「人生の縮図」のようなガレットとの出会い 〜東京のフランスを探して〜

こんにちは。クレープ大好きプロレスラー、略して“クレープロレスラー”三富政行です。

Rettyグルメニュースでのクレープ連載、第5回では「ブレッツカフェ クレープリー(BREIZH Café CREPERIE)」(新宿タカシマヤ店)を訪れました。

フランス、ブルターニュ地方で生まれたガレットのメニューが豊富なお店です。ガレットといえば、そば粉を100%使った食べ物。食事系とスイーツ系、両方があります。

ブレッツカフェ クレープリーさんのガレットは、生地がとにかく美味しいんです。周りはパリパリ、内側はもっちり。この食感がたまりません。

クレーピエ(クレープ職人)の称号を持つ、熟練したスタッフさんたちが、生地を広げてから具を乗せて、3分ほどで焼き上げているそうです。

トッピングのゴージャス感がハンパない!

クレープロレスラーの食べ歩き! 新宿高島屋にある『ブレッツ カフェ クレープリー』はガレットのメニューが盛り沢山(^^)✨ クレープの起源はそば粉にあり! ガレットこそクレープの元祖! 今度は取材で来たい! Rettyグルメレポ https://t.co/gsLy0PK7sL よろしくお願い致します! #プロレス #クレープ #followme #スイーツ #スイーツ男子 #prowrestling #sweets #workout #fitness #fitnesslife #fitnessmotivation #w_1 #新宿 #肉スタグラム #グルメ #赤髪 #ガレット #高島屋 #gallet #サンラウンジ #日サロ #アルプロン #backday #protein #bodymaking #bodybuilding #筋肉 #筋肉女子

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直近だと5月に一度、個人的に来店したブレッツカフェ クレープリーさん。テラス席で食べると昼でも夜でも気持ちいいんです。景色も良くてデートにも向いてそう。

本日いただく一品目は、ガレット スペシャリテの「プロヴァンサル」(1680円)にしました。

トマト、オニオンのシードルコンフィ、ジャンボン ブラン(ハム)、目玉焼き風タマゴ、チーズ、アンチョビ、プロヴァンス風ハーブと、全部乗せ? ってくらい豪華なメニューです。朝食をプロテインだけにしてきて良かった!

絵的にもゴージャスさが伝わりやすい一品だと思います。高級なホテルでボリューミーな朝食を食べているような感覚。

低温でじっくり煮詰められた玉ねぎが、アンチョビと絡むと、こっくりした味わいが広がります。濃厚なチーズも存在感がありますね。

クレープは別腹、ガレットは本腹!?

今回、改めて感じてます。ガレットの魅力は、なんといっても罪悪感なく食べられるところじゃないでしょうか。

確かに、小麦粉とバターを使ったクレープは美味しいです。確実に美味いです。

食べているときは、至福のひとときなんです。ただ、裏ではちょっぴり罪悪感を感じることもあるんです。こんなに甘くて美味しいものを食べていいんだろうか……なんて(笑)。でも、食べちゃいますけどね。

一方でガレット、とくに今食べているようなおかず系のガレットだと、そば粉で作られているし、材料もヘルシー。卵やハムから良質なたんぱく質を摂取できますし、野菜もしっかりいただけます。

いわゆる「別腹」が満たされるクレープとは違い、「本腹」って言葉があるとするなら、本腹が満たされるのがガレット。食べごたえがあるのに重すぎないのも、そば粉の為せる技ではないでしょうか。

先ほど店長さんから伺ったところ、ランチで食べにこられる方もかなり多いとか。心身ともに満たされるこういうガレットを食べたら、午後もがんばれますよね。

朝食を食べる暇がなかった人も、足りていない栄養を補えそうな気がします。

人生の縮図みたいなデザート・ガレット

続いていただくのは、そば粉のデザート・ガレットから「キャラメル ブールサレのガレット、ヴァニラアイス添え」(1050円)。

口に入れた瞬間、ヨーロッパの牧場にいるような気分になれます。えっ? と思った方、ホントです。ぜひ食べにきてください!

こちらはデザートという位置づけですが、品のある甘さゆえか、不思議なくらい罪悪感がありません。

店長さんによると、キャラメルソースにブルターニュ産の有塩バターを練り込んでいるのがポイントだそう。

塩が上品な甘さを引き立てているんですね。そう考えると、このデザート・ガレットは、人生の縮図のような一品だなあと思わされました。

生きていると、つらいこともあれば、楽しいこともあります。どちらかというと、大変なことのほうが多いかもしれません。

でも、人生の幸せな部分を引き立たせるのは、しょっぱさ……言い換えると大変な部分、つらい部分です。

対極にあるものが混在しているからこそ、幸せが強調されるんじゃないでしょうか。

世の中、基本的に甘くはないけれど、がんばっているといいこともあるんだよ、と感じさせてくれる奥深さがありました。

ガレットは偶然の産物!?

 
二品食べ終えた後に、店長さんとお話する時間がありました。そこで伺ったのは、ガレットは「偶然できたものだった」ということ。

ブルターニュ地方は土壌が貧困で、日中は雨や曇りの日が多く、食物がなかなか育たない土地だったといわれます。

とくに小麦の生産には向いていなくて、酪農のほか、蕎麦の栽培が盛んになり、人々は“蕎麦粥”を日常的に食べていたんだそう。国民食になったわけですね。

そんななか、蕎麦粥を誤って熱い石の上に落とした偶然が、ガレットへ結びついていきます。

落ちて広がった蕎麦粥は、丸くて平らな状態になります。その中に具を入れて食べてみると美味しくて、いよいよガレットが完成した――そんな一説があったなんて驚きです。

その話を聞いて、環境のせいにしないからこそ生まれるクリエイティブってあるよな、と思いました。ガレットがまさにそれを体現する存在。

ガレットの成り立ちは偶然ではなく、必然だったのかもしれません。もし肥沃な土地だったら、ガレットはできていなかったかもしれないし、塩で甘さを引き立てるアイデアも生まれなかったかもしれません。

苦労を経て生まれたガレットの美味しさや、そこに詰まった西洋史に思いを馳せながら、これからも僕はガレットを食べ続けていきます。

三富政行選手の試合情報
【試合】「WRESTLE-1 TOUR 2018 SYMBOL」
【日時】2018年7月1日(日)〜7月22日(日)
【URL】http://www.w-1.co.jp/Schedule/

【試合】「魔界」
【日程】7月20日(金)
【場所】新木場1stリング
その他、直近の試合スケジュールは三富選手のTwitterからご確認ください!
https://twitter.com/tooomuch_3103

プロレスラー

三富政行(みとみまさゆき)
三富政行(みとみまさゆき)
1989年8月2日生まれ、東京都世田谷区出身。慶應義塾大学に在学中、学生プロレスに打ち込み、潮吹豪のリングネームで活躍。卒業後は大手広告代理店・博報堂に就職。プロレスラーになる夢を捨てきれず、1年で退社。2013年ユニオンプロレスに所属し、石川修司戦でデビュー。同団体解散後はフリーの道へ。2015年12月より、武藤敬司率いるWRESTLE-1(レッスルワン)に継続参戦。一方で自身のプロデュース興行なども開催。「NESTA-PFT(全米スポーツ&エクササイズ協会認定パーソナルトレーナー)」「NESTAパワーサプリメントスペシャリスト」「福山平成大学 特別講師」等の肩書き、資格も持つ。
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