• Top
  • PR
  • 関根勤が家族のように愛する、世界で東麻布・スーリヤにしかないインド料理
連載:人生最高レストラン

関根勤が家族のように愛する、世界で東麻布・スーリヤにしかないインド料理

誰しも、人生で一番美味しかった料理がある。味はもちろん、共にいた仲間。感じた想い。交わした言葉。目にした風景…。様々なことが重なり合って、美味しい想い出を創り上げている。

そんな、忘れられない最高の料理を語る番組『人生最高レストラン』。これは当番組で紹介された一品を、ライター松浦達也が実際に食し、その想い出を追いかけた記録である。

ライター紹介

松浦達也
松浦達也
ライター/編集者。「食べる」「つくる」「ひもとく」を標榜するフードアクティビストとして、テレビ、ラジオなどで食ニュース解説を行うほか、『dancyu』から一般誌、ニュースサイトまで幅広く執筆、編集に携わる。著書に近著の『新しい卵ドリル おうちの卵料理が見違える』ほか『家で肉食を極める!肉バカ秘蔵レシピ 大人の肉ドリル』(ともにマガジンハウス)など。

もしかするとこの店は、世界一やさしいインド料理店かもしれない。タレントの関根勤さんが「まるで家族の激励のよう。(この店の料理を)食べるとがんばれる」と目を細める、東麻布のスーリヤの話である。

「人生最高レストラン」への出演時にも「家族みんなで行ける。(娘の麻里さんの夫の)Kくんも『お父さん、今日スーリヤ行きませんか』って」誘われたり、「いまは(2歳の)孫も好きなんで、誰ともなしに『今日、スーリヤ行く?』」という話をされていた。

もともとインドでも料理店に勤めていた店主のビジャイさんが来日したのは26年前のこと。

以来、渋谷や麹町など複数のインドレストランを経て東麻布で開業。現在、都内に4店舗を構えるまでになった。関根さんはもう15年以上、家族ぐるみでスーリヤに通い続けているという。ビジャイさんも「セキネさんのおかげ。カゾクみたいな人」と相思相愛の間柄だ。

本来、乳幼児がいるとスパイシーな料理の店は控えたくなる。だが関根家がスーリヤに行くと、2歳児から60代の関根さんまでがひとつの卓を囲むことになる。実際、この店ではそうした常連の家族連れも少なくない。

スーリヤのメニューは子どもからお年寄りまで誰にもやさしい。すべてのカレーに、ほとんど辛味のない「甘口」から「12辛(volcano)」までが用意されている。単品のカレーは盛りがいいから、家族でシェアをするなら辛さを控えることになる。

関根さんの定番注文の「チキンティッカマサラ」。本来辛さ五つ星のメニューだが、甘口にすることもできる

関根さんの定番注文の「チキンティッカマサラ」。本来辛さ五つ星のメニューだが、甘口にすることもできる

そこでこの店はインドにはない辛味調味料を考案した。卓上に用意された小瓶は、18種類のスパイスをブレンドした、本格的に辛くて味わいの深いもの。辛さが足りなければ、このスパイスできちんと辛く、しかもうまくなる。

もうひとつの瓶には玉ねぎや生姜などの香味野菜を漬けたものが入っている。

インドでは、(箸休めに)生の玉ねぎや唐辛子をかじるというが、そのままでは日本人には刺激がきつい。そこでこの瓶の登場だ。インドにも、玉ねぎを漬けたアチャールという漬け物があるが、この店のものはかなりの独自路線を行く。

「これがチーズナンに合うの」(ビジャイさん)

そう。番組でも関根さんが絶賛していたチーズナンだ。この店のチーズナンにはチーズがこれでもかというほど詰め込まれている。

カットされたピースを手に取ると、内側のチーズが伸びること伸びること。

やさしい味わいのチーズだから子どももニコニコ顔でかぶりつき、ピースの大きさには大人も大満足。味わいにパンチがほしければ卓上のアチャールを乗せれば、一気にナンの表情も変化する。確かにこれがうまい。みるみるうちに卓上の瓶の中身が減っていく。

タンドール(※)で焼かれるチキンティッカはどこまでもやわらかい。それでいてリクエスト次第では強烈なスパイス感のある料理も提供してくれる。

※インドなどで使われる壺窯型のオーブン。関根さんの定番注文、チキンティッカマサラはタンドールで焼いたチキンティッカをカレーに仕立てたもの

※インドなどで使われる壺窯型のオーブン。関根さんの定番注文、チキンティッカマサラはタンドールで焼いたチキンティッカをカレーに仕立てたもの

もちろんチキンティッカ単体での注文もできる

もちろんチキンティッカ単体での注文もできる

ビジャイさんは自店のカレーを評して「日本人のためのインドのカレー」だという。ナンもチーズのほかゴマやガーリックがあり、パラタという生地と焼き方の違うものも。もちろんサフランライスや白米もある。

常連の新米ママさんのため、インドにはない「ゴボウ、レンコンのカレー」も考案。それも客の口に合うまで何度も作り直したという。なんとやさしい店なのだろう。

オクラなど野菜たっぷりのベンディマサラも

オクラなど野菜たっぷりのベンディマサラも

なぜそこまで客に尽くすのか。ビジャイさんに聞くと即答だった。

「日本の人たちが、やさしくしてくれたから」

でもやさしくしてもらったのはこちらのほうだ。東日本大震災当時には、「帰ってこい」と気遣うインドの知人に「いいときだけ日本にいて、(状況が)悪くなったら帰るなんてできない」と返答した。東日本への偏見があふれるなか東京にとどまり、貯めた売上から数十万円を義捐金に充てた。

実はこの撮影時にも、いくつかの品の持ち帰りをお願いした。包んでもらっている間、雑談で「あの漬け物と辛いソース、すごくおいしい。最高です!」と伝えたら、実は紙袋の隅のほうにそっとこんな小袋を忍ばせてくれていた。

 厨房とヒンディー語で何やらやり取りしていると思ったら、気づかぬうちに口添えしてくれていたらしい

厨房とヒンディー語で何やらやり取りしていると思ったら、気づかぬうちに口添えしてくれていたらしい

心の底から驚き、そして感激した。ビジャイさん、日本に来てくれてありがとう。

人生最高レストラン

TBSテレビ・土曜よる11:30〜 MC:徳井義実(チュートリアル)、笹川友里
ゲストの「人生で最高に美味しかったものの”お話”」が聞ける、新感覚・グルメバラエティ。「人生最高に美味しかったもの」を通して、その人の人となり、価値観、人生が浮かび上がる、まさに人と食は切っても切れない関係だということを教えてくれます。

次回1月27日(土)のゲストは中村アンさん。

心休まる週末の夜に、美味しい話、奥深い語らいで豊かなひとときを過ごしてみてはいかがですか?

最新の人気グルメ情報が届く!

イイねするだけ!
最新の人気グルメ情報が届く!