ライター紹介
2017年はとにもかくにも「チーズダッカルビ」!今年の様々な食に関するアワードにもエントリーされていましたよね。
韓国料理のタッカルビは鶏肉と野菜の甘辛炒めで、そこにとろけたチーズを上手に混ぜたチーズタッカルビは、コリアンタウンとして有名な東京・新大久保近辺を歩くと、ほぼすべての店舗で看板に書かれているほどです。今や新大久保でチーズタッカルビの食べられない韓国料理屋さんは無いと言っても過言ではないでしょう。
ただ、そんなチーズタッカルビの次に人気になりそうな韓国料理があるという情報をキャッチ。それが、新大久保のドヤジ屋で提供されている「イイダコのサムギョプサル」 。韓国料理は海鮮と豚肉・野菜をミックスさせる料理が美味しく、この組み合わせも気になるところです。早速おじゃまして、食べてみました!
まずはキムチとマッコリで
店舗は新大久保のいわゆる「イケメン通り」にあります。ドン・キホーテのある通りですね。韓流ブーム以来イケメンが溢れているという噂の通りですが、それには目もくれず店舗へ。
お通しは、もやしのナムルと酸味の強めなたくあん風の漬物。漬物のサイズが妙に大きめな気がします。
食前にキムチと、マッコリがオススメのようでしたので生マッコリを注文しました。生マッコリはヤカンで登場。器も、いかにもガブガブいけそうで、飲み過ぎ注意ですね。
キムチはあとのものを考えると辛さ控えめだったかも。あっさりめの作りでたくさん食べられそう。
イイダコのサムギョプサルは、メニューの1ページ目にありました。注文は2人前からですのでご注意を。ボリュームたっぷりです。
タコをハサミでチョキチョキ
ほどなくしてイイダコのサムギョプサルが登場。ガスコンロの上に大きめな鉄板がどーんと置かれました。
たっぷりの野菜にはサツマイモやトッポッキも入っています。豚肉とイイダコがボリュームたっぷりに鎮座しているのもわかりますね。これが、コチュジャンベースの甘辛なタレで焼かれます。
焼き作業はすべて店員さんが行ってくれました。
「野菜と魚介が多めで、女性にも人気がありますよ」とイケメン店員。
手早くタコにハサミを入れ、全体に熱を回したり、しばらく火にかけて待ったりしながら最適な焼き加減にしてくれます。この日のイイダコは4杯(タコは食べる際には1杯、2杯と数えます)。サイズによって数は変わるそうです。
長い豚肉ではなく、イイダコをハサミで切っていくのがこの料理の「らしい」ところです。サムギョプサルという言葉自体は3枚肉を意味しますが、その調理方法がそっくり!ということでしょうか。
「おまたせしました」
見事な出来上がりです。
さっそくイイダコをいただきます。
コチュジャンベースの甘辛い味付けになっています。が、口に入ってしばらくすると辛味の方が強く残ってくる感じ。辛いのが苦手な人はタレを少なくするような工夫をした方がいいかも。
タコのぷりっ、コリコリっとした歯ざわりは硬すぎずちょうどよく残っていて、食感の良いアクセントになっていますね。サンチュも提供されるので、適宜巻いて食べるのも美味しいでしょう。
辛いだけでなく、タコや豚肉の旨味もしっかり出ています!辛いものは辛いだけで味がわからない、と思う方もいるかもしれませんが、このイイダコのサムギョプサルは辛さだけではない旨味の広がる噂通りの美味しさでした。
せっかくなのでチーズタッカルビも食べてみる
「うちは流行前からチーズタッカルビをご提供していましたよ」
と店員さんが言うので、であれば筋金入りのチーズタッカルビがどんなもんか見てやろう、とこちらも頼んでみることに。あくまで主役はイイダコのサムギョプサルですが、敵を知り己を知らなければなりません。
お椀に山盛りのチーズは何グラムか尋ねたところ、グラムすうではなくお椀に山盛りです!と元気いっぱいの答え。さらに、
「うちのチーズタッカルビでは、チーズに生クリームを入れることによって、チーズがよく伸びるように工夫しているんですよ」
という美味しさの秘訣も語ってくれました。
焼いている途中、チーズを練っているときの粘りを見てください。1メートルは伸びると店員さんが言っていたとのもあながち大げさな話ではないと思います。
出来上がったチーズタッカルビはたしかにチーズが良く伸びます。そして、とてもマイルド。
辛さ苦手な人が一緒でも、チーズタッカルビを頼んでおけば大丈夫です。
ボリューム満点な「イイダコのサムギョプサル」は大人数で食べたい
見ていただいた通り、とても大きな鉄板でやってくるサムギョプサル。この写真が最低注文単位の2人分なのですが、2人でこれだけ食べると満足度・満腹感はとても高く、あとは小さなメニューで十分だと感じられます。
これはグループで行って、いろいろつまんでみるのも楽しいかもしれませんね!
- 韓国料理 ドヤジ
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東京都 新宿区 大久保
韓国料理