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"世界で一番安い、ミシュランの星を獲得したレストラン"
そんなキャッチコピーで知られるのは、香港発の人気飲茶店『添好運(ティム・ホー・ワン)』。すでに複数の店舗を構えるティム・ホー・ワンが、なんとこの4月、日本に初上陸!
- 添好運 日比谷店
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東京都 千代田区 有楽町
飲茶・点心
日本1号店を東京・日比谷の人気スポット、日比谷シャンテ別館の1Fにオープンさせたとのことで、一足お先に伺ってきました。
安く食べられるミシュラン店とは言うけれど……一体どんなもんなんでしょ?
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4年連続でミシュランの3ツ星を獲得したという、フォーシーズンズホテル香港の『龍景軒』で修行をした、点心師であるMak Kwai Puiシェフ。
パートナーのLeung Fai Keungシェフと共に、“よりカジュアルに、本物の味を日常的に楽しんで欲しい”という思いから独立したこちらのお店は、2009年に香港で創業。
オープンキッチンスタイルになっており、客席からは活気溢れる厨房を覗き見ることもできます。
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席に座ると、メニューが。お値段は380円〜680円がほとんど。
まるでファミレスのような、お気軽なプライス設定です。安い!うれしい!
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注文方式は、配られた伝票に食べたいメニューの個数を書き込み、店員さんに手渡すシステム。香港の屋台を思わせる、気軽な注文方法ですね。
ちなみに現地では「点心紙」と呼ばれ、メニューを兼ねている紙でもあります。
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お通しがわりに、プーアール茶の飲み放題が基本的についていますので、お酒を飲まない人であれば飲み物はこれだけでもOK。飲む人は青島ビールなどを飲むのもおすすめ。
最初に登場したのは、ティム・ホー・ワンの人気ナンバーワンである看板商品「ベイクド チャーシューパオ」(580円)。
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私はこの日、うっかり1人で訪問しちゃいましたが、このお値段(580円)で3個もついてくるので、やはり飲茶ですし、複数人で注文する方がワイワイ楽しいはず。
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まるでメロンパンのような見た目。一口かじってみれば……
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ほんのり甘いサクサクとした生地の中に詰められた、甘辛いチャーシューはこってり系。食べ応え抜群の一品です。
「海老と黄ニラのチョンファン」(580円)は、モチモチとした米粉生地に包まれた、広東式飲茶を代表する料理。
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生春巻を思わせる見た目で登場するや否や、店員さんが客席でタレをかけて仕上げてくれます。
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ぷりっぷりの海老とニラが絶妙にマッチング。濃い見た目とは裏腹に、さっぱりめのソース!程よいしょっぱさが絡みつきます。
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このぷりぷり、モチモチの食感は、一度食べれば忘れられなくなりそう。
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さてはて、飲茶レストランと言うならば、「大根餅」(480円)もお忘れなく。
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パリッとした焦げ目をつけた大根餅は、そのまま食べれば大根の甘みが感じられる素朴な一品。日本の中華料理屋で出されるものよりも水分量が少なく、硬めの食感です。
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付属の辛めのソースをつけて食べるもよし。
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テーブルに用意されたウスターソースで食べるもよし。ぜひお好みでチョイスを。
飲茶レストランだけど、がっつりした飯も食べたい?そんなあなたは「スペアリブの蒸しご飯」(580円)が見逃せないはず!
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ちょっぴり骨を残したまま、トロトロになるまで煮込まれたスペアリブを、たっぷり丼にのせたこちらは、白米に染み込んだタレまで美味しい男飯。
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細長くパラパラ食感が特徴の、いわゆるインディカ米(タイ米)を使用しており、いい意味で"日本っぽくない"味わいを楽しめるのが特徴です。
さらに白米が進むおかずとして、筆者が個人的に超イチオシなのはこちら、「鶏足の香港式煮込 アワビソース」(580円)。
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日本人には見慣れない、鶏の足の部分。実は東南アジアでは、このように煮込みにして食べるのが一般的。
ぷるっとした食感は、豚足好きな方にはヒット間違いなし。こってりとした味付けは、ご飯やビールのお供にぴったりです。
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(ギョッとする見た目かもしれませんが、うまいんだわ、これが!マジで!!!)
さてさて、ここまでで随分とお腹いっぱいになりましたが、締めももちろん飲茶レストランらしいもので終わりにしたいところ。
いわゆる日本でいうところの甘い蒸しパンである「マーライコウ」(480円)は、蒸し器から登場。
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ふわっと香り立つ、甘い匂い。ビッグサイズのあったかいスイーツです。
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大ボリュームなので、複数人でちぎりながら一緒に食べるのがおすすめ。卵の甘みを感じられ、お子様にも食べやすい、昔ながらの味となっています。あつあつ状態をハフハフ言いながら食べてほしいデザートです。
……と、ここまでズラッとお腹いっぱいに楽しみ、プーアール茶をごくごく飲んでもお値段は……ご紹介した通り、まさにファミレスと同程度。
夜も客単価は2,200円程度とのことで、若者や学生にも行きやすい、まさに「カジュアルなミシュラン店」のコンセプトそのままのびっくりプライスでした。
ですが、味はやはりちゃんとミシュラン。
シンガポール出身で、アジア料理にはうるさい筆者も、「日常的な料金で一流ホテルの味が楽しめる」との評判は嘘じゃない、と納得。
すでに行列ができつつあるとのことなので、皆さんもどうかお見逃しなく!