こんにちは、ビール大好きトイアンナです。
先日「CRAFT BEER ROOM」というクラフトビール学習会へ参加して以来、クラフトビールが大好きになりました。
ライター紹介
クラフトビールとは・・・・・ビールの造り手の感性と創造性が楽しめるビールのこと。これが常温近くでもゆっくり飲めるので、季節を問わずおいしいんです。かつては専門店でなければ飲めませんでしたが、最近はどんどん飲めるお店が増えているそう。
そこで婚活がてら、クラフトビールをめぐる旅をしてまいりました!
結婚したい、神と仏へ願っても
今回は埼玉県川越市にある、川越氷川神社へ縁結びの旅。西武新宿駅から1本、本川越駅に到着。都心部から1本で来られるのはうれしいところ。なお、池袋から東武東上線でも来られます。
朝10時ごろに都内を出発すると、到着はお昼。着いてすぐ、ぐーっとなるお腹。まずはランチとまいりましょう。駅前すぐ、栄えた商店街に到着。
さあ、お店に到着です。
1軒目の『GRILL&BEER SAIBOKU』は1946年創業の老舗精肉店。牧場で豚を育てるところから、ハム・ソーセージの製造、さらにレストランまで展開する地産地消の名店です。
- GRILL&BEER SAIBOKU
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埼玉県 川越市 新富町
クラフトビアバー
緑あふれる牧場で育てた銘柄豚「ゴールデンポーク」を、おいっしいクラフトビールと一緒に楽しめるときたら、行くしかないですよね!
店内は広くて開放的。おひとりさまにも優しい2人席が窓側にたくさんあるので安心です。
さて、このお店最大の特徴は、「ビールに合うメニューを色分けして教えてくれる」ところ。
メニューに色のついた★マークがあり、この色に合わせたビールを選べばハズレなしで、豚肉とビールのベストマッチを楽しめるんです!
そして気づいてしまった。この店にはなんと「496(スプリングバレーブルワリー)」があるじゃないか!
「496(スプリングバレーブルワリー)」、それは伝説のクラフトビール。"究極のバランス"を目指し、強い個性と飲みやすさを両立したというスプリングバレーブルワリーの傑作です。数学の世界で完全数を示す496という数字が商品名となった、ビール界で伝説の剣・エクスカリバー的な存在。
飲むしかない。
お店の方へ、おすすめメニューを伺いました。
「おすすめは、ローストポークです。前日から仕込んで、ピンク色になるまで石窯でじっくり火入れしているからおいしいですよ」
「ください」
即決でした。
ぶ、ぶあつい!
ゆうに厚さ1cmはあろうかというローストポーク。その重さ0.1kg。圧倒的な存在感に、うちのめされます。なお女性向けに控えめサイズの80gもあるから安心してください。私は控えませんでした。
断面までうるわしのピンク。食べた感想は……う、ま、い!!!
脂が甘く舌の上ですっと消えていきます。極上の脂の後に襲ってくる、めくるめく赤身の食べ応え。じゅわわわ……っとスープのようにあふれ出すとろみ。ぎゅっ、ぎゅっ、と噛むたびに出てくる肉汁。
そしてもちろん、そこへクラフトビールを足すでしょう。「496(スプリングバレーブルワリー)」は次にとっておくとして、まずは「コープランド(スプリングバレーブルワリー)」というライトなビールを一口飲んでみます。
思わずこぼれる気持ちの悪い笑み。
アロマとホップの混ざり合いが、とても軽やかに舌上で踊ります。ビールがバレエを踊っているよ!
味わい深いコクが、ローストポークを軽やかに持ち上げます。
シュワワ……と泡も控えめだから、舌に苦みが残らない。
さらにお店からは、おすすめの一皿をご紹介いただきました。本日のグリルソーセージ盛り合わせです。すっさまじいポーク祭り!
全部味の違うベーコンやハムで構成されているから、飽きないんですって。
次は「496(スプリングバレーブルワリー)」を一口いただきましょう。豚があしらわれた木壁に向かって乾杯します。たらふく食って豚になるのは私だけどな!
