新宿・渋谷と並んで、東京を代表する繁華街「池袋」。
大きな百貨店やファッションビル、家電量販店など巨大な商業施設を数多く有し、一方ではビジネス街、サブカルチャーの聖地としても賑わいを見せる東京を代表する街のひとつです。
今回は池袋の隠れ家的名店を、3店舗厳選!
ネオンの裏に潜んだ、なかなかたどり着きづらいそのお店を、行き方から詳しくご紹介します!
一軒目使い出来る原価提供の格安バー!「BAR 原価割れ」
池袋駅の待ち合わせ場所として有名な「いけふくろう」をあがり、池袋東口北交差点を王子方面へ。一つ目の信号を左へ曲がるとお店が見えるとのこと…。
飲食店がひしめき、かなりギラギラとしたエリア!これは見つけるのが大変!皆さん写真でわかりますか…?
正解はここ!ちょうどラーメン店のちょうちんに隠れて入口が見えないトラップ。
こちらの2Fにお店があります。
現れたのはシックなバー。カウンターには沢山のボトルが並びます。
一見敷居の高そうなイメージですが…。
驚くべきはその値段!カクテルがなんと100円〜という安さなんです!オリジナルカクテルも原材料の値段から換算して大体100〜200円の間で頂けるとのこと。
フードメニューも充実!ミックスナッツに至っては50円ぽっきり。生ベーコンの盛り合わせも170円とは思えないほどのボリュームで、燻香と甘い脂が体温で溶けていく、洋酒に合わせたい一品。
まるでアメリカンダイナーの様な本格派なバーガー。ボリュームもしっかりあってお腹も満足です。
ザクザクとしたレタスと、香ばしい焼き目のついたバンズ、そして存在感のあるお肉にはレモン果汁がマッチしてさっぱりとした後味。
BAR原価割れさんは、以前はビアバーとして運営していましたが、1年前に今のスタイルにモデルチェンジ。当時の名残として、常連さんにも人気の高かったこのバーガーを残しているそう。
一軒目としても利用しやすい手軽さで、フードメニューも多く注文されるとのことです。
ちなみに、お店に入店する際、まずチャージとして1700円がかかります。
あとはお酒もお料理も原価で提供するというシステム。
大体一人のお客様あたり5〜6杯召し上がるということで、100円のカクテルを5杯として計算すると…2200円!
安すぎる。。飲めば飲むほど安くなるという仕組みなんですね…。
しかもこのチャージ回数券を購入すると更にお安くなるというから、どうやって儲けを出しているのかと、取材しながら不安になってしまいます…。
バーに行ったことがない人も、新しいお酒と出会いたい通の方にも気軽に様々なお酒を知ってもらいたい。そんな想いでお酒を作る店長さん。
Twitterでは限定メニューなどをアップしているとのこと。ぜひ一軒目からお気軽にお立ち寄りください。
- BAR 原価割れ 池袋
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東京都 豊島区 東池袋
バー
空間からお食事まで働く女性の癒やしの古民家リノベ店「LANDooZ(ランドーズ)」
南池袋に位置する大型書店「ジュンク堂書店」の左手小道を進むこと1分ほど。
正直何を目印に向かったらいいのか言葉で説明できないほど特徴のない暗がりで…
↑とにかくこの交差点を左折します(汗)
少しすると一階にお蕎麦屋さんの入った古民家が。
昔のアパートのように二階に続く外階段がありますが、ここがお店の入口です。
ドアノブをかちゃりと回すと中は広々した昭和レトロな古民家リノベーションのお店!
テーブル席の上には、屋根裏のようにちゃぶ台のお座敷席もあります。
タイムスリップしたような寛ぎの空間で、オシャレな店員さん達に迎え入れられ、テンションはMAXに!
見た目も可愛いこちらのドーム型のカルパッチョ。カルパッチョをイメージして口に入れたらごま油の香りがぶわっと広がり驚愕。
ドームの中には薄くスライスされた優しい味のオニオン。オニオンとサーモンがごま油とマヨネーズに包まれて、とろとろ濃厚に!この中毒性は筆舌に尽くしがたい!
