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まるで台湾のラーメン二郎? にんにくマシマシでこってりウマい、台北「老牌牛肉拉麺大王」のジャージャー麺!

ライター紹介

奥野大児
奥野大児
ブロガー・フリーライター。250人ほどが集まる日本最大級のブロガーイベント「ブロガーズフェスティバル」の実行委員長。ライティングはIoTやクラウドサービスの関連記事から食レポ・階段まで様々。趣味は愛好歴35年にもなる将棋でアマ三段。特技は初めていった居酒屋さんで常連のような扱いを受けること。

二郎系!?台湾で出会った「ジャージャー麺」

ジャージャー麺といえば、中国北部の家庭料理。

日本では岩手・盛岡が有名でしょうか。一方、ラーメン二郎といえば東京・三田を起点として関東を中心に広がり、二郎インスパイヤ系といわれる二郎風ラーメン店を含め全国にも広がっています。

台湾を旅行した際に筆者は、あっさりした味付けの多い台湾の麺食品の中で、にんにくのパンチが効いたジャージャー麺(炸醤麺)を食べることができました。

「麺 × にんにく」といえば二郎。二郎系ジャージャー麺と言っても過言ではないのではないでしょうか。

老牌牛肉拉麺大王の炸醤麺はにんにくマシマシ

訪れたのは老牌牛肉拉麺大王。台北駅から徒歩数分といったところですが、場所は非常にわかりにくい場所にあります。地図を良く見て訪れましょう。

お店の前を通ったらおじさんが「オイシイヨ」と日本語で案内してくれました。私のような日本人客も結構いるのかもしれませんね。

注文するものは決め打ちですから

「ジャージャーメン」

と話かけてみました。それで通じたようです。

頼んで数分で着丼です。65元(260円)という値段です。

麺の見た目は、いかにも肉味噌うどんです。

麺は表面だけ食べるとあっさりしたものですが、ポイントは底にありました。にんにくマシマシなスープが隠れているのです。軽くひっくり返してから食べると、

「にんにくマシマシ アブラ少なめ」

のパワフルな味がします。その後人と会う予定があるのなら食べない方が良い、というくらいにはにんにくが効いていますね。

スープは香辛料がバッチリ効いたもの。ジャージャー麺がわりとゴツゴツしているので口の中の雰囲気を変えるにはぴったりです。台湾の料理は脂のこってりと、香辛料などを使ったさっぱりの緩急がとても上手ですよね。バランスが素晴らしいです。

台湾の麺を食べるマナーとしては、音をたててすすらない方が良いらしいですね。

台湾ならではのトッピングがおもしろい

テーブルにはラー油と高菜(辛くない)、あとはこの、なんでしょう……。辛くはなく、少しオイリーな豆が置いてあります。

ラー油、高菜は二郎らしさを感じたいなら入れないのをオススメします。

台湾らしさ(?)を感じるなら好きなようにトッピングしてみると良いでしょう。何を求めるかによって食べ方も変わってくるものです。

レジだか調理場だかわからないところでは、肉っぽいものが所狭しと並んでいます。常連さんっぽいお客さんが頼むとそこの肉を何かしら切ったり調理したりしてぼんと出してくれたり。

パイコー麺で食べるパイコー(骨付きあばら肉=スペアリブ)をうどんの付け合わせで朝から食べているおじさんがいました。私も真似をして注文してみました。

ジューシーで歯ざわりもしっかりとしており、ジャージャー麺と合わせて満腹感を堪能する食事にはもってこい。

しっかり食べたいのであれば、麺を沢山食べるのもよいのですがお肉の付け合せに凝ってみるのもよいのかなと思います。

地図アプリを駆使してでも、たどり着く価値のある店

お店の場所は建物の間の路地の中にあってわかりにくい感じ。台北駅から最短距離で向かうと「いや、こんなところ普通は入らないでしょう?」という路地に入ることになります。

遠回りして1ブロック向こう側から果物屋さんのバザーが並ぶところを入っていくとわかりやすいかもしれません。

しかし、行きにくさを乗り越えても訪れたいほどの、にんにくの香り漂うジャージャーメン。この手の食べ物が好きな方は、台北旅行では必ず抑えておきたいお店です!

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