【なのにメシ】油そばなのにヘルシー?新感覚のオリーブ油そばを浅草で発見

「油そば」と聞いたら、みなさんはどんなイメージを思い浮かべますか?

こってり、脂っこい、若い男性が食べるイメージ……
私もそう思っていたんです。今日ご紹介する、新たな「油そば」を知るまでは!

「◯◯なのに△△」という、ちょっぴり意外でユニークなメニュー『なのにメシ』をご紹介する本シリーズ。

今回は油そばなのにヘルシーと噂の、浅草で人気な「オリーブ油そば」に密着です!

最寄りは、つくばエクスプレスや銀座線の浅草駅。日比谷線の入谷駅からもお散歩がてらに訪問できる距離です。

静かな街並みの中で、ちょっぴり新しい風を感じる雰囲気のお店、ここが本日ご紹介する油そば店「オリーブ油そば 三六」。今年の5月にオープンしたばかりの新しいお店です。

店内は明るく、L字型のカウンターのみ。女性ひとりでも入りやすい明るい雰囲気です。

券売機で買うシステムですが、よくよくメニューを覗くと……シンプル勝負なラインナップ!

メニューは油そば2種類、あとはトッピングとミニどんぶりのみ。油そば一品にかける情熱を感じます。

食べる量に合わせ、サイズのチョイスもOK。紙エプロンの用意はもちろん、女性には嬉しいヘアゴムまであって心遣いを感じます。

今回は「オリーブ油そば 並」と「スパイシーオリーブ油そば 大」を注文してみることに。また、人気の「三六丼(チャー玉)」も注文!

先発で運ばれてきたのは、ミニどんぶりの「三六丼(チャー玉)」。

その名の通り、チャーシューと温玉を絡めた丼は、添えられたワサビがアクセントになった美味しさ!

とろ〜りと卵を崩して……

口に運べば、ネギと海苔の風味のよさを感じながらの“和”なさっぱりとした丼。サイズ感も小ぶりで、子供でも食べやすそうです(その場合ワサビにはご注意!)。

丼をのんびり食べていると、カウンターの中で油そばの準備が着々と進んでいるのを発見。

いよいよくるぞ……と思ったら登場したのがこちら、「オリーブ油そば 並」!

麺の上に鶏肉が添えられていて……シンプルな一品はまるでパスタのよう。

手に持ってみると、これぐらいのサイズ感。結構大きいかも!

添えられた水菜の上には、白ネギ、唐辛子。
ぴりりと効いたアクセントとして活躍する脇役は、オリーブ油との相性抜群。

添えられたレモンをお好みで絞って……
まぜまぜして絡めて食べてみると……

強烈に香るオリーブオイル!

でも、くどくないし、きつくない。
例えるならばオイル系パスタのような味わいです。油そばなのに意外や意外!これならどんどん食べ進められちゃいそう。

それもそのはず、ここでふんだんに使われているオリーブオイルはイタリア産のエキストラバージンオリーブオイル。ピエトロ・コリッチェリ社のものを使用しており、これがヒガシマルの特選大豆醤油と絶妙なバランスを生み出しているんだそう。

麺のプロフェッショナルというカネジン食品の特製麺がばっちり絡み、もっちりと口の中が満たされます。これぞ幸福……。

カウンターに用意された調味料を使えば、もっともっと自分好みの味に調整可能なのも油そばの醍醐味。

こちらの唐辛子オイルも、ベースは同じオリーブオイル。辛さ控えめなので、とことんオリーブオイルに浸りたい気分の時はたっぷりかけちゃいましょう!

ちなみに添えられたチャーシューは、鶏胸肉。

鶏胸肉なのにしっとりしているなあと思っていたところ、低温調理で作られているそうです。なるほど、だからこそしっとりやわらかで、旨味がぎゅぎゅっと詰まっているんですね。これだけで一品、小料理と言い張れちゃいそうです。

そしてお出まししたのが、店長イチオシというもう一品の「スパイシーオリーブ油そば 大」!

ぱっと見は先ほどの「オリーブ油そば」と同じようですが……

よくみると、ほんのりと赤いオイルが絡めてあります。これは美味しそう……!

だけど、食べるのはちょっとお待ちを。これまた店長イチオシというトッピングを合わせるのがオススメなんです。

「スパイシー油そば」に合うとオススメされたのは、粉チーズとにんにくオイル!トッピングは全て別添えで提供されているので、お好きな量やタイミングで投入可能なのも嬉しいポイント。

たっぷりの粉チーズと、にんにくの香りがガッツリ効いたオイルを麺に絡めて……

ぐちゃっと混ぜて食べるのが、油そば共通のルール。

ふわっと最初に鼻をくすぐるオリーブオイルの香り、そしてオイリーな感触はもちもちの麺と相性抜群。

あとを追うように粉チーズの香り、そしてにんにくが登場し、お口の中は旨味のダンスパーティーです。もう、食べても食べても美味しい……。

途中、黒コショウで変化をつけてみると、これまたパスタ感がアップ。

油そばなのにヘルシーな洋食パスタのような美味しさ。これぞ「なのにメシ」

そんなヘルシーな油そば、「オリーブ油そば」を生み出したのは、浅草で2003年よりBar『Zu-Lu』を経営する、監物昌宏(けんもつ まさひろ)さん。

イタリアンでの修行経験を持つため、バーのお客さんに様々な料理を提供することも。そんなとき、〆として出していたオリーブ油そばが好評で、このようなお店を開くきっかけになったんだそう。

「イタリアンでの経験から、オリーブオイルは何にでも合うことがわかっていました。そこから着想して人気メニューになっていったんです。実は先ほどのオリーブ油そばには、オリーブオイルと醤油のほか、白ワインでとった魚介の出汁などのお酒も入っていますよ」

バーテンダーならではの発想から生まれたアイデア、「ヘルシーなのに油そば」。そんな新しいメニューは意外なところから生まれるものなのかもしれません。

「ご近所の人など、足を運んでくれる人には様々な人がいます。男女比は半々で、幅広いお客様がいらっしゃるのでぜひお気軽に。お年寄りの方で『私、油っこいものはダメ』なんていう人もぺろっと食べて帰られますよ(笑)」とのこと。

今まで油そばを食べたことがない人でも、食べやすいこと間違いなしの“オリーブ油そば”。個人的には罪悪感少なめのメニューなので、オリーブオイルの抗酸化作用に美容効果を期待して通いたいところ!

油そばなのにヘルシー、油そばなのに食べやすい。
そんな浅草の人々に愛される新スポットの『オリーブ油そば 三六』。あなたも浅草散歩がてら、伺ってみませんか?

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