スタッフさんがお席で作ってくれる人気メニュー。
鉄板に火が入ると、海苔のいい香りと甘辛お醤油があと引くふわとろ和風オムレツに!お野菜だからヘルシーに最後まで頂けて、お家でも真似したくなる女子ウケメニューです。
手間暇かけて下ごしらえされ、じっくり煮込まれたタンシチュー。洋風デミグラスを想像していたら和を思わせる懐かしい味わいに包まれます。
ホロホロ崩れるタンごと、バケットですくいあげて…。お酒もバケットも進むランドーズの名物です。
全ての方が美味しいと思うメニューをいちから開発し、2014年に満を持してオープンしたランドーズさん。
意外性と馴染み深さを共存させたこだわりの創作料理を目指して、デートに、新年会に、女子会にと、吸い寄せられるように次から次へとお客様が来店します。日によっては予約で埋まってしまう人気店。
実は昨年の9月に、肉バルをコンセプトにしたランドーズの2号店がオープンしたとのこと!お客様から愛されるメニューはそのままに、お肉料理も充実した2号店も合わせてご利用ください。
- ランドーズ
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東京都 豊島区 南池袋
居酒屋
- 肉バルダイニング LANDooZ 池袋東口店
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東京都 豊島区 東池袋
肉バル
勇気を出して開いた扉の向こうにはアットホームな本格Bar「Pastime Paradise(パスタイムパラダイス)」
一軒目にご紹介したBAR原価割れさんから、更にひとつ奥のブロックへ。
一本通りが違うだけで随分静かになります。
このビルの1Fということですが…。入口が見当たりません。
…もしかして、このボイラー室のような扉でしょうか。意を決して開けてみます。
重い扉を引くと、温かみのあるオレンジの空間に大きな曲線のカウンターがひとつなぎに。
物腰柔らかな店長さんが迎え入れてくれます。
基本的には紹介で来店する方ばかりというこちらのバー。
今回は特別に取材をお受け頂きました。
見た目も鮮やかな季節のフルーツを使ったカクテル。常時フレッシュフルーツのカクテルは3〜4種類用意しているとのこと。ショートカクテルは強いはずなのに爽やかな酸味と甘く柔らかい後味に惑わされ、するすると飲みきりそうに…。
もみの木のリキュールがあるなんて!まさに冬にふさわしいロングカクテル。スッキリ甘いもみの木リキュールは雪深い森林を思わせるリラックスハーブの香り。
グラスを彩るざくろの実が宝石のようでファンタジック。池袋という都会にいながら大自然にどっぷり浸れるカクテルです。
コーヒーリキュールとカルーアで作られる「ブラックルシアン」をイメージして出来たホットカクテル。
漆黒になるまでコーヒー豆を漬け込んで作られる自家製のコーヒーウォッカのカクテルは、気分を切り替えるのにピッタリ!
丁寧に温めたカップに注がれ、気を付けて口に運ぶと、ぱっと花が開いたように鼻腔をくすぐります。
ミルクをいれると、また違ったこっくり感。締めにも最適の一杯です。
お酒にまつわる話から日常のことまで、重い扉とは真反対の暖かな店長とお客様に心開く夜。
最後の一口を飲み終えた後は、後ろ髪をひかれるほど愛しい"池袋の我が家"に、今夜帰ってみてはいかがですか?
- Pastime Paradise
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東京都 豊島区 東池袋
バー
ディープでカオスな夜の池袋。
混沌の中に自慢できる居場所を見つけて、2018年も、ハッピーな東京ナイトを楽しみましょう!
ライター紹介
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蛯原天
- タレント・フリーアナウンサー / 八丈島うまれ、伊豆大島出身。グラビアやバラエティで活動の傍ら、2010年よりインターネットライブメディアの世界へ。出演だけでなく企業のライブ配信の企画構成から技術、広告、執筆まで一手に請け負うマルチプレイヤー。好きな食べ物は赤身肉とチョコレート。