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クラフトビールにシンガポール料理!? ペアリングのイロハを三軒茶屋で学んだら食事がもっと楽しくなった

「飲んでますかー!(ビールを)」

Rettyには初めてお邪魔いたします、フードライターの小石原でございます。

残暑疲れで原稿のノリと顔が合っていないけど気にしないで!

残暑疲れで原稿のノリと顔が合っていないけど気にしないで!

なにせ私、ビール好きなもので自宅には常に箱買いしているビールがスタンバイ。飲食店において「とりあえずビール」と叫んだ回数は、とうてい数え切れるはずもありません。

といった具合に、自他ともに認めるビール党なのですが、ここ1、2年でしょうか、クラフトビールの台頭は目覚ましいものがあるなあ、と目を見張っています。
まだ飲んだことはない人でも、レストランのメニューやスーパーの売場で「クラフトビール」という文字を一度くらいは目にしていることでしょう。

ただ、「クラフトビール」って、一体どんなビールなの?という話になると、若干ふんわりしたイメージを抱いている人も多いはず。

「メジャーなビールとはちょっと違うおいしさがある感じ」
「手造りっぽさがあって、個性的な味を楽しめそう」

たぶん、こんな印象ではないでしょうか。というのも、自分も以前はそうだったからです。
もちろん、何も知らずにただただ飲んでも、十分おいしい!
が、ひとまず基本的な知識だけでも押さえておくと、味わいがより深まるし、お料理とのペアリングも楽しい。

というわけで、最低限これだけは知っておくといいよ!というクラフトビールの知識をおさらいしましょう。

まずクラフトビールには代表的なもので、5つのタイプがある、ということ。

【ピルスナー】
“いわゆるビール”、日本のメジャーなビールはここに分類されます。喉の渇きを潤すのに最適な定番タイプだから、1杯目におすすめ。

【ペールエール】
香ばしい香りや麦の旨味が感じられたのち、爽やかな苦味が余韻に。香りを楽しみながら、ゆっくり味わうタイプ。

【IPA】
IPA=インディア・ペールエール。ホップをたくさん使って造るので、その香りやしっかりとした苦味が感じられ、インパクト大。キャラが立っていて通好み。

【ヴァイツェン】
通常ビールには大麦を使いますが、こちらには小麦も加えて造るのが特徴。チョコレートのような香ばしさがあって、甘くてフルーティー。「ビールは苦いから苦手」という人にもおすすめ。

【ホワイトエール】
こちらも大麦+小麦。フルーティーかつスパイシーで、苦味は少ない。名前の通り、液色は白っぽい。

5種類=片手に収まる数だから、きっと覚えられる。
これを踏まえて、あとは自分の好みの味や一緒に食べるお料理によってチョイスすればいいですね。

と、あっという間に座学を終えて、さて、実習へ。
今回は、三軒茶屋の「CLARK JACK PARLOR」でお勉強!こちらは、さまざまなタイプのクラフトビールと本格的なシンガポール料理を楽しめると大評判のお店なんです。

三軒茶屋駅から徒歩3〜4分。赤いファサードが目印!

三軒茶屋駅から徒歩3〜4分。赤いファサードが目印!

お店の中はこんな感じです。シックですね。

お店の中はこんな感じです。シックですね。

中国、インド、マレーといったいろいろな国の食文化がミックスして発展を遂げたシンガポール料理は、実はクラフトビールととても相性がいいんだそうです。

なので、いろいろなペアリングを楽しめるよう、「CLARK JACK PARLOR」では4種類のクラフトビールがスタンバイ。

こちらが「タップ・マルシェ」のクラフトビール4種類のメニューです。味のチャートも載っていてイメージしやすい。

こちらが「タップ・マルシェ」のクラフトビール4種類のメニューです。味のチャートも載っていてイメージしやすい。

そう、「CLARK JACK PARLOR」で飲めるのは、キリンビールが出しているクラフトビール専用ディスペンサー「タップ・マルシェ」のクラフトビールなんです。そういえば、左上の「Tap Marché」のマーク、扉にも貼ってあったかも……(回想)。

ほら!

