突然ですが、ひとりで外食をするとしたら、みなさんはどこで何を食べますか?
ひとりでも気兼ねなく入りやすい店といえば、カフェ、ファミレス、ラーメン屋、定食屋…。
反対にひとりで入るのは、なかなか勇気がいる店ってありますよね。
その代表格が『焼肉店』ではありませんか?
ひとりで焼肉を焼いて食べることを想像するとちょっとハードル高いな…そんな風に思っている人に朗報です!
ズバリ、そんな懸念を払拭する焼肉店をご紹介します。
それもおしゃれな街として知られる恵比寿にあるそうなので、早速出かけてみました。
なんと恵比寿駅から0分だった!
今回の目的地は「焼肉 おおにし」。
カウンタースタイルで、ひとりでも焼肉を思う存分楽しめる店なのだとか。
その「焼肉 おおにし」は恵比寿駅からすぐ近くなのだそう。向かってみましょう!
JR山手線・埼京線・湘南新宿ラインの恵比寿駅西口。
恵比寿駅西口のシンボル「えびす様」の前を通って、
交番の前の「恵比寿駅前」の横断歩道を渡りましょう。
横断歩道を渡るとすぐにラーメン屋さんがあります。そのラーメン屋さんの2階が「焼肉 おおにし」になります。
なんと、恵比寿駅から1分とかからずに到着しました!
階段を上がり店内へ。
席数はカウンターのみの、15席です。
ひとり焼肉デビューにワクワクしながらメニューを見て、今回はお得なセットメニューから「ミックスおおにし 1人前」をオーダーしてみました。
「ミックスおおにし」はホルモンと赤身の盛り合わせ。「焼肉 おおにし」は肉はもちろん、ホルモンも美味しいと定評なんです。
注文した肉が出てくるまで、そわそわ。目の前には焼肉用のコンロが。ひとりで来店すると、このコンロもひとり占めできます。
その日に仕入れる美味しい部位で盛り合わせを作るため、日によって内容は変わるそうですが、取材当日の盛り合わせを詳しくご紹介します。
まずはトウガラシ。肩甲骨あたりの部位から、ひとり焼肉スタート!
このコンロの上に1枚ずつ焼くって、なんとも贅沢な気分♪
タレをつけていただきます。
歯ごたえがしっかりあり、噛むと肉汁が溢れ出します。
続いてランプ。腰からお尻にかけての部位。
しっかり肉厚〜!
今度は塩とわさびで。
赤身なのにこんなに柔らかいとは驚きです!
最後はウチモモ。その名の通りモモの内側の部位。
こんがり両面を炙って…
ガーリックチップと一緒に。
赤身の中でも最も脂肪が少ない部位だそうですが、きめが細かく柔らかい。
赤身を平らげたら、次はホルモンのお皿へ。
ギアラです。牛は胃が4つありますが、その中の4番目の胃。「アカセンマイ」とも呼ばれています。
店長の稲見さんに美味しく焼くポイントを教えてもらいました。
つるんとした面をしっかり焼いて、裏返したら切り込みの入った面はさっと炙る程度に仕上げると美味しいのだとか。
コリコリ!想像よりしつこくなく、でも噛むと旨味がしっかり感じられます。
こちらはマルチョウ。小腸です。
腸をそのまま筒状で味わうため「マルチョウ」と呼ばれているのだそう。
脂が多い部位なので、焼くとみるみるうちに脂が出てきて縮んできます。
燃えた! 中心の脂部分が溶けた頃が食べごろなのだそう。
噛むとジュワーっと口の中に脂が溢れだします。
ハツ。心臓です。英語の「Heart」が語源でハツになったのだとか。
艶やかでキレイ。
タレも塩も合うそうですが、今回はタレで。脂が少なくしっかりした歯ごたえ。
ミノ。1番目の胃です。
こちらもギアラ同様、つるんとした面をしっかり焼いてひっくり返したらさっと炙って。
ギアラのコリコリ食感を超えるコリッコリ!!!淡白ですが、噛んでいるうちに甘みのような旨味を感じます。
名脇役!「牛すじ煮込み」も見逃せない!
