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辛くて旨い=辛旨中華が大集結!名店ぞろいの「四川フェス」で四川料理の真髄を学ぶ

近頃、激辛ブームの中心は"旨辛"にシフトしつつあるように思います。

辛いだけの料理は減り、辛さの中のうま味をどれだけ味わえるかという楽しみ方に変わってきているのではないでしょうか。

日本酒でも「旨口」という飲み口が人気が出ていますし、いまは「旨いものブーム」です。いや、旨いものが人気あるのは当たり前ですけれど。

そんな旨辛ブームの中、四川料理の名店が集った四川フェスティバルが2018年4月7・8日に東京の新宿中央公園で開かれました。Rettyも認める本物の激辛好きタレント・鈴木亜美さんがプロデュースした激辛麻婆豆腐も登場しました!

アミーゴはトークショーにも登壇。その様子を含め四川フェスの盛り上がりぶりをレポートします。

初めてのコラボ辛味料理「天獄麻婆豆腐」をプロデュースしたアミーゴ

中国留学の経験もある落語家の三遊亭楽生さんが司会をつとめ、アミーゴのほか、アミーゴとともに天獄麻婆豆腐を開発した陳家私菜の陳龐湧オーナーとトークショーが行われました。

小学生の頃から辛いものに慣れ親しんでいたと語るアミーゴに対し陳オーナーは「鈴木さんが四川に詳しくて私も勉強になりました」と舌を巻きます。

旨辛な辛味が好きで以前から陳家私菜へ通っていたというアミーゴは「麻婆豆腐が好きで通っていて、近々四川フェスがあるよというところからトントン拍子に話が進んでいきました」とはじめての激辛プロデュースのきっかけを説明。

「生の山椒を入れたところがポイントです。プチプチプチとした食感がするくらい入れちゃおう!というところにこだわりました!」と天獄麻婆豆腐の味を解説しました。

陳社長も「中国の山椒にはいろいろありますが、ホアジャオ(花椒)よりも辛い、青い粒の山椒がありまして。ミントのような辛さと痺れなのですが、鈴木亜美さんならこれがいいかなと思いました」と独特な痺れの秘密を語りました。

四川フェス主催の中川正道氏が「辛さは10段階で11です!」と言う天獄麻婆豆腐、アミーゴも「これは大人の人が自己責任で食べないといけないと思ったのでR-18指定がいいかなと思いました」と語るほどの辛さ。

R-18という言葉には参加者に驚きが交じった笑顔が見られました。

最後に「乳製品を食前食後に飲んでくださいね」と参加者に優しいアドバイスを送ってくれましたよ。確かにこの天獄麻婆豆腐は、乳製品マストです!

天獄麻婆豆腐を食べた人の声

さて、Rettyグルメニュースでもお知らせしていた天獄麻婆豆腐。実際にフェスで天獄麻婆豆腐を食べていた方に感想を聞いてみました。

「麻婆豆腐大好きです。僕は麻(マー)が好きなのでこの辛さは素晴らしいです。初めてです。僕は辛さは大丈夫だったけれどみんなは駄目そうでしたね(笑)。これまで食べた中で一番辛かったですけれど、ドMなので嬉しい痺れでした!」

「辛い食べ物や四川料理が好きで参加しました。一番辛いのをってお願いしたのですが、しびれが強いなーと思いました。美味しかったので、こういう麻婆豆腐が普通にお店に出てくればいいなと思いました!」

口にした四川料理はすべて美味しかった!

せっかくのフェスです。陳家私菜の料理を始めいくつかの店舗の料理を頂きました。どれも個性に溢れる味で美味しく頂きましたよ!

陳家私菜の麻婆豆腐(天獄)とよだれ鶏(天獄)

アミーゴプロデュースの「天獄」の辛さを持った麻婆豆腐とよだれ鶏を食べました。注目すべきはやはりこの外見で、赤と緑の唐辛子に粒状の青山椒です。

唐辛子の辛味と山椒の痺れはもちろん最凶コンビ。しかしながらそれぞれしゃきっとした野菜としての味わいがあるため、ただ辛いだけではなく美味しいところにポイントがありました。山椒の爽やかさにはビールよりも紹興酒の濃厚さがマッチしていました。

店舗では石焼きで出るところが、フェスのため提供が発泡スチロールでした。熱くない分、店舗で食べるよりも優しい味わいだったかもしれません。

そして次に訪れたのは、伝統四川料理を提供する3店舗!

老四川 飄香(ビャオシャン)の四川モツ春雨

古き四川の味を味わえる飄香からは四川モツ春雨が。八角の香り良く、春雨は優しくつるつると喉を通って行きます。

すすっても喉に堪えないほど良い辛味は、辛いのが苦手な人にも楽しめたことでしょう。

虞妃(ユイフェイ)のスパイシースープワンタン

成都へ留学経験のあるシェフが腕を振るう虞妃ではスパイシースープワンタンを頂きました。

食欲をそそるオレンジ色のスープに染まった大粒なワンタンはボリューム満点でした。

唐辛子などが浮かぶ様子もなく食べやすい味付けになっており、油っこさも感じさせない一品でした。

陳麻婆豆腐の麻婆豆腐とキュウリのガーリックソース

四川料理の老舗・陳麻婆豆腐からは麻婆豆腐とキュウリのガーリックソースを。麻婆豆腐は挽肉が生きたもので、会場で売られていた青島ビールにピッタリな味付けがされていました。

キュウリのガーリックソースは見た目に反して甘い味付け。強烈なニンニクの香りと甜麺醤の甘みがキュウリの歯触りと良いコンビネーションを見せ、辛めな味付けの多かったこの日のメニューの中で良い箸休めとなりました。

途切れない行列。四川の注目が熱い

厚い曇が空を覆いながらも雨粒の落ちなかった土曜日の新宿中央公園には人があふれていました。どの屋台も行列は長く、行列が途切れることがありません。トップクラスの四川の味をはしごしたいという参加者の気合が伝わってくるかのようです。

今年から来年にかけては辛味の中でも山椒などの「しびれ」が流行を見せるだろうと言われています。そんなしびれを様々堪能できた四川フェス、これをきっかけに実店舗を訪れてみようと思った参加者も多かったのではないでしょうか。

ライター紹介

奥野大児
奥野大児
ブロガー・フリーライター。250人ほどが集まる日本最大級のブロガーイベント「ブロガーズフェスティバル」の実行委員長。ライティングはIoTやクラウドサービスの関連記事から食レポ・階段まで様々。趣味は愛好歴35年にもなる将棋でアマ三段。特技は初めていった居酒屋さんで常連のような扱いを受けること。
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