ほら!

「冷やし中華始めました」ならぬ「クラフトビールあり〼」印ですね。
クラフトビールを飲み比べてみたい、というとき、お店の入口でこのマークを探すのは良いアイデアかも!

さて、再び店内に戻って、「タップ・マルシェ」とのご対面です。

じゃーん(効果音)。お目もじ叶いました。

じゃーん(効果音)。お目もじ叶いました。

小石原の洋服の色が若干ビールの色合いとカブッていてすみません!

が、それでも写真左から、オンザクラウド(スプリングバレーブルワリー)・ブルックリン ラガー(ブルックリン・ブルワリー)・496(スプリングバレーブルワリー)・ジャズベリー(スプリングバレーブルワリー)【発泡酒】と、4種類の色調がかなり違うことは伝わるはず。

それでは、いただきます。

至福……!

至福……!

「オンザクラウド(スプリングバレーブルワリー)」
さっぱりフルーティ。これはゴクゴク、スイスイ飲めちゃいますね。

「ブルックリン ラガー(ブルックリン・ブルワリー)」
酸味がきいていて爽やか。疲れている日に飲んだら気分がスカッと晴れやかになりそうな味わい。

「496(スプリングバレーブルワリー)」
ロースト香がいい感じ。アルコール度数の高さ(6.5%)をしっかりと感じる!

「496(スプリングバレーブルワリー)」を口の端まであふれる勢いで飲んだ直後。

「496(スプリングバレーブルワリー)」を口の端まであふれる勢いで飲んだ直後。

「ジャズベリー(スプリングバレーブルワリー)【発泡酒】」
色味の印象以上に、ラズベリーが華やか! ペアリングを考えるのが楽しそう。

表情は乏しいですが「わ、ベリー!」と驚いている瞬間。

表情は乏しいですが「わ、ベリー!」と驚いている瞬間。

通常、レストランで注文するときは、1杯飲み終えてから次のお酒、と飲み進めるので、途中で味の印象が混じってしまうことがあるけれど、こうやって4種類一気に並べて味わうと、より違いがわかりますね。
仲のいい4人グループならば、1種類ずつ一斉に頼んで飲み比べをするという攻略法もアリかもしれません。

と、ひと通り飲んでみて、私が好きだなと思ったのは「496(スプリングバレーブルワリー)」と「ブルックリン ラガー(ブルックリン・ブルワリー)」です。
ビール単体で飲んでも飽きずに楽しめるし、お料理とのペアリングの幅も広そう。

そんな感想を踏まえて、それではいよいよ「CLARK JACK PARLOR」の人気メニューと、クラフトビールのペアリングを実際に体験してみます(わーい!)。

1品目はこちら、ダントツ人気だという「シンガポールチリクラブ」(¥1,980)です。

これは見事な姿揚げ! 饅頭と一緒にソースを味わい尽くせるのも素敵。

これは見事な姿揚げ! 饅頭と一緒にソースを味わい尽くせるのも素敵。

実は、こちらのお店はお隣りにあるエビ・カニ料理専門店と同経営だけに、蟹の種類を3タイプから選べるシステムなのがすごい!

こちらは、ソフトシェルクラブの中でも最高級とされる、ミャンマーの「プレミアムソフトシェルクラブ」で、一般的なものとはサイズ感がまるで違います。

もぐもぐもぐ……ごくっ。

もぐもぐもぐ……ごくっ。

サイズが大きいだけに、身もふっくら&たっぷり!
そしてひとくち食べての印象は、「496(スプリングバレーブルワリー)」を合わせて辛味をほどよく和らげつついただくのが良さそう!です。
それは単に私が辛味にあまり強くないからなのですが、ソースの余韻はきちんと残しつつ、リセットしてくれる感じ。

