"千年の都"として四季折々、様々な表情を見せ続けてくれる街「京都」。
年間を通して多くの観光客が訪れる京都には、食通を唸らせる名店が数多く存在します。
しかし、名店となると気になるのはそのお値段!
高くて気軽には行けないけど、一生に一度は行ってみたい・・・
そこで今回は、京都グルメにも詳しいこの方、TOP USERのShigeru Kakizakiさんにご協力いただき、お値段は高めだけど行く価値が絶対あるという、オススメの名店について伺いました。
お話を伺ったTOP USER
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Shigeru Kakizaki
- 海外は元より日本全国を渡り歩くRettyのカリスマ! 大阪エリアのNo.1、ミナミのグルメマスターです。「Rettyの仲間と積み重ねた楽しい会」で行ったお店を中心に選んだというマイベスト2016も必見!
編集部:Kakizakiさんは大阪だけでなく、祇園界隈を中心とした京都グルメにも精通しておられますよね。今回は「憧れの京都グルメ」というテーマで、一生に一度は訪れてみたい、オススメの名店を教えていただけないでしょうか?
Kakizakiさん:わかりました。では、祇園周辺の各料理ジャンルから、この店に来るためだけに、京都まできて欲しい!というオススメの名店をご紹介致します。
ちょっと高めではありますが、清水の舞台から飛び降りる価値がある名店ばかりです。
編集部:早速お願い致します!
祇園 一道(鉄板焼)
京都にきたら、和食で"はんなり"するだけではなく、ガッツリ美味しい肉を食べたくなる日もあるはず・・・そんな時にぜひ訪れていただきたいお店が、祇園にある革命的な鉄板ステーキ店「祇園 一道」です。
祇園の高級鉄板店の中でも、今やこちらを超えるお店はないのではないかと思う、超絶人気店です。祇園の入口近くの分かりやすいロケーションに位置します。
店内は、わずか6席だけのカウンター。一部始終、その所作の美しさを含めたエンターテイメントが楽しめます。
絶品の名物メニューはミニハンバーガー。
近江牛のジューシーで旨味の濃いフィレステーキと、濃厚なフォアグラを重ねたミニハンバーガーは、もう想像を超えて表現のしようがない美味しさ。
また、別の日に訪れた際は、白&黒トリュフをはじめとする、高級食材のヒットパレード!一度は訪れる価値のあるお店だと思います。
★ディナー予算の目安:ひとり20,000円(夜のコース8,400円、10,500円、12,600円)
- 祇園 一道
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京都府 京都市東山区 祇園町南側
鉄板焼き
斎華(中華)
「今、京都で美味しい中華は?」と尋ねられたら、迷わずココをその1つとしてオススメします。 それが、東福寺そばにあり、車が入れない路地先にある、隠れ家ヌーベルシノワ「齋華」です。
(*ちなみにヌーベルシノワとは、「新しい中華料理」を指す造語。西洋食材を中華の技法で調理したり、コースのように1品ずつ提供したりする中華をさします)
この隠れ家感と、お店までのアプローチが料理への期待感を高めてくれます。
四川料理をベースに、フレンチや和の要素を取り込んでおり、ダイナミズムな料理の数々。食べながら、常に新しい感動があります。
何を食べても美味しさのあまり「もうたまらん!」のオンパレードの中、フカヒレもまた絶品のひとつ。
抜群に美味しい創作中華で 、気持ち良く酔って昇天したかったら、ぜひこちらに足を運んでみてください。
★ディナー予算の目安:ひとり20,000円(ディナーコース12,000円(税込み・サ10%別途))
- 齋華
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京都府 京都市東山区 泉涌寺山内町
中華料理
やまぐち(イタリアン)
シェフというより…「素材の魔術師」と呼びたくなるオーナーシェフ、山口正氏のイタリアン店が「やまぐち」です。四条から八坂神社手前、お茶屋が立ち並ぶ祇園甲部に位置します。
素材を吟味し、素材のポテンシャルを最大限に引き出しているため、提供される料理はスタートから終わりまで、堪能の嵐。
イタリアンという料理カテゴリーの中で、素材の旨みをここまで引き出すかと思わせる料理の美味しさに、脳内麻薬が出過ぎてフラフラになります笑。
カウンター6席のみの完全紹介制のイタリアンですが、チャンスがあればぜひ訪れ、ハマってみてください。絶対オススメです。
★ディナー予算の目安:ひとり30,000円(コース料金は20,000〜25,000円ほど)
- やまぐち
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京都府 京都市東山区 祇園町南側
イタリア料理
祇園MAVO(フレンチ)
イタリアンに続き、続いてはフレンチ店を。
洗練されたプレゼンテーション、ホスピタリティ、そして抜群のクリエイティビティが織りなす料理の美味さで、官能的な満足を与えてくれるのが「祇園 MAVO」です。
完全予約制で、一品一品の料理に合わせた日本茶を楽しむ「ティーペアリング」が有名です。
スタートはなんとお薄から!
提供される料理の味も、けっして奇をてらった世界観ではなく、優しいけどしっかりした味わい。
京都で官能フレンチで、夢旅行したい方は是非お試しを。
★ディナー予算の目安:ひとり20,000円(ディナーコースは12,000円)
- 祇園 MAVO
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京都府 京都市東山区 上弁天町
フランス料理
祇園 大渡(和食)
京都に訪れたらやっぱり和食を堪能したい・・・そんな方に知っていただきたいお店を2軒ご紹介します。1軒目が、今や予約困難な店として有名な「祇園 大渡」です。
祇園町南側にはキラ星の如く、素晴らしい店が多いのですが、「祇園 大渡」もそのひとつ。
隠れ家的なお店の店内は、カウンター8席のみ。
季節の旬食材を使った料理が次々と運ばれ、奇をてらわず、直球一本槍な内容がとにかく素敵。
祇園町南側で幸せな一夜を過ごしたいなら是非、「祇園 大渡」もオススメです。
★ディナー予算の目安:ひとり20,000円(おまかせコースは13,000円)
- 祇園 大渡
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京都府 京都市東山区 祇園町南側
懐石料理
未在(和食)
最後は円山公園内にある、日本が誇る茶懐石料理の名店のひとつ「未在」。ひとり当たりの予算が非常に高いのですが…しかしながら、知っておくといいお店といえるでしょう。
茶懐石の作法に沿って、飯椀、汁椀、向附がのった折敷からスタート。
スタート時は、茶懐石という凛とした緊張感に包まれますが、宴が進み出すと店主・石原さんの細やかな心配りにゆっくりと場が和んでいきます。
絵巻物のような八寸は、食べることを躊躇してしまう華やかさ。
食材はもちろんのこと、器、酒器、掛け軸や壺など、全てで季節を表現し、客人の感性を刺激していきます。(料理写真は厳禁なため、雰囲気だけ感じてください。)
極上すぎる名店。値段も極上過ぎますが納得してしまうクオリティーです。単に「美味しいものを食べる」ということを超えている点が、この店を唯一無二にしています。
★ディナー予算の目安:ひとり50,000〜60,000円
- 未在
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京都府 京都市東山区 八坂鳥居前東入円山町
懐石料理
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一生に一度は訪れてみたい憧れの京都グルメ…みなさん、いかがでしたか?
贅沢な食材を使いながらも、料理の繊細さやホスピタリティは、私たちのまだ知らない、未知の食体験を感じさせてくれるにちがいありません。