ここ数年、空前の肉ブームにより、数多く肉料理専門店がオープンしました。
特に六本木エリアは、海外から上陸したステーキ専門店などが話題を呼び、ブームに刺激を受けて、肉料理に力を入れるお店が更に増えました。
そんな肉ブームの最中、さらなる進化を遂げる、肉好きにはたまらない知る人ぞ知るお店が、麻布十番にあります。
その名も『肉とスパイス JINDARI(ジンダリ)』。
今回は、まだまだ続く肉ブームの最先端を行く要注目店となる『肉とスパイス JINDARI』をご紹介します。
六本木と麻布十番の間でひっそりと営業する『肉とスパイス JINDARI』 へ
まずは『肉とスパイス JINDARI』までの道のりをご案内します。
最寄駅は、東京メトロ南北線と都営地下鉄の大江戸線が通る「麻布十番駅」です。
2つの路線が利用できますが、今回は利用乗車数が多い、東京メトロ南北線からの行き方をご紹介します。
ホームで電車から降りたら、まず7番出口を目指してエスカレーターを昇ります。
エスカレーターを昇って改札を出たら、右折しさらに進むと今度はエスカレーターを降り、さらに進みます。
降りたら、再度エスカレーターを降りる場所があるので、どんどん降りていきます。
エレベーターを降りきって、まっすぐ進むと都営地下鉄の大江戸線の改札口があります。
都営地下鉄の大江戸線を利用する方は、ここからスタートしてください。
大江戸線の改札口を背に、さらにまっすぐ進むとエスカレーターがあるので昇ります。
長いエスカレーターをどんどん登っていくと・・・。
地上に出ました。電車から降りて少し駅内を歩きましたが、7番出口から出るのが一番お店が近いのでぜひ利用してみてください。
目の前の大通りを正面に右折して、六本木ヒルズ方面に歩きます。
歩いていると、六本木ヒルズを中心に8つのルートを運行している「ちぃばす」のバス停がありますので、さらにまっすぐ進みます。
さらに前に進んで行くと「鳥居坂下交差点」にたどり着きます。この交差点もお店に行くためのひとつの目印になります。
交差点を越えさらにまっすぐ進むと、ようやくお店に着きました。一見通り過ぎてしまいそうな雑居ビル内に、『肉とスパイス JINDARI』があります。
確かに場所はこのビルで合っていますが、お店が見当たりません。周りを見ると・・・。
ビルの最上階に小さく『肉とスパイス JINDARI』と書いてある看板が見えます!まさに知る人ぞ知る、隠れ家的存在のお店です。
お店はビルの4階にあります。階段を上がるとなんとかお店の入口まで到着。
それでは早速、入ってみましょう。
入口から店内に入ると、大きな窓から陽が差し込み明るい雰囲気。窓からは六本木付近を行き交う人々や、車の走る姿が見え、こじんまりしていながらも開放感があります。
4~5名様用の完全個室もあり、静かにお肉を堪能したい方、デートや接待でも利用される方が多いそうです。個室は1室のみですのでお早目の御予約がオススメです。
肉とスパイスを合わせる唯一無二の熟成肉が食べられるお店
はい、いきなりお肉どーん!こちらの美味しそうなお肉は、和歌山育ちの黒毛和牛「熊野牛」です。「熊野牛」といえば、和歌山県のブランド牛で有名ですよね。
『肉とスパイス JINDARI(ジンダリ)』は、インド産のスパイスを中心に組み合わせることで、お肉の旨みが引き出される新しい食べ方のスタイルを提案するレストランです。
もともとは、熟成肉専門店として営業していましたが、まさに店名の通り、肉とスパイスをテーマにしたお店にリニューアルをし、昨年11月でちょうど一周年を迎えました。
提供するお肉も、以前は様々な地域のブランド牛を提供していた時期もありましたが、現在では、熟成させた熊野牛とフレッシュな熊野牛を提供しているのだそう。
店内に設置のコルクボードには、その日仕入れた牛肉の部位と提供グラム数、値段が書かれています。
仕入れの部位は毎日かわり、来店するごとに違う部位のお肉が食べられます!また、肉の量を選ぶことができる、肉ラバーユーザーには嬉しい提供の仕方も特徴的です。
日によっては、普段なかなかお目にかかれない希少部位のお肉が食べられるので、お肉好きの方は要チェックです。
ごま油とチャトニのジャパニーズスパイスでいただく、ぷりぷりさくさくなレアカツ
それでは、いよいよ熊野牛をアレンジしたさまざまな料理をいただくとしましょう!
