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あなたはまだ本物のモンブランを知らない!?斬新なスタイルで栗本来の甘さを追求した一品に大感激

突然ですが!みなさん、ケーキはお好きですか?

ショートケーキにチーズケーキ、ティラミス。
いや〜、美味しいケーキは至福のひとときを作ってくれる最高の味方ですよね……とは言うものの、積極的に“モンブラン”を選ぶ人って実は少ないのではないでしょうか。

「あれば食べるし嫌いじゃないけど、モンブランが特別好きってわけでもない」

……ごめんなさい、今までは私、正直そう思っていました。でも、結論から言えば今は違います。「Retty TOP USER」のMasayuki Takahashiさんが美味しいモンブランを教えてくれたからです!

「Retty TOP USER」はいつもとっておきのグルメ情報を伝えてくれるので、"確実に美味しい"を求める私たちにとってかなり頼もしい存在です。

今回は、「Retty TOP USER」の中でも生粋のモンブランオタクとして有名かつ、巷ではモンブラン王子と呼ばれているTakahashiさんに、本当に美味しいモンブランを教えていただきました。

ライター紹介

雨宮美奈子
雨宮美奈子
作家、ライター。 シンガポール出身のハーフで、生粋のアジア屋台好き。得意エリアは銀座と上野、得意分野は デート飯。止まらない体重増加と、家計を圧迫し始めているエンゲル係数の高さが最近の悩み。

情報提供者

Masayuki Takahashi
Masayuki Takahashi
フレンチトースト大好きの不動産屋社長です。モンブラン巡業をし続け、食べた数は360MB(モンブラン)以上!

今回Takahashiさんがイチオシのお店として紹介してくださったお店は、代々木公園駅すぐそばの『モンブランスタイル』。

店に入ると、まるで寿司店を思わせるかのような美しいカウンターがお出迎え!

そう、ここは“目の前で”モンブランを完成させる、モンブラン専門店なんです。早速、モンブランを注文してみます。

代表の竿代(さおしろ)さんが手際よく調理を開始

代表の竿代(さおしろ)さんが手際よく調理を開始

なんとここ、注文が入るたびに作り始めるスタイルなんです!!!

おや、お皿の上にクリームを出している……?
さて何が始まるのか、目が離せないですよ!

クリームは少しずつ縁を描きながら積みかさなり……

土手のような形になったら……

低温殺菌した生クリームなどを中に入れ……

さらにクリームを重ねれば……

どーーーん!完成!!!!

まるで一瞬の魔法を見ていたかのようです。

近づいて見れば見るほど、なるほど美しい。うーん、芸術品ですね。

Takahashiさん曰く「この空間でしか完成せず、そしてこの場でしか味わえない特別なモンブランなんです」とのこと。

空気感をまとったクリームが、ふわっと口の中で溶けてしまう食感。不思議です。

ちなみに食べた瞬間の私の顔は……

はい、お察しください。私の表情を見れば、説明は不要ですね。

今まで一度も食べたことのない、旨味がみっちりと詰まったモンブラン。栗そのものの濃厚な味わいが口の中いっぱいに広がり、鼻からは栗の甘い香りが抜けていきます。風味豊かで、いい意味でこってりしているモンブランです。

そんな衝撃を受けつつ、至福とはまさにこのことだなぁと気持ちが弾む。はぁ、美味しい!

ちなみに、Takahashiさんも竿代さんも、口をそろえて「モンブランにはほうじ茶だよ!」と教えてくれました。ほっこりとやわらかで、風味豊かなほうじ茶はモンブランにぴったりの相棒なんだとか。

こうやって注文ごとに茶葉から煮出してくださいます

こうやって注文ごとに茶葉から煮出してくださいます

どうやらモンブラン×ほうじ茶の組み合わせは、お寿司屋さんでいうアガリのようなもので、栗の風味を残したまま口をリセットするのに最適なんだそう。甘いものにはコーヒーを合わせがちですが、コーヒーだと香りまで消えすぎちゃうとのこと。なるほどね〜。

夏は水出しのほうじ茶もメニューに登場しています。雑味がなく、すっきりとした味わいでリフレッシュできますね。

ここで思わず、Takahashiさんに「いや〜、初めて知りました。モンブランってこんなにも美味しいんですね」と話しかけると、「でも実は僕、そもそも栗が嫌いだったんですよ」という意外な答えが。

「僕、小さい時から栗が好きじゃなくてですね。親が作ってくれるあの黄色い色のモンブランは好きだったんですが、他のモンブランや栗ってピンとこなくて。だから大人になってもわざわざモンブランを食べるってことはなかったんですよ」

じゃあ、何をきっかけに栗がお好きになられたんでしょうか?

