2018年4月、ラーメン二郎ファンの間には激震が走りました。
人気店だったラーメン二郎・新橋店が閉店してしまったのです。新橋店は人気も高く、二郎ロスで悲嘆に暮れる人も少なくないでしょう。
しかし、「新橋二郎」はなくなりませんでした。元店主が同月、新橋エリア内に二郎インスパイア店「麺屋 味方」を開業したのです。
しかも、朝の営業ではモーニングとして二郎的なサンドイッチが食べられるとの噂が……。これは見過ごせない!とおじゃましてきました!
朝限定!二郎のチャーシューを挟んだ"神豚サンド"
朝8時に訪れた「麺屋 味方」。
前日の夜の食事量を控えめにし、二郎を受け入れる準備はばっちりです。
「おはようございます!」
と入店しました。二郎に入店するときには発したことのない挨拶です。
白を基調とした清潔感のある店内で、音楽大好きな店主の趣味なのか、アナログレコードで音楽が流れています。
目当てのサンドイッチのメニューは「まかないサンド」(300円)。
え、安い…。
注文したら「店内ですか?お持ち帰りですか?」と確認をいただきました。
聞けば、出社前とおぼしきサラリーマンなどが複数個テイクアウトするケースもあるのだとか。
店内で食べることとし、せっかくなのでコーヒー(100円)もいただくことに。(二郎系なのにコーヒー……)
コーヒーを飲みながらゆったりサンドイッチを待ちましょう。
マフィンより分厚いチャーシュー!
待つこと数分、まかないサンドが出てきました。
大きめな白いお皿に乗って登場した、マフィンベースのサンドイッチです。
チャーシューについて聞いてみると、ラーメンで使うものと同じチャーシューだということ。
え、待って。
これ、マフィン一枚よりチャーシューのほうが分厚いでしょう!朝からどれだけがっつりなんですか。
嬉しい!!
興奮が収まりません。鎮めるには食べるしかない…。早速頂きます!
大口をあけて、がぶり。
マフィンをかじると、中の柔らかいチャーシューまで一気に噛み切れます。
柔らかい肉、そして更に柔らかい脂がマフィンの香りとともに口の中に流れ込んできました。
ふんわり軽いマフィン、脂の柔らかいチャーシュー、歯触りのいいレタス。見事なコンビネーションです。
チャーシューはもやしやキャベツとの相性こそ至上と思っていましたが、レタスとのコンビもいいですね。
思ったよりずっとあっさり系です。チャーシューそのものの味わいをシンプルに堪能できるような気がします。
「お好みでケチャップやマスタードもどうぞ」
と言われ、
・マスタード、ケチャップを適宜つける
・テーブルにあった胡椒をかける
・何もつけない
で試してみました。
個人的にはチャーシュー単体の味わいを楽しめる胡椒か、何もつけないのが満足度が高かったのですが、二郎のチャーシューをケチャップ・マスタードで味わえるという新境地も一度は味わっておくといいでしょう。
昼に再訪、ラーメン(辛)をいただく
「麺屋 味方」では、
・ラーメン
・ラーメン汁無し
・ラーメン(辛)
という3つのラーメンが食べられ、それぞれで麺の量やトッピングを選べます。
昼に再訪すると、10人程度の並び客。日よけの場所などがないため、気温に合わせた日焼けや脱水防止、冬には防寒も意識しておいたほうがよさそうです。
他ではなかなか食べられなさそうなラーメン(辛)を注文。
通常のラーメンと同様、700円とリーズナブル。麺量は、普通サイズでゆで前200グラム、ゆでると350グラムです。ゆでて350グラムの麺はかなりボリュームがあるので、食の細い人はグラム数を少なめに申告しておくといいでしょうね。
着席して数分、できあがりで「コール」の確認です。ニンニクとアブラをお願いしました。
どーん。
大きめの、清潔感のある白い器に出てきたラーメン(辛)には大きく分厚いチャーシュー(右奥)がしっかり乗っています。
そして左手前の背脂がアブラマシ分でしょう。これも素晴らしい存在感。
あれ?チャーシュー、そんなに大きくないなぁ?
そう思った方はいませんか?でも大丈夫です。
前の写真は丼の大きさでチャーシューの大きさが目立ちませんでしたが、これならどうでしょう。
箸でチャーシュー1枚を持つと、ずっしりとした重みを感じます。箸を持つ握力が必要だと感じさせるほどのボリュームです。
噛めば口の中でとろけます……。
野菜は、もやしとキャベツがベースになっています。
食べたイメージではもやし7、キャベツ3といったところでしょうか。朝の影響からか、たまにレタスが入ることがあるとか無いとか…。このあたりも楽しみですね。
麺はもちろん極太。ぷりぷり感を楽しめました。
ゆで前200グラムのボリュームもさることながら、標準でドデカチャーシューが2枚付いてきますので、わっせわっせとかき込んで食べていきましょう。
辛さは、辛いのが苦手な方でも美味しくいただける程度。辛味のスープは現在も研究中だそうです。
今回は注文しませんでしたが、花椒のトッピングもあり、シビれを楽しむのも新しい二郎系の楽しみ方になりそうです。
肉厚で脂身もトゥルントゥルンなチャーシューを堪能し、麺をめいっぱいすする二郎らしさも十分に味わいつつ、辛味の扉を開いてくれたこのラーメンには、今後も期待大ですね!
昼どきは早めの訪問を!
「麺屋 味方」の登場で、新橋二郎の閉店に落胆した新橋のラーメンファンたちはさぞ喜んでいることでしょう。豪快なチャーシューと極太麺を体感しに、ぜひとも訪れるべき新店と言えるでしょう。
店主曰く、ランチタイムには行列ができることも多く、13時30分ごろには麺切れになる可能性もあるとのこと。訪問時間を上手に調整して新橋の新しい味を堪能してください!
- 麺屋 味方
-
東京都 港区 新橋
二郎系ラーメン