が、実はお店のおすすめペアリングは「ジャズベリー(スプリングバレーブルワリー)【発泡酒】」とのことで、こちらにもトライ。

引き続き表情は乏しいですが「ん!これも……合う!!」と思った瞬間。

引き続き表情は乏しいですが「ん!これも……合う!!」と思った瞬間。

なるほど! ベリーの甘酸っぱいニュアンスとチリソースの「甘さ」の部分がリンクしています。
思えば、ビールの色とソースの色合いも似ているし、これはピタッとはまりますね。おすすめなのも納得のペアリング。

ひと皿を食べきるのに「496(スプリングバレーブルワリー)」→「ジャズベリー(スプリングバレーブルワリー)【発泡酒】」という流れで2杯飲むとちょうどいいかな(ビール党的な見解)。

「どっちが正解か」「これでなくてはだめ」といった狭量なことは言いっこなし、なのがクラフトビールの楽しさ。
1品のお料理の味わいが、タイプの異なるビールでがらっと変わるのを体験してみてもらいたい!

もう1品、こちらも人気の「ポーク・リブ・キング」も登場です。

ちなみの料理名を漢字で書くと「排骨王」。なんだか強そう……!

ちなみの料理名を漢字で書くと「排骨王」。なんだか強そう……!

「さんろく笹豚」のスペアリブをカラリと揚げてから、甘酸っぱいタレをたっぷり絡ませてあり、ツヤッツヤのビジュアルもインパクト大。1切れの目安は300〜500gで、お値段は¥60/10g。お肉の重量で変動するってことですね。

こちらには、苦味が心地よい「ブルックリン ラガー(ブルックリン・ブルワリー)」をチョイス。
実際一緒に味わってみると、苦味だけでなくほのかな酸味が豚の脂っ気をさっぱりさせてくれて、どんどん食べ進んでしまう!

ああっ、お店のおすすめとのペアリングも試さねば。

すみませーん、どのビールになりますか?

「ポーク・リブ・キング」と「496(スプリングバレーブルワリー)」の素敵カップル。

「ポーク・リブ・キング」と「496(スプリングバレーブルワリー)」の素敵カップル。

「496(スプリングバレーブルワリー)」でした!

いただいてみると、こちらは「496(スプリングバレーブルワリー)」のコクとお料理のコクとが共鳴し合うようなナイスペアリング。
ロースト香とソースのカラメル風味の相性もお見事で、いっそ左手に「ブルックリン ラガー(ブルックリン・ブルワリー)」、右手に「496(スプリングバレーブルワリー)」で、両方飲みつつ味わいたいという不埒な考えが一瞬浮かぶも、やっぱり1種類ずつ順番に飲み分けたほうがいいですね!

といった具合に、2品のお料理とクラフトビールをじっくり味わってみて……。

「このビールの個性はどこだろう?」
「このお料理のどんな要素と合うのかな?」

ということを、ちょっぴり真剣に、でも、基本は楽しみつつペアリングを試してみると経験値がグンとアップする、ということを再認識。

ただなんとなく飲んで、食べるよりも発見があってとっても楽しいので、広く皆さんにおすすめしたい所存です。
クラフトビールって難しそう……と思っている人も「百聞は一“飲”にしかず」マインドで、ぜひ!

最後に、チキンライスLOVEなので、ランチタイムの人気メニューである「海南鶏飯(ハイナンチキンライス)」¥1,320(ラージサイズ)も食べさせていただきました。

シンガポール料理の定番といえばコレ!

シンガポール料理の定番といえばコレ!

たっぷりのタレで時間をかけて蒸し茹でにした鶏肉とパンダンリーフと鶏スープで炊いたしっとりご飯が素晴らしい〜。

ソース類をご飯にかけてから、まぜながら食べるのが通だそう

ソース類をご飯にかけてから、まぜながら食べるのが通だそう

本場の味わいを大事にしたお料理に大満足。

クラフトビールも堪能しました。ごちそうさまでした!

渋谷・三軒茶屋でクラフトビールと美味しい料理を楽しめるお店

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