「東京都・谷中にも『和栗や』というお店があり、その新店舗が今回のここ『モンブランスタイル』というわけなんですが、その『和栗や』で食べた栗があまりに美味しくて。そこで受けた衝撃が、私のモンブラン人生を変えてくれたと言っても過言じゃないんですよね」

確かに、私も今日からモンブランへの考え方がガラリと変わりそうです。というか、市販のいわゆるよく食べるモンブランとこのモンブランは、同じ食べ物としてカウントできないほど別物なのかもしれません。

ちなみにここ、モンブラン以外にもモンブランパフェがあるそうで。

竿代さんに作ってもらいながら、ちょっとお話を伺ってみましょう。

「いろんな国の栗がありますが、うちは和栗にこだわっています。皮が取りづらいのですが、大粒で風味が強いのが特徴ですね。

栗というのはお寿司と一緒で、技術のある人が適切に扱うと本当に美味しくなります。例えば落ちたての栗って実は美味しくないのですが、1週間ほど寝かせるとぐっと美味しく甘くなるんです。
こういう知識があるだけで、栗ごはんひとつをとっても格段に美味しくなるんですよ。
ただ、手を加えれば加えるほど、美味しくなくなる食材なので扱い方は難しいんですけどね!」

なるほど、確かに栗の美味しい食べ方って案外知らないですね。庭に落ちたら拾ってすぐ食べちゃってる……。そういえば、そもそも竿代さんはどうしてモンブラン作りの道へ?

話している間も、竿代さんの手は止まらない……

話している間も、竿代さんの手は止まらない……

「栗って1日に7個食べれば充分だというほど栄養豊富な食材なんですよ。なのに、ちゃんと栗の味がするお菓子って案外ないんです。市販のモンブランは甘味料を加えているので、栗本来の味よりも甘くなっちゃってて。

なぜだろうと思っていたのですが、自分がモンブラン作りをしてみて理由がわかりました。ケーキってそもそもその日のうちに食べるとは限らないし、保存も必要ですよね。そういう観点で見たときにこう作らざるを得ない状況なんだな、ということが理解できました。

だからこそ栗本来の味がきちんとする、ここでしか食べられないこだわり抜いたモンブランを作ろうと思ったんです。」

と、その並々ならぬこだわりを聞いたところで、パフェが到着!

ひゃ〜〜〜、これまた美しい!下に詰まっているのは、あずき!通年メニューだそう。

こちらは季節限定メニューの桃。

ふわっと、再び低温殺菌の濃厚な生クリームがどーん。スプーンが吸い込まれます。

上にのった渋皮煮も風味が抜群。なるほど!栗をきちんと理解している人が調理したらこんなにも美味しくなるのね、と感慨深くなります。

うんうん。餅は餅屋と言いますが、栗は栗屋ですな。

接近してみると、和栗のアイスもたっぷり。甘味料ではなく、栗自体の甘さがぐっと引き出されている味、そしてひんやりと舌に着地する食感が夏場は特にたまりませんっ。

奥から桃さんこんにちは。ああ、ジューシーなことこの上なし。ボリュームの割に、ペロリといけますね。

季節によっては、メロンに遭遇することも。ん?メロンとモンブランって合うのかな?と思っていたところ、実はメロンは栗の風味が負けない絶妙なバランスを保ってくれるんだとか。

確かにマンゴーとかだと負けそう……何と組み合わせるか、相当な試行錯誤をしながら作られてきたことがよくわかります。

「和栗の美味しさを伝えていくことで、日本の農家を応援することにもなると思うんですよね。安さでは輸入品には勝てないですから。でもこの風味と甘みは和栗だけのものなので、日本人だからこそ日本の伝統的な味を残していければと思っています。」と、その信念を伝えてくださいました。

同行して案内してくれたTakahashiさんも「竿代社長の栗に対する妥協のない熱い想いによって、他では味わえない最上級のモンブランが提供されていることを学び、ここの栗とモンブランがより一層好きになりました」と思わず感動。大満足のモンブランタイムとなりました。

そして私は「これこそが本物のモンブランなのかも!?」と、衝撃的な初体験をさせていただいたことにつられて感動。帰宅した後も口の中にほんのりと残る栗の風味を忘れられないのでしたー。

まだこちらのモンブランを知らないそこのあなた、今すぐ食べに行ってくださいね!本当に!

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