まずはじめは、「和牛ハツのレアカツ(1,680円・税抜)」を注文しました。こちらは新鮮なハツを素早く揚げたカツです。ハツとは牛の心臓の部分の事で、サクサクと噛み切ることができ、さっぱりと食べられるので好きな方は多いですよね。
ハツのレアカツにつけるタレは、ごま油と、緑のペースト状になっている山椒チャトニです。チャトニとは、インドの食卓でよく食べられるチャツネのことなのだそう。
このお店では、パクチー、和歌山産のぶどう山椒、ヨーグルト、生姜、ニンニク、塩を混ぜて作った自家製チャトニを、ごま油とまぜたタレで食べます。
ぷりぷりさくさくなレアカツは、そのままでもお肉の風味と独特な味が口に広がり、箸がとまらないです!
ですが、チャトニや添えてある玉ねぎやパクチーと一緒に食べると、サッパリした味わいに変わります!これはカツの概念が変わるほど美味しい!
山椒チャトニは、まさにジャパニーズスパイス!レアカツとの相性は抜群です!
希少部位が食べられる日もあるかも!?日替わりで楽しめる炭火焼ステーキ
次も、お肉をいただきます。このお店のメインディッシュでもある熊野牛の炭火焼ステーキを注文しました。コルクボードのラインナップから、好きな組み合わせを選んで食べることができます。
来店したこの日は、ランプ、三角バラ、クリミ、ハラミ、サガリのお肉があったのですが、今回は、フレッシュなサガリ 129g(写真上・左)と熟成肉のクリミ 167g(写真上・右)を注文してみました。
豪快にカットしたお肉が大木のプレートで出てきます。大勢で食べれば盛り上がること間違いなし!
炭火でじっくりと時間をかけて火入れするので、焼き上がり時間が40分~50分かかるのだそう。
来店したら先に好きなお肉を注文して、その間は、他の料理やドリンクを楽しみながらお肉の焼き上がりを待ちましょう。
お肉が焼きあがったところでいよいよお肉をいただきます!
特にオススメなのが、希少部位でもあるクリミ。厚めにカットされたクリミは弾力があり、しっかりとした食感。
ほどよいサシが入っていて脂も重たくなく、噛みしめるたびに肉の旨みが口いっぱいに広がり、至福の時を刻むことができます。
マニアックな部位ではありますが、肉好きの方にはお気に入りの部位だという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お肉は、添えてあるスパイスのマッシュポテトや、トマトチャトニと一緒に食べてもいいですし、嬉しいことにお肉本来の旨みを引き出す定番の塩、もしくは、マルドンやクミンにつけて食べてもオススメ!
スパイスの芳香と刺激により、お肉の旨みが引き出される新しい食べ方のスタイルに、感動の連続でした。
まぜそば風で豪快に食べる伊勢うどん
そして、シメにはオリジナル混ぜカレー伊勢うどん(1,680円・税抜)をいただきました。
シメにうどん?と驚かれるかたもいるかと思いますが、ステーキを食べた後にシメうどんを食べる方が多いのだとか。
見た目は、現在ラーメンフリークの間で流行りつつある、まぜそばに見えますが、三重県の伊勢名物である伊勢うどんを、独自にスパイスを使ってアレンジした創作メニューです。
うどんは珍しい全粒粉の伊勢うどん。その上には熟成豚のイノシシのモモハム、和歌山県産イノシシと熟成豚のキーマカレー、パクチー、卵黄がトッピングされています。
パクチーが苦手な方は、万能ネギに変えることができるのでご安心を。
丼の底には、豚の背脂、鶏油、返しの醤油が入っているので、具とソースをよく混ぜていただきます。
麺は極太で非常に柔らかく、初めて食べた方はその違いに気がつくはず。カレーは日替わりですので行くたびに新しい味の伊勢うどんを楽しむことができます。
まさに華麗なるうどんをぜひご賞味あれ!
JINDARI特製!自家製のスパイスが入ったスパイスサワー
夜にオススメのドリンクも豊富にあります。メニューを見て珍しいと思った、スパイスサワー(650円・税抜)を注文してみました。
なんとサワーにシナモン、クミン、コリアンダー、カルダモン、生姜、クローブのスパイスが入った、このお店でしか飲むことができない、JINDARI特製ドリンクです。
6種類のスパイスが調和しており、スパイシーさを感じながらも、さっぱりと飲むことができるので、お肉と一緒に飲むのもオススメ。
お肉に相性が良い南アフリカ産のワインも豊富
また、南アフリカ産を中心としたリーズナブルに飲めるワインも多く揃えられています。
白と赤があり、オススメは肉に相性がピッタリの赤です。
濃厚で力強い味わい赤ワインとボリュームのあるお肉を合わせてみたら、ワインが進むこと請け合いです。
こちらの店舗は深夜1時まで営業しているので、少し遅めのディナーにも最適です。オープンキッチンになっているので、店員さんと気軽に話すこともできますよ。
肉ブームの最先端の味を、麻布十番で堪能してみてはいかがでしょうか。
ライター紹介
- 肉とスパイス JINDARI
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- 住 所
- 東京都港区六本木5-11-32 第3岩崎ビル4F
- 電 話
- 03-5413-4018
- 肉とスパイス JINDARI
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東京都 港区 六本木
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