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この試合が最後になっても、後悔ない戦いを--プロレスラー鈴木秀樹の「僕の体はエクレアでできてます」

プロレスラーの鈴木秀樹( @hidekisuzuki55 )です。

毎回ある「お題」にもとづいて、美味しいエクレアをご紹介する連載『僕の体はエクレアでできてます』第7回目のテーマは「安定感のあるエクレア」

“中”のクリームが主役の安定したエクレア

今回は70年の歴史を持つ「喫茶・大陸」(姫路)から取り寄せたエクレアを2種類いただきます。特徴は中身のクリームが二層になってぎっしり詰まっていて、そのどっしりした様に安定感を感じること。

まずは1つ目「アーモンドナッツ」、いきます。中身は生クリームとカスタードクリームが。エクレアの上に乗った、ナッツのカリカリ食感は楽しいですよね。かかったチョコは甘すぎず、控えめな印象です。

中身のクリームの味を強く出したいのかな、と思いました。クセがなくて食べやすい、スタンダードな一品じゃないでしょうか。上にナッツが乗っているから、スタンダードながらも、個性を感じますよね。

2つめは「クーベルチョコ」。中身はチョコレートとカスタードクリームです。チョコとカスタードの組み合わせって、珍しくないですか? 僕は初めて出会いました。

それに、これって“Wチョコ”なんです。上にかかったチョコと中身のチョコ。くどいかも……と思いきや、全然そんなことはありません。

チョコを脇役にして、中のカスタードを主役にしている印象。足し算と引き算がうまく、全体的なバランスが絶妙です。

「大陸」のエクレアを食べて思うのは、エクレアの“上”ではなく、“中”が主役のエクレアが出てきたなぁ、ということ。今までフルーツなどのデコレーションが、エクレアの上に施されたものが多かったじゃないですか。でも、このエクレアは違います。

見た目は地味。でも、一口食べて横から見ると、二層になったボリュームがすごいし、絵になるんですよね。いざ食べるまで、その魅力は伝わりづらいんですけど、食べてみるとその安定した味わいに魅了されました。

エクレア日記「安定感があるプロレスラー」

プロレスラーで安定感があるなぁと思う人は、たとえば大日本プロレスの関本大介さん。

ジャーマン・スープレックス(以下、ジャーマン)っていう、相手の背後から腰に腕を回して、そのままブリッジするようにして、相手を真後ろへ投げるプロレス技があるんです。

僕は体が大きいせいか、ジャーマンで投げられることはそれほど多くありません。ZERO1の佐藤耕平さんくらいかな。あとは関本さん。この関本さんのジャーマンはとくに、投げ方に独特の安定感を感じるんですよね。

ジャーマンって、技をかけた相手はブリッジした状態で技をきめるんです。技をかけられた方は、感覚としては自分だけ飛ばされて落ちる感じなんですけど、関本さんにかけられると一緒に落ちる感じがあるんです。体の安定感があるから、技をかけられた後、逃げるのが難しいというか……。

以前、博多での大会で対戦したときにも、ジャーマンで投げられて「安定してるな」と感じました。思いっきり抑え込まれているので、なかなか逃げられなくて。

投げられたダメージはそこまでなくても、その安定感のせいで逃げられない。特に関本さんには、肉体的・精神的どちらの安定感も備わっているように思います。

プロレスリング・ノアの丸藤正道さんも、初めて組んだときに「安定感のある選手だな」という印象を受けました。「不知火」など、飛ぶ技も多くする方なので、アクティブに動き回る印象がありましたが、どっしりしている感じ。

関本さんにしても、丸藤さんにしても、ひとつの団体に長く所属してキャリアを築いてきた人。確かな実績を積んでいて、歩んできた道に自信を持っていて、それが安定感を構成するひとつの要素になっていると思います。

「この試合が最後かもしれない」と思って戦っている

では、僕自身に安定感はあるのか――。それは、見る人が決めることだけれど、自分なりに心身ともに安定するために大事にしているのは、短期・中期・長期での目標を持つことです。

短期=次の試合まで1日1日をどう過ごすか
中期=リーグ戦などの大きな大会へ備えて、試合で自分をどう表現するか、コンディションをどう整えていくか
長期=1年先くらいの状況を見据えて、どう生きていくか(*あまりにも先のことは考えすぎないようにしている)

それぞれを具体的に考えた上で、「後悔のないような戦いをしよう」といつも頭に置いています。極端かもしれませんが、僕は試合をする度に「次はもうない」と考えるようにしているんです。「今日の試合が最後かもしれない」「今回以降、二度と試合ができないかもしれない」と。

この試合が最後になったとしても、後悔のないような試合をしよう――そう決めているんです。地方の小さな会場でも、大きな会場のメインイベントでも、リングに立つときはいつも同じスタンス。見てくれるお客さんにとっても、その日が鈴木秀樹の試合を見る最後の日になるかもしれないですからね。

5月、6月もたくさん戦います。ぜひ会場へ足を運んでみてください!

【今回食べたエクレア】

・大陸 エクレーヌ アーモンドナッツ(270円・税込、送料別)
・大陸 エクレーヌ クーベルチョコ(270円・税込、送料別)

販売サイトはこちら

■鈴木秀樹選手の試合情報
【試合】「赤の魂6周年記念興行」
【日時】2018年5月29日(火)試合開始:18:30
【会場】さざんぴあ博多(福岡県福岡市博多区南本町2丁目3-1)
【URL】https://www3.hp-ez.com/hp/akanotamasii/page17
その他、直近の試合スケジュールは鈴木選手のTwitterからご確認ください!

プロレスラー

鈴木秀樹
鈴木秀樹
1980年2月28日生まれ、北海道北広島市出身。専門学校卒業後、上京。東京・中野北郵便局に勤務。2004年よりU.W.F.スネークピットジャパンに通うようになり、恩師ビル・ロビンソンに出会う。キャッチ アズ キャッチ キャンを学び、2008年11月24日、アントニオ猪木率いるIGF愛知県体育館大会の金原弘光戦でデビュー。2014年よりフリーに転向。ZERO1やWRESTLE‐1、大日本プロレスなどを中心に活躍。著書に『ビル・ロビンソン伝 キャッチ アズ キャッチ キャン入門』がある。

(構成/池田園子、写真提供/鈴木秀樹選手)

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