農林水産省の発表によると、日本酒の輸出数量は23,482klで前年比19.0%増、金額は186億7,918万円で19.9%増となり、2010年から8年連続で過去最高を更新しています。
海外で高く評価されつつある日本酒。日本全国には大小含めて、1500を超える酒蔵が存在すると言われ、日本酒好きと言われる人でもおそらく知っている蔵はほんの一部ではないでしょうか?
Retty編集部では、魅力ある酒蔵のなかでも、特に「人」に焦点をあて酒蔵取材を行っています。そこで、過去に人気を集めた酒蔵の取材記事を3つお届けします。
「たとえ絵空事だと笑われても」 北海道に誕生した日本一新しい酒蔵"上川大雪酒造"の創業ストーリー
2017年9月、北海道に誕生した日本一新しい酒蔵「上川大雪酒造」。
日本酒の「酒造免許」は新規で発行されないと言われているなか、業界の常識をくつがえした酒蔵誕生の裏側を取材しました。
上川大雪酒造が目指しているのは「飲まさる酒」。北海道弁で「飲まさる」とは、「ついつい飲んでしまう」という意味で、どんな食事にも合う究極の食中酒を目指しているそう。
「神々が遊ぶ庭(カムイミンタラ)」と呼ばれる絶景スポットや、北海道の名湯のひとつ「層雲峡温泉」も酒蔵のすぐ近く。雪解けの春先に、観光で行ってみてはいかがでしょう?
父が死に、蔵が焼けた絶望の12年。創業300年の酒蔵が「100年後に完成する日本酒」に託した想い
福島県にある酒蔵「仁井田本家」の18代目当主・仁井田穏彦さんをインタビュー。
先代当主の父親を早くに亡くし、28歳の若さで創業300年の酒蔵を背負うことになった穏彦さん。日本酒不況、蔵の火事、東日本大震災、次々に襲いかかる困難を経て、穏彦さんがつくりはじめたのは「100年後に完成する日本酒」。震災にあった酒蔵が100年後に向けてはじめた取り組みとは?
有機栽培や無農薬栽培にこだわり、自然米100%・天然水100%・純米酒100%の「自然酒」は米のうまみが存分に引き出された逸品。
お酒の飲めない「酒づくりの神様」はなぜ日本酒ブームを作れたのか? 85歳で現役復帰した杜氏の生き様
「酒づくりの神様」と呼ばれ、吟醸酒ブームを生み出した伝説的な杜氏・農口尚彦さんを取材。「後世に酒造りのノウハウ」を伝えるために、85歳という高齢で酒造りの現場に戻った農口さんは、いま何を思いながら酒をつくるのか。
日本酒の第一線を走り続けた農口さんの言葉の数々は、日本酒ファンなら必見です!
いかがでしたでしょうか? お気に入りの日本酒が見つかると、食事が一段と楽しくなるはず!
みなさんも日本酒ライフを満喫してくださいね。