エールのような豊潤さとラガーのようなキレ、つまりスッキリとじっくりが調和した味。のどごしも残しつつ、味も忘れない。豚肉など脂身の多いお肉をすっきりと流しながら、後味でほんのりと残るアロマ……。まさに完璧……。
これは天才音楽家がビールという曲名でピアノを弾きだしちゃうレベル……。
狂った笑みを浮かべる私をよそに、店員さんはめちゃくちゃ親切でした。
こんなかわいそうな人間に話しかけてくださりありがとうございます。
氷川神社で愛を叫ぶアラサー
さあ、ランチで幸せいっぱいになったところで、恋愛でも幸せを願いましょう。
こちらは縁結びで有名な氷川神社です。
こちらが川越氷川神社の大鳥居。
川越氷川神社でお祀りする神様には夫婦神が2組含まれていることから、夫婦円満・縁結びの神様として信仰されています。
もうね、必死で、
祈る。
祈る。
祈る。
ありとあらゆる縁結び関連の祈りをささげてから引いたおみくじの花言葉は「自己愛」でした。
みんなもこんなアラサーになっちゃだめだよ!!
運命は天にまかせ、次なる杯を求めよう
おみくじの結果はさておき、ここまで祈ったからには私も素晴らしい方と結婚できるに違いありません。
そろそろまた、喉が乾く時間じゃありませんか?
そこで夜はちょっと意外な「和食×クラフトビール」の味わえるお店をご紹介します。
こちらは川越駅から徒歩圏内、帰りも安心な『北海魚市場 なかなか』です。
- 北海魚市場 なかなか
-
埼玉県 川越市 脇田本町
居酒屋
川越に2店舗を構える、地元の名店。
こういうお店こそ、旅で立ち寄りたくなるものですよね。
ひとり旅にはうれしい、カウンター席です。
メニューを見るとまさかの松葉ガニとウニ!
どうしよう、ちょっと高いかも……?
でも松葉ガニって普通に食べたら万超えるよね。むしろ安い。よし食べよう。
どーん!! でかい!!
こんなにでかい。
でもいけるっしょ! ひとり旅だからカニを独占です! 乾杯!
『北海魚市場 なかなか』では、海鮮との相性がいいクラフトビールとして「オンザクラウド(スプリングバレーブルワリー)」を載せています。こちらがまたキレイなんですよ。
見てこの黄金色。白い泡は「オンザクラウド(スプリングバレーブルワリー)」の名のごとく雲の色。『北海魚市場 なかなか』ではクラフトビールの泡もきめ細やかで大変おいしいです。
口の中でシュワワワ……と溶けていく泡。コクの強い松葉ガニを全くジャマしない。それでいて、白ワインのように柔らかな味わい。上品なきめこまやかさはシルクのようです。私はいま……シルクを飲んでいる!
ごめん、ついでに調子こいてウニも頼んじゃった。カニ、ウニ、カニ、ウニ……もう快感が強すぎて痺れるわ。
大将いわく、お店は最近リニューアルしてキレイになったのだそう。本格北海道料理をクラフトビールと合わせて食べられるのは埼玉でもここくらい。確かにウニは一切臭みがなく、うまみだけをギューっと閉じ込めた最高のお味。
これは、脳に来ます!
ついでに、「常陸野ネストだいだいエール(常陸野ネストビール)」の味わいもチェックしてみましょう。揚げ物にもよく合うクラフトビールです。ご覧のとおり、透き通るようなだいだい色。まるでウニのようです。
茨城で生産されているみかんの香り、強すぎず控えめなホップが軽やかなアクセント。穏やかなテイストなので、決してウニを邪魔しません。少量ずつ飲み比べするのにピッタリです。
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ああ、素晴らしきかな川越。帰り道でも川越でいただいた海の味が忘れられない、センチメンタルな婚活ひとり旅でした。
川越でクラフトビールと美味しい料理を楽しめるお店
- 小江戸の肉バル 蔵や
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埼玉県 川越市 新富町
肉バル
- CONA 川越店
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埼玉県 川越市 脇田町
イタリアンバル
- 居酒屋ビッグ 本川越店
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埼玉県 川越市 中原町
居酒屋
- Noctiluca
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埼玉県 川越市 脇田本町
ダイニングバー
- 940
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埼玉県 川越市 脇田本町
居酒屋