今年の夏は、例年よりも暑い夏になると予想されています。
夏バテ予防の食材はいろいろありますが、その代表格と言えるのは「ニンニク」でしょう。
今回、ご紹介する三軒茶屋の「binwan 2nd(ビンワンセカンド)」では、ニンニクをまるごと1つ使ったペペロンチーノがあるとの情報を受けて、早速行ってきました。
東急田園都市線・三軒茶屋駅南口から歩くこと3分。昔風情の商店街の奥にトリコロールの提灯が見えたら、そこがイタリアン居酒屋の「binwan 2nd」です。
2年前にオープンしたこのお店は、元住吉に店を構えるイタリアン「binwan」の2店舗目。元住吉店が鉄板焼きメインなのに対し、三軒茶屋店は炉端焼きがメインのイタリアン居酒屋です。
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神奈川県 川崎市中原区 木月
パスタ
カウンターは14席、テーブル20席の店内は、気軽に入れる陽気な雰囲気。
この日は平日の午後でしたが、近くにお住まいの住民のみなさんも昼呑みを楽しんでいる様子でした。
メニューはピッツァ、パスタなど、定番のイタリアン料理をはじめ、ビールやワイン、日本酒にもバッチリ合いそうな、本日の干物炉端焼きやモツ煮も美味しそう。
まずは前菜に「親父のポテトサラダ」をオーダー。
店のオーナーが、かつての修行先で「親父」と慕っていた店の主人から教えてもらったこちらのポテサラ。
アーリーレッド(赤玉ねぎ)にベーコン、じゃがいもを揚げた「じゃがいもせんべい」、半熟卵の上に、イタリアンパセリとコリアンダーが散らしてあって、彩り豊かです。
よく見ると、ジャガイモはハッシュ状態。その上には、たっぷりのタルタルソースがかかってます。
なるほどっ!ここから混ぜ合わせて仕上げるのね!
早速、フォークで半熟卵を突き崩して、
よく混ぜ合わせて出来上がり。
半熟卵の濃い黄色が料理全体に行き渡り、ほど良くクリーム色に変わりました。
完成した「親父のポテトサラダ」をパクっ!
その場で混ぜて出来たてのポテサラは、ふわふわとした食感が堪りません。
味の決め手となるのは刻んだ「べったら漬け」。ポテサラに深みのある甘みを加えており、一度食べたら病みつきです。
いよいよこの日のお目当て。
ニンニクをまるごとひとつ使ったペペロンチーノスパゲッティが登場。
その名も「ガーリックボンバーイェー」!!
見た目も名前もすごいインパクト!
生パスタの上にニンニクが敢然とそびえます。そのフォルムはまるで、ジブリ映画の「天空の城ラピュタ」の様。
彩りのイタリアンパセリをずらすとニンニクの全貌があらわに。
オーブンでホイル焼きしてから、素揚げしているニンニクは、こんがりと焼き色をついていてこれを見るだけでも食欲をそそります。
まずは、ザクッとニンニクを一粒取り出してみます。フォークでも取れますが、スプーンを使ってクルッとくり抜く感じにするとより取りやすいですよ!
はじめは粒のまま、生パスタに絡めていただきます。
しっかり火が通ったニンニクは柔らかくてホクホクした食感!
ニンニクの香りがあとから来ます。生パスタもモチモチとしてこれは旨い!
ニンニクを全部、取り出してみました。
全部で9粒!さすがに1日でニンニク9粒を食べたことは無かったかも!
次はニンニクをフォークでつぶして、生パスタと絡めます!
つぶすことで、ニンニクの香りが食べた瞬間から広がり、さらにガッツリ度がパワーアップ。これはまさしく口の中がボンバー!
普通のペペロンチーノよりもオイル系のスープが多めですが、しつこさは全くなくて、最後までスルスルと食べられます。そこまで辛くないですが、そんな時は鷹の爪(唐辛子)を破れば辛味もアップしますよ!
もしニンニクが残っても、オイリーなスープに漬ければアヒージョ風になって、お酒のおつまみにもなりそう。
「ガーリックボンバーイェー」と共に食べたい料理は、イベリコ豚を特製味噌に3日間漬け込んで熟成させ、炉端で15分ほど焼いた「炭火炉端焼きで焼いたイベリコ豚」。
自家製のバルサミコ酢のソースをかけて、付け添えのマッシュポテトと一緒にいただくと、イベリコ豚のジューシーな味わいをマッシュポテトがしっかりキャッチして相性抜群。
ちなみにこちらのお店では、17:00までに来店すると、生ビールや赤ワインなどのアルコールが250円と激安になる「昼呑み」を実施中。なんとランチタイムに2品オーダーすれば、1000円で2時間の飲み放題も可能なんだとか。
夏前にガーリックボンバーイェーとイベリコ豚を食べながら昼呑みすれば、どんな暑い夏が来ても乗り越えられそうですね!
- binwan 2nd
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東京都 世田谷区 三軒茶屋
居酒屋