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名古屋めしとギネスで乾杯！？濃い味×濃いビールの融合は本当に合うのか実際に試してみた

蛯原天 2018/10/26

ライターの蛯原天です。
突然ですが、名古屋にやってきました！

モーニングに、ひつまぶし、味噌カツなど、数多くのグルメがある名古屋ですが…
中でも皆さんに親しみ深いお店といえば…

世界のやまちゃん！

「幻の手羽先」を筆頭に、名古屋名物やリーズナブルなメニュー展開で、全国でも人気の高いお店です。

私は普段東京にいる時もやまちゃんに行くのですが、いつも決まってあのスパイシーな幻の手羽先と、酎ハイを頼むんです。味の濃い名古屋めしには、キリッとした飲み物が合うと思うんですよね。

しかし最近やまちゃんでは、ある飲み物が話題になっているよう。
なんとそれは「ギネスビール」！

やまちゃんのメニュー「幻の手羽先」や、ホルモンを煮込んだ名古屋めし「どて煮」は、ギネスとの相性がぴったりなんだとか。

黒ビールというと、どことなく濃くて重い印象を感じているのですが、濃い味が特徴の名古屋めしと本当に合うのでしょうか。

ということで、どうせなら本場・名古屋で検証！
ギネスビールと名古屋めしは本当に合うのか、確かめてやってきた、というわけなんです！

ギネスビールに合う世界のやまちゃんメニューはこれだ！

お邪魔したのは「世界のやまちゃん名駅西口店」。
名古屋駅から徒歩5分とアクセスもよく、地元のオフィスワーカーさんから観光客まで毎日多くのお客さんで賑わうお店です。

まずは早速ギネスビールに合うというメニューを紹介してもらいます！

これを食べなければ始まらない！世界のやまちゃん創業当時から変わらない秘伝のタレと、スパイシーな手羽先です。

幻の手羽先とは違い、濃厚なソースにしっとりと染まった手羽先。ソースの酸味と甘みが楽しめる手羽先です。

豚ホルモンを赤味噌でじっくり煮込んだどて煮はご飯との相性も抜群です！

なんとカレーライスとどてめしが一度に楽しめるカレー！スパイシーなカレーを食べ、どてめしを食べ、お好みで混ぜて食べてもOK。無限大に楽しみが広がるカレーです。

さてこの個性豊かな名古屋めしのパートナー、ギネスビールを紹介します！

そもそもギネスビールってどんなビールか知ってる？

ギネスビールは1759年、アーサー・ギネス氏により創業された250年以上の歴史を持つビールブランド。
クリーミィでなめらかな泡の口当たりと、苦みと甘みの絶妙なバランス。誰もが一度は目にしたことがある、まさに世界を代表する黒ビールです。
ギネスの魅力を一番わかりやすく実感できるのが、お肉料理とのペアリング「肉×ギネス」。
私のイメージではギネスはステーキなどに合わせるイメージなのですが、果たして名古屋を代表する肉料理、手羽先やどて煮に合うのでしょうか？

お食事を始める前にギネスの美しいカスケードショーを楽しもう

味だけでなく、正しく注がれた見た目も美しい完璧な一杯のギネスのことをパーフェクト・パイントと呼ぶそう。
常温のグラスに、3時間以上しっかりと冷やしたドラフトギネスを注ぎます。するとどうでしょう。

中心部の泡が上昇し対流することで、グラス周辺の泡が滝のようにすべり落ちていきます。
美しい…！

ギネスの飲み頃は、泡が落ち着く「119.5秒」後。段々と黒くしっとり染まっていくグラスをゆったりと眺めるこの時間を「カスケードショー」と言います。
なんて優雅な気分なの…。

うまく注げると、泡の位置はちょうどこのギネスのマークの上に来るそう！
ちなみに「泡のショータイムキャンペーン」という魅力的なキャンペーンもあるので要チェックです。

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まずはギネスビールからいただきます！

ひとくち口に運ぶと、滑らかな泡の口当たりとのどごしにとろける気分！
柔らかい苦みと甘みのバランスに、すっきりとした後味。あれ、想像していたよりギネスって飲みやすい！

ギネスビール×名古屋めし、ペアリング実践！

それでは、ギネスビールと名古屋めしを合わせてみたいと思います。
まずは幻の手羽先から…といきたいところですが、手羽先って正直どうやって食べればきれいに食べられるのかわからない…。
せっかく本場名古屋に来たので、店長の伊藤博明さんに手羽先の上手な食べ方を伺いました！

ギネスビール×幻の手羽先（かっこいい手羽先の食べ方も伝授！）

ーーー店長「まずは両手で手羽先を持って、関節部分を、ポキっと２つに折ります。」

ーーー店長「そして大きな身の方を口に入れ、しっかりくわえながら骨だけを引っ張ると身がすぽっとぬけます。」

本当だ、うまくいった！ひー！このヒリヒリする辛さ！たまらない！

ーーー店長「小さい身の方も食べられます。特に端は香ばしくて美味しいですよ。」

スマートに手羽先を食べられるようになったところでギネスビールと合わせてみます！

幻の手羽先のスパイスに負けないギネスの豊かな香り、またビールの甘みとクリーミィな泡で、手羽先の辛さがすっと引いていくのがわかります。
不思議！辛さが落ち着くからどんどん食べれちゃう！

しかも驚いたのがギネスビールは一般的なビールよりも微発泡なこと。
食事と合わせても、お腹がいっぱいになりにくいんです。

ギネスビール×黒手羽先

個人的には、ギネスのよさが一番よくわかるメニューだと思います！
つんと来るソースの香りとは裏腹に、意外にも優しい味の黒手羽先。甘酸っぱいソース味と合わせると、ギネスのキリッとした一面を知ることができます。

どっちも主役！どっちもおいしい！
スタウトならではの苦みと旨み。大人の味を堪能してください。

ギネスビール×どて煮

甘くてアツアツのどて煮！ここはご飯に合わせたいところですが、口を冷ますようにギネスビールをごくごく。

ガツンと甘いどて煮に、ギネスビールの苦みと仄かな甘みが合わさると…信じられない。凄く繊細な後味に。どて煮がまるでスイーツのように変化します。
この組み合わせ、女子ウケ間違いなしです！

ギネスビール×名古屋カレー

ビールにご飯ですからね、大丈夫なのかなっていうのが正直な気持ちです。

しかしこれも合わせてみると、仄かな甘みのギネス、ご飯を邪魔しないんです。
スパイシーなカレーにはギネスの香りと苦みが、甘いどてめしにはギネスの甘みがそれぞれ寄り添います。

自分の好みで混ぜ合わせて味を変えながら、ギネスの変化も楽しめるメニューです。

【結論】ギネスビールと名古屋めしは最高の相性だった

今回ギネスビールを飲んでみて、想像していた黒ビールのイメージががらりとかわりました。
豊かで丸みのあるローストの香りは食欲をかきたて、優しくバランスのいい苦みと甘みはどんな料理にも寄り添い、決して料理に負けません。
クリーミィな泡とすっきりした後味は、味の濃いものや脂のある肉料理もしっかり胃に落としてくれます。

しかもギネスビールはアルコール度数が4.5%と一般的なビールより低く、またビールの中でもカロリーが控えめ。まさに食事と合わせるのに最適なビールなんですね！

名古屋めしにガツンと酎ハイもいいけど、ギネスビールは、味濃い名古屋めしを優しく懐柔することを知りました。