ひと通り焼肉を堪能した後に、メニューを見る中で気になった「牛すじ煮込み」をオーダー。
こんな美味しい焼肉屋さんの牛すじ煮込みは、さぞかし美味しいだろうと、期待が高まります。
野菜やこんにゃくなどと一緒に煮込まれていることが多い牛すじ煮込みですが、「焼肉 おおにし」の牛すじ煮込みは、牛すじのみの直球勝負です。
3時間煮込まれた牛すじはとろとろ。見た目よりあっさりしていて、優しくほっこりする味わい。これは白米にもお酒にも合う!
〆は「タレかけTKG」で決まり!
散々食べてお腹いっぱいなはずなのに、どうしても気になるメニューがもうひとつ。
焼肉のタレとご飯といえば、間違いない王道の組み合わせ。
そこに卵黄を
卵黄を箸で突いて
混ぜ合わせて
この黄金色に輝くご飯を見たら、お腹いっぱいなはずなのに
箸が止まりません。
なんて罪なヤツ!
稲見さんによると、赤身肉で巻いて食べても絶品だそうですよ。
みんなの口コミは?
とにかく孤独に肉を食いたい!肉に専念したい!という肉好き男女にオススメ。一人焼肉の聖地がなぜ恵比寿のようなリア充の街にあるのか不思議だが、ここはまさに肉好きパラダイス。恵比寿にありながら港町の立ち飲み酒場のようなエレジーが似合う雰囲気が漂います。 僕も夜中に仕事が終わると、肉がたまらなく食べたくなってよくやって来ます。
もうきっと今後 通うのが確定なお店。 特にオススメはボンハラミ\(^o^)/ 柔らかいお肉に大量のネギが最高です。 あとはツラミとコリコリもオススメ! 女の人も一人でサクッと これそうな感じですよ(*^^*) 少ない量で色んな種類のお肉を 食べられるので 女子には嬉しいですね☆
安さと美味しさの秘密は独特の仕入れ方法にあり!
実は「焼肉 おおにし」は仕入れの方法が非常に特徴的。
毎日肉屋さんが、厳選した色々な部位お店に持ってきてくれ、その中から稲見さんが目で見て、納得した物のみを仕入れるというのです。
この仕入れ方法は肉屋さんとの長年の信頼関係があって成り立っており、より美味しい肉を低価格でお客さんに提供できるのは、この仕入れ方法だからできるのだそう。
特にホルモンは鮮度も重要で、鮮度の良いものを丁寧に下処理することで、このクセのない美味しいホルモンをお客さんに提供できているのだと話してくれました。
女性ひとり客も大歓迎!
どんなお客さんの利用が多いか聞いてみると、驚くことに男女比は6:4 と、意外にも女性のひとり利用も多いのだそう。それを聞いたら、ひとりでも気軽に入れそう!
平日はランチタイムか朝の5時まで営業していますし、なんといっても駅近なので「今から肉が食べたい」そんな願いにも応えてくれます。
ひとり利用同士「肉好き」という共通項で話が盛り上がるなんてことも多いそうなので、ひとりはやっぱり少し寂しいかもと心配している人でも大丈夫。
なんと、年末年始も休まず営業(12月31日・1月1日・2日・3日は16:00〜23:00)しているそうなので、ぜひ美味しい焼肉を食べに訪れてみてくださいね。
尾花の取材後記
実は「ひとり焼肉」と聞いた時、どんな人が来てるのか、なぜひとりで焼肉を食べるのか想像できなかった私。
でも実際体験してみると、誰に気兼ねすることなく、自分の食べたい順番に、好みの焼き加減で味わえる「ひとり焼肉」は、自分の五感をフルに使って肉を味わうことだけに集中できることを発見。焼肉 おおにしの肉は、その価値が十分ある美味しさ。これはハマる予感です。
- 焼肉おおにし
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- 住 所
- 東京都渋谷区恵比寿西1-7-5篠崎ビル 2F 野郎ラーメン2F
- 電 話
- 03-6455-1429
- 営業時間
- [月~金・土]11:30〜05:00 [日・祝]11:30〜24:00
- 定休日
- 毎月第3月曜日
- 焼肉おおにし
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東京都 渋谷区 恵比寿西
焼肉