洗練されたセンスで多くのファンを獲得した飯塚シェフが、千歳烏山に2017年6月オープンしたお店。

店名の「ハバチャル」は「hub」+「achar」。インドのスパイシーな漬け物「アチャール」をメインに押し出した、超独創的な業態のお店です。

BARスタイルの店内でいただけるアチャールは10種以上。野菜や果物だけでなく、なんと肉系も!

カレーはミニサイズのもの(400円台~)を自由に組み合わせるスタイル、スパイス酒も用意されていて、気軽なチョイ飲みからガッツリディナーまで、多様なスパイス呑みに対応できる素晴らしいお店です。

(5)日本人より日本人!愛すべきインド人による至高の居酒屋「スパイス&ハーブ居酒屋やるき」

某居酒屋チェーンで働いていたインド人のトニーさんが独立して立ち上げた居酒屋。

焼き鳥やおでん、鶏唐揚げなど、いわゆる日本の居酒屋にあるメニューが一通り揃っているのですが、それらのほとんどにスパイスのアレンジが入っているんです。

料理をオーダーすると「はい、よろこんで~!」と威勢のいい声をあげてくれるトニーさん、店名の通りそのやる気に元気づけられること間違いなし!!

(6)三軒茶屋の気軽でスタイリッシュなバル「スパイスバル317」

クラフトビール、焼酎、ピスコサワーといった幅広いお酒ラインナップに、独創的でハイレベルなスパイス料理を合わせていただく、真夜中の三茶のとまり木的スポット。

〆には新潟の酒米を用いたマトンカレーリゾットがマスト。

スパイス蕎麦とお酒をいただける姉妹店「蕎麦バル1351」も近くにあり、ハシゴ酒をするのも粋!!

・・・いかがでしょう?

ここに挙げた以外にも、曙橋「オフビート」、五反田「スパイスバル ウェア」、東武練馬「ファミーユ」、高円寺「アンドビール」、大阪「虹の仏」など注目のスパイス居酒屋は目白押し!

それぞれの街にお気に入りの「スパイスBAR&居酒屋」を確保しておけば、会社の飲み会、プライベートの飲み会、一人飲みと、どんな状況でもカレーをいただくことができますよ!

スパイス好き呑兵衛、万歳!!!

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