今日本では、わざわざ海外旅行に行かなくてもおいしい各国の料理を食べることができます。
韓国・香港・ベトナム・タイ・インド・ヨーロッパですとフレンチ、イタリアンが代表的な世界の料理。
日本にいながら世界一周した気分になれて、なおかつ絶品の料理が食べられる。
そんな中、本格的なスリランカ料理が食べられるお店が東京の日本橋にあると聞いたので
、ワクワクしながら行ってきました。その名も『KANDY (キャンディ)』。
スパイシーな香辛料を使い、ココナッツミルクをたっぷり使うスリランカ料理。日本ではあまり馴染みのないスリランカ料理、果たしてどんな料理を食べることができるのでしょうか。
それでは早速、スリランカ料理のお店『キャンディ』をご紹介します。
本格派スリランカの料理が食べられるお店へ
まずはお店の行き方をご案内します。『キャンディ』の最寄り駅は日本橋駅。
日本橋は、江戸幕府開府とともに城下町として急成長を遂げ、今も老舗店舗が数多く立ち並ぶビジネス街です。
そんな日本橋駅は、東京メトロ銀座線と東西線、都営地下鉄の浅草線の3路線が乗り入れており、どの路線からも改札から徒歩1分で行くことができます。
今回は、一番利用頻度が高い東京メトロ銀座線からの行き方をご紹介します。
電車を降りたら、B6出口を目指します。
改札を出たら、案内に沿ってB6出口まで進みます。
進んで行くと、東京日本橋タワーの1階の入口に着きます。エスカレーターを降り、地下1階に行きます。
地下1階には、バラエティ豊かな飲食店舗が立ち並んでいます。
その飲食店舗の一つに『キャンディ』があります。日本橋駅直結の東京日本橋タワーB1Fにあるお店は、駅から直結しているので雨に濡れずに行けるのが嬉しいですね。
ガラス張りの外観は、スタイリッシュで格調高い雰囲気。店頭には、スリランカのダンスを踊る映像が流れており、中に入る前からスリランカの異国情緒を体感できます。
初めて踏みしめるその雰囲気にドキドキ・ワクワクしながら店内へtake off!!
店内に入るとそこはもう異国情緒溢れるスリランカの世界。スリランカ文化が感じられるモダンアートな絵画が印象的です。
店内には、2人掛けテーブル席・4人掛けテーブル席・中央に大テーブルがあり、各席とも間隔が広くてゆったりと食事を楽しむことができます。
オープンキッチンからは、スパイシーな料理の香りがして座る前から食欲を刺激されます。
かわいらしい店名の由来は??
店名である『キャンディ』の由来は、スリランカの都市からきています。首都コロンボから車で2〜3時間走った場所にある都市「KANDY」から名付けられたのだとか。
スリランカの「KANDY」は、日本に例えるなら京都にあたるのだそう。仏歯寺、王宮建造物群を含むキャンディの文化財は、「聖地キャンディ」として世界遺産(文化遺産)に登録されている、伝統ある都市です。
スリランカ料理の一流シェフが常駐
『キャンディ』は、世界三大医学の一つとされる「アーユルヴェーダ」の考え方をもとに、 健康を意識したスリランカの料理を提供してるのだとか。
様々なスパイスやハーブこそが健康と美容の秘訣。体調を整え、健康を助ける薬膳料理でスリランカの食文化の美味しさをこの『キャンディ』で体感することができるのです。
オープンキッチンでスリランカ料理を作るのは、左からテゥシャンタさん・ジャナカさん・マヘーシさん。5スターホテルで10年以上経験がある一流シェフが3名常駐しています。ジャナカさんは、国内料理コンテストで銀賞受賞した腕の持ち主。
『キャンディ』はお客様に満足していただける魅力ある味を提供するため、スリランカのホテルで経験を重ねた一流シェフが常駐しているのです。これは素晴らしいですね!
それでは、早速本場スリランカシェフが作るスリランカ料理をいただきましょう!
カレー味の具がたっぷり!スリランカの揚げ餃子
まずは、アラカルトに「ピリ辛ポテトパティシェ」を。スパイスの効いた揚げ餃子風スナックです。スリランカでは、お酒とともにおつまみとして食べることが多い一品料理です。
サックサクの生地の中には、熱々のカレー味のポテトと具がたっぷり!
