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本場高知でカツオの食べ比べ!独断と偏見で選んだ「とにかくカツオが旨い店」【ひろめ市場編】

目には青葉 山ほととぎす 初鰹

江戸時代の俳人・山口素堂が詠んだ俳句です。この句が詠まれてから初鰹は粋な江戸っ子が食べる初夏の名物となりました。

そして、かつおの美味しい食べ方の代表格といえば、かつおのタタキ。かつおのタタキが美味しく食べられる地域といえば、高知県ですよね。

高知城の近くにある屋台村「ひろめ市場」では高知産の名物をいろいろ飲食できます。

筆者は先日出張で高知県を訪れた際にひろめ市場へも赴き、ひろめ市場で売られているかつおを食べ比べてきました。かつおが美味しいお店を、一挙にご紹介します!

「明神丸」の塩タタキにぎりは必食

ひろめ市場をうろうろしていて、火の手がぶわっと上がるのを目撃したら、そこが明神丸です。

明神丸は高知市内でも何軒も見かけるお店ですが、もちろんひろめ市場でも中央の良いポジションを陣取っており、その炎の効果もあってか、お客さんの列がなかなか切れません。

ここでは、塩タタキにぎり(480円)を注文しました。

5貫入っているにぎりは、ネギ・ニンニクと共にゆず酢をつけていただきます。

ゆずという柑橘類は高知が誇る食材の一つで、ひろめ市場内でもオリジナルリキュールが売られているほど力が入っています。

ゆず酢はポン酢ベースのタレと比べても、遙にさっぱり感が強く、仮に食欲が無くてもぱくぱくと食べられる爽やかさ。

かつおの歯触りはもちろん、薬味に依存しないので、かつおのもちもちにご飯のほろほろが加わり、口の中ではちょっとしたよさこい祭りが起こっています。

かつおとゆず、高知名物を同時に食べられるという意味でも、この塩タタキにぎりはお勧めですね。

「やいろ亭」なら塩タタキとタレタタキで食べ比べ

高知県民と筆者が話すと、よく会話に出てくるのが「やいろ亭」。こちら人気店のようです。ここでは塩タタキ(1,250円)とタレタタキ(1,350円)が提供されており、それぞれ注文してみました。

他の店舗も同様でしたが、高知でたべるかつおにはニンニクのスライスがタップリのっています。高知の人々はニンニク臭いのには寛容なのでしょうか?

それを有り難いことと受け取って、切り身1枚ごとにしっかりとニンニクを乗せて塩タタキを頂くことにします。

一枚一枚の身が分厚いかつおのタタキには塩が振られています。

わさびできりっとし、スライスしたニンニクの歯触りと香りが力強く口内を走り、もっちりしたタタキと一緒に喉を通ります。新緑の季節の塩タタキ、なんぼでも食べたいですねえ。

こちらがタレタタキ。ポン酢ベースのタレの上にかつおがのり、更に玉ねぎ・ニンニクで頂きます。添え物としてトマトも入っていました。

塩タタキと同様身に厚みがあり、口の中で咀嚼することがとても楽しい一瞬。タレと玉ねぎはさっぱり感を与え、抵抗なく食べ進められるのはこちらかもしれません。

個人的にはかつおの味がしっかりと感じられる塩タタキをお勧め。苦手な人はわさびを避けても構いませんが、可能な限りニンニクはしっかり乗せて食べましょう。

「王子水産」では生のかつおを

「まぐろの王子水産」という店名なので、マグロが主なのかもしれませんが、王子水産では絶品のかつおの刺身を食べる機会に恵まれました。

タタキもあるのですが、こうやって見せられたら「トロカツオ」(450円)の響きに吸い寄せられてしまうのはやむを得ません。脂の乗った魚、大好きなんです。

大きな分厚い切り身。ひろめ市場で食べるかつおは、すべてボリュームたっぷりで、おいしさやお得感の前にうれしさがやってきます。

醤油・わさび・ニンニクをつけていただきます。

カツオはトロカツオの名に恥じないふんわりとした脂を感じます。いやあ、こんなに幸せでいいんでしょうかねワタクシ。

定食も食べられる「本池澤」でタタキ単品を頼む

本池澤は定食系のメニューが多く、お酒をどうするかはさておき、しっかりと量のある食事を求めている方にピッタリなお店です。

しかし、ここでもタタキ(1,200円)をいただきました。塩タタキですね。

本当はカツオの海苔巻きの「土佐巻」も食べたかったのですが、どうしてもご飯よりカツオに比重を置いてしまいたくなりましました。

この無念は皆さんがひろめ市場へ行って晴らしてください(土佐巻を食べてください)。

ここも大振りな切り身に、ニンニクを1かけらずつ乗せていただきます。ネギ、大葉もありますので好みに応じてアレンジしてみると良いでしょうね。

さんざん他店でカツオを頂いた後なのでカツオの味に関して「明らかに何々が違う!」ということが言えず申し訳ないのですが、これぞカツオのタタキ、というおいしさをこのお店でも味わえました。

甲乙つけがたいおいしさがありますよ。

余談ですが、本池澤では美味しいうなぎの蒲焼きも食べられ、カツオの他にこういった肴も同時に食べつつ一杯!という注文をしたいのであれば、ひろめ市場でも本池澤が唯一無二とも言えるでしょう。

かつおの魅力を食べ比べるなら「ひろめ市場」へ

オープン直後の写真です。普段は人でいっぱい

オープン直後の写真です。普段は人でいっぱい

ひろめ市場はそこかしこにあるテーブルをキープして、40を超える店舗から好きな食材を買ってきて食べる、というフードコートのようなシステムです。

ですので、上に紹介したかつおを同時に買ってきて食べ比べ、ということも出来ますし、タタキはこの店、他の肴はあの店、といった楽しみ方もできるんです。

他にもかつおが美味しいお店もありますので、この記事を参考にしつつ自分のベストを求めに館内をうろうろしてみると楽しこと間違いありません!

ライター紹介

奥野大児
奥野大児
ブロガー・フリーライター。250人ほどが集まる日本最大級のブロガーイベント「ブロガーズフェスティバル」の実行委員長。ライティングはIoTやクラウドサービスの関連記事から食レポ・階段まで様々。趣味は愛好歴35年にもなる将棋でアマ三段。特技は初めていった居酒屋さんで常連のような扱いを受けること。
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