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【ご当地グルメ探訪】「鉄の町」室蘭の歴史を支えたカレーラーメン

北海道の三大ラーメンといえば札幌の「みそラーメン」、旭川の「しょうゆラーメン」、函館の「しおラーメン」が有名です。

しかし北海道を代表する工業都市であり、「鉄の町」として知られる室蘭市では、ラーメン店の6割にあたる約50店舗で「カレーラーメン」が食べられます。

明治時代より工業で栄えたこの地では、多くの労働者が働いていたため、濃い味付けが好まれていました。

そのため室蘭のカレーラーメンは、言わば働く人々を支えたこの地を代表するご当地グルメとして知られています。

その中でも、JR東室蘭駅西口を降りてすぐのところにある「味の大王 東室蘭西口店」は、この地で40年以上もカレーラーメンを出している老舗。建物やのれんに歴史を感じます。

店内には厨房が見えるカウンター席とテーブル席、小上がりの座敷席など、昔ながらの中華そば屋さんの光景がそのまま残ってました。

入店すると、厨房にいるご主人と奥様が2人だけでお店を切り盛りしていました。

職人気質なご主人が黙々と調理している厨房からは、すでにカレーのいい香りがぷーんと立ち込めています。

店の壁には、こちらも昔のお店によくあった赤い札のメニュー表。

「味の大王 東室蘭駅西口店」では看板商品のカレーラーメンの他に、みその部(みそらーめん)、塩の部(塩らーめん)、正油の部(正油らーめん)と北海道3大ラーメンも食べられます。

またそれぞれバターやチャーシューのバリエーションがありました。

大盛りは150円増し。他にもギョウザやライスも頼めます。今回のお目当ては、もちろん、カレーラーメン。

その中でもカレーチャーシューを注文しました。

「おまちどうさま」と奥様が運んで来てくれたカレーチャーシューは綺麗な盛りつけ!

普通盛りで注文したのに結構盛りが多い!(喜)

スープの見た目はまさにカレーそのもの。その上にチャーシュー5枚、メンマ、ねぎ、わかめ、なると、炒めたもやし、白菜が入っていて、なかなかボリューミーです。

チャーシューの上にちょこんと乗ったお麩がなんともかわいらしい。

ややとろみがかったカレーのスープは、蕎麦屋さんで出されるカレーうどんのスープとは一線を画し、まさに香りも味もスパイシーな「カレー」そのもの。辛味も塩味もしっかり効いていて、ガツっとくる旨さが特徴的です。

このカレースープを一口飲んだだけでお腹がすぐに温まるのが分かりました。

スープによく絡んだ北海道特有の中太のちぢれ麺をすすります。

辛味も塩味も絶妙なバランス!

チャーシューは肉と脂身のバランスがよくて、むちゃくちゃ柔らかい!

なるとは緑のうずまきが特徴的で、魚のすり身の味わいが濃く、カレーのスープにも負けないくらい美味しいです。ちなみにお麩はカレースープを吸いまくってトロトロとした食感に変化してこちらも美味。

汗だくになりながら一気に食べきってしまいました。

この辛旨さはクセになるなあ!

ちなみに一緒に行った嫁さんが注文した塩バターもシンプルそのもの。次回は正油ラーメンも食べたい。

ちょうど店じまい間際だったので東京から来たと伝えると、室蘭で生まれ育ったご主人がこの地のいいところをたくさん教えてくれました。

調理中はとても話しかけられる雰囲気じゃなかったけど、実は話すのがとても好きみたい。

人情味深い「味の大王 東室蘭駅西口店」のご主人が作るカレーラーメンは、「鉄の町」室蘭で働く人々の力の源としてこの町の歴史を支えてきたソウルフードでした。

ライター紹介

中川マナブ
中川マナブ
旅ライター/さんぽブロガー/Webプロデューサー。ブログでは夫婦で東京のみならず、日本中の観光名所、グルメスポットを散歩してお出かけの「キッカケ」を発信。グルメは小学校時代に「美味しんぼ」を読んで開眼。それほど飲めないくせに、居酒屋の雰囲気が大好き。
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