添えてあるチリソースにつけて食べると、さっぱりとした酸味が加わり、スパイシーなカレー味のポテトと相性抜群!軽食やお酒のおつまみに最適です。
やさしいココナッツの風味とスパイシーなカレー風味が漂うスリランカ風野菜炒め
次に、もう1品アラカルトの「なすとトマトのテルダーラ」を注文してみました。テルダーラはスリランカ風の野菜炒めで、こちらはなすとトマトのペッパー風炒めです。
素揚げしたナス・トマト・たまねぎ・ピーマンなどの野菜を、ココナッツとカレーのスパイスで炒めてあります。
なんと、野菜炒めにもココナッツが入っているのだそう。それもそのはず、料理の原料となるココナッツは、スリランカでは料理には欠かせないもの。各家庭でココナッツの木を育てているのだとか。
酸味があって、カレーのスパイスで炒めているのでスパイシー。さらに、ふんわりココナッツの風味もします。お酒のおつまみにも最適ですが、ご飯も欲しくなる「なすとトマトのテルダーラ」は一度食べるとクセになる味です。
ココナッツ、ハーブベースのからだに優しい本格派スリランカカレー
スリランカといえばカレーですよね。カレーは玉子・チキン・野菜・魚・パリップ(豆)の5種類。チキン以外は、ココナッツが入っています。
今回は、カレー3種とサラダの付いた「ロイヤルオールスターズカレー」 を注文してみました。
「ロイヤルオールスターズカレー」は、パリップ(豆)・魚・チキンの3種のカレーに、野菜サラダが付いています。そしてプレートには、ライス・アカモク麺・コットゥ ロティ・ココナッツサンボール・野菜テルアーダ(インゲン)・チャツネ・中央にはパパダン(豆せんべい)が添えてあります。
この日は、パリップ(豆)・チキン・サバ。
魚は、カジキマグロやサバなど日替わりですが、サバはとても人気があり、魚カレーはほとんどサバが固定メニューになっているのだとか。
プレートには、左下から時計回りにチャツネ・コットゥ ロティ・ココナッツサンボール・パパダン・ジャスミンライス・ヌードル(アカモク麺)が付いています。
メニューには、スリランカ料理の食べ方の記載がありますが、基本食べ方は自由。
まずは、コットゥ ロティにチキンカレーをかけて食べてみました。
コットゥ ロティは、小麦粉で作った薄焼きの生地を15層に重ね、それを一旦ロール状にして細かく千切りにした後、野菜などの具材、カレーやココナッツと炒めたスリランカの家庭料理。
コットゥ ロティを単体で食べると、まるでそばめし!
ロティのもちっとした食感にスパイシーなチキンカレーが合わさると、チャーハンにカレーをかけたような新感覚のカレーになります。なんとも不思議な味がヤミツキです!
次に、サバカレーにジャスミンライスをかけて食べてみました。ライスにはスリランカカレーによく合うジャスミン米を使用。カレーにライスは王道ですね。
カレーの味をよく味わうならジャスミンライスがオススメ。程よいかたさのライスはカレーと相性抜群で、思わずおかわりをしてしまいそうでした。
ジャスミンライスにパリップ(豆)カレーをかけてみました。こちらは、やわらかい豆の食感にマイルドなカレールーがとても優しい味。辛いのが苦手な方にオススメ。パパダンにつけて食べると、せんべいの香ばしい味とよく合いオススメです。
個々に味を楽しんだ後、最後は全部混ぜてチャーハン風にしていただきました。
最後に、アカモク麺を食べてみました。アカモク麺は、海藻を100%国産小麦に練りこんだ体に優しい麺です。
見た目は蕎麦の色をしていますが、味はうどん!!そのままで食べてもいいですが、好きなカレーにかけて、うどんカレーとして食べるのも通な食べ方なのだとか。
スリランカから船舶輸送している歴史ある紅茶
『キャンディ』を訪れたらぜひ飲んでいただきたいのが紅茶。テータイムにも飲める「ジョージ・スチュアート・セイロンティー」。
紅茶の特産地スリランカで最も歴史のある、「ジョージ・スチュアート・セイロンティー」の各種紅茶が販売しており購入することができます。
個性あふれる香りと味わいの紅茶を、自宅でも楽しんでみてください。
スリランカ料理を食べて
スリランカ料理を食べた後、時間が経つにつれて体がぽかぽかと温かくなってきました。アーユルヴェーダの効果でしょうか。女性にとって冷えは大敵。内面にもうれしい効果をもたらしてくれるスリランカ料理をもっと食べたいと思いました。
そんな『キャンディ』では、来月4月13日〜15日に、スリランカ料理の巨匠「パブリス・シルワ」 シェフをお招きして、キャンディの3人のシェフと料理コラボの食事会を開催するとのこと。
スリランカ食文化と本格的な料理の味を知るチャンス。この機会に絶品スリランカ料理を体感しに、『キャンディ』に訪れてみてください。
- キャンディ
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- 住 所
- 東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー B1F
- 電 話
- 03-6262-1407
- キャンディ
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東京都 中央区 日本橋
カレー