
焼きそばブロガーの塩崎です。みなさん、焼きそば食べてますか?

焼きそばのイメージって、わりと共通していますよね。ソースで炒めた麺とキャベツ、青海苔に紅生姜。肉や目玉焼きが加わることもありますが、正直言って地味です。
しかし! 世の中にはそんなイメージからかけ離れた焼きそばもあるんです!
焼きそばの上に「そんなの乗っけちゃうんだ」と思わず唸っちゃう、豪快なトッピングの数々を今回はお見せしましょう!!
1. トマトが丸ごと、トマト焼きそば!
まずは馬喰町にある「中華料理 帆(ほ)」さんの「エビとトマト両面焼きそば」。
はい、ドーン!

両面を固く焼き上げた麺に、真っ赤なトマトが丸ごと一個トッピングされているんです。上に掛かっている白いのは、なんと粉チーズ!

湯剥きされた柔らかなトマトを、スプーンで潰して広げましょう。トマトの水分が旨味と共に麺に滲み、徐々にほぐれていきます。

麺の中にはエビや野菜を使った塩味ベースの餡が入っています。トマトの風味とも相性抜群! カリカリ・モチモチな麺と一緒に頬張ってください。

- 中華料理 帆
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東京都 千代田区 東神田
中華料理
2. カニ味噌たっぷり、カニ焼きそば!
続いては、麻布十番「Asian Cuisine A.O.C.」さんの「渡り蟹の濃厚蟹味噌炒め麺」!
漢字が多い!

どうですか? ワタリガニの姿を再現するかのように甲羅やハサミをあしらった、インパクト大の盛り付けでしょう?

麺はもちもちの特注太麺。カニ味噌をベースにしたソースを絡めて炒めてあるんです。

砕いたナッツとパクチーも使っていて、味わいはエスニックっぽくもあり。カニ味噌の濃厚な風味が病み付きになりますよ。

- Asian Cuisine A.O.C.
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東京都 港区 麻布十番
居酒屋
3. その手があったか、ステーキ焼きそば!
もちろん肉だってあります。三田駅からほど近い芝浦「レストラン吉甚」さんの「ステーキ焼きソバ」!
(なぜか「ソバ」だけカタカナ)

見ての通り、ソース焼きそばにステーキがドドーンとトッピングされているんです。ステーキ焼きそば以外の何物でもありません。

790円とお手頃価格なため、肉の厚みはほどほどですが、サイズ的には食べごたえ十分! 焼き加減も上々です。

オーソドックスなソース焼きそばにステーキを乗っける発想が「素敵」ですよねー。(ステーキだけに)

- レストラン 吉甚
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東京都 港区 芝浦3
洋食
4. どうしてこうなった、イワシ焼きそば!
最後は代々木八幡のバル、「Vinok(ヴィーノック)」さん。こちらの「サカナソバ」が強烈なビジュアルなんです。

乗っているのはマイワシのコンフィ。イワシなのでオイルサーディンと呼んだほうが分かりやすいでしょうか。

焼きそば自体は自家製麺をスパイシーなソースで炒めてあり、トマトやパクチー、アーモンドスライスなどの食材と相まって、エスニック風の味わいです。

そのスパイシーな風味が青魚特有の臭みを消し、旨味に昇華しているんです。食べてみるとビックリするほど高い完成度なんですよ。

- ヴィーノック
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東京都 渋谷区 富ヶ谷
ダイニングバー
いかがでしたか?
どの品も見た目だけじゃなく、味のほうもひと工夫もふた工夫もしてあって、リピートしたくなること請け合い。きっと友達にも勧めたくなります。ぜひとも実際に体験してください!
ライター紹介
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塩崎省吾
- 焼きそばブロガー、ライター、編集者。本業はRettyのエンジニア。 2011年から、ブログ「焼きそば名店探訪録」を開設。日本全国の焼きそば名店を探しては食べ歩き、47都道府県を制覇。「焼きそば」達人として、TV・雑誌をはじめいま注目を集めている。