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鶏肉を使わない「室蘭やきとり」はなぜ生まれた?【ご当地グルメ探訪】

「鉄の町」として知られる北海道を代表する工業都市、室蘭。

前回は室蘭のご当地グルメ「室蘭カレーラーメン」をご紹介しましたが、室蘭にあるもうひとつの庶民派グルメ「室蘭やきとり」はご存知でしょうか。

やきとりといえば鶏肉の串焼きのことを指しますが、室蘭でやきとりといえば豚肉と玉ねぎの串焼きを洋がらしで食べるスタイルが昔から定着しているそうです。

現在でも市内では、50店舗以上の専門店があります。

今回は昭和25年(1950)から続く、室蘭やきとりのお店の中でも屈指の人気店「やきとりの一平本店」を訪れました。

やきとりの一平本店

JR東室蘭駅西口から歩くこと約15分。室蘭きっての歓楽街、中島町の一角に「やきとりの一平本店」があります。蔵造りの建物が目印。

店内に入ってみると、ステンドグラスやレトロな調度品が数多く並べられ、まるで大正時代にタイムスリップしたかのよう。

カウンター席には大きな蓄音機が飾られ、店内には小気味いいジャズがかかっていて、とてもおしゃれな雰囲気です。

今回はテーブル席に案内されました。

焼き場が目の前にあるカウンター席も雰囲気いいなあ。

大きな蓄音機の横には「おいしい角ハイボール」の看板が。まずは室蘭やきとりとハイボールを注文でしょう!

室蘭やきとりをいただきます

早速、室蘭やきとりと角ハイボールが到着!

「やきとりの一平本店」では、北海道内産の新鮮な豚肉をはじめ、鳥肉、牛肉など様々な串焼きを楽しめます。

そもそもなぜ、室蘭のやきとりは豚肉と玉ねぎの串焼きになったかというと、昭和12年(1937)の日中戦争の時代に食料増産のため、農家が豚を飼うようになったのがきっかけなんだそうです。

長ねぎよりも玉ねぎの方が手に入りやすく、豚肉との相性も良いことから玉ねぎが使われるようになったとか。

左からシロ、トントロ、豚の精肉を2本ずつ(注文は2本から)。

創業以来の伝統がつくり出した秘伝のタレが見事なテリを演出しています。

お皿に添えられた洋ガラシをたっぷりつけていただきます!

甘辛の秘伝のタレがさらに豚肉の旨味を引き出している串焼き。

そのあとにハイボールをグビッと!はぁ〜うまいっ!

豚のホルモン「シロ」はいい歯ごたえ。

豚の頬から肩の肉の「トントロ」は、この上なくジューシー。

豚の脂を吸った玉ねぎは甘さがさらにアップ。それを洋ガラシがまとめます。

変わり種串焼「殻付きうずらの炭火焼 」

「殻付きうずらの炭火焼 」は、その名の通りうずらの卵を殻のまま串焼きにしたちょっと変わり種な串焼。殻ごとなんて、はじめて食べるなあ!

食べる前は殻が硬いかなと思ってたんですが、食べてみると殻は意外にもサクサク!

とてもやわらかく、食べやすいんですね。

中の黄身と白身、そして殻が三位一体となった「殻付きうずらの炭火焼」はぜひ試して欲しい串焼きです!

串焼きを食べたら「もつ煮込」もおすすめ。

注文すると、店員さんが鍋を持ってきて、テーブルで最後の煮込み調理をしてくれます。

鍋から湯気が上がってきたら食べごろ。

フタを開けると、立ち込める味噌のいい香り。

たっぷりのモツや野菜など、具だくさんのもつ煮込みです!

大ぶりにカットされたモツは、トロトロに柔らかくてハイボールがさらに進みます。

ふるふるとした絹ごし豆腐、ネギ、ごぼう、ニンジンと心もお腹も温まる一品ですよ!

シメは焼きおにぎり。

北海道らしくトッピングされたバターがいい塩梅に溶けて、バター醤油の焼きおにぎりに変身。

焼き場では、次から次へと注文が入り、炭火で焼いた室蘭やきとりの香ばしい匂いが店内を満たしてました。

昔も今も、室蘭の人々に愛されている「室蘭やきとり」。

「やきとりの一平本店」はその魅力を存分に楽しめるお店です。

ライター紹介

中川マナブ
中川マナブ
旅ライター/さんぽブロガー/Webプロデューサー。ブログでは夫婦で東京のみならず、日本中の観光名所、グルメスポットを散歩してお出かけの「キッカケ」を発信。グルメは小学校時代に「美味しんぼ」を読んで開眼。それほど飲めないくせに、居酒屋の雰囲気が大好き。
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