こんにちは。クレープ大好きプロレスラー、略して“クレープロレスラー”三富政行です。
Rettyグルメニュースでのクレープ連載、第8回では「巌邑堂(がんゆうどう)」のどら焼き(216円・税込)を取り上げます。
巌邑堂は静岡県浜松市に本店がある、明治4年に創業した老舗の和菓子屋さん。東京では日本橋高島屋S.C.本館に出店していて、これが百貨店初出店だそうです。
クレープ連載で、なぜどら焼きを!? と不思議に感じる方もいるかもしれませんが、どら焼きって「和のクレープ」な要素もあるんですよね。
焼いた生地の中に具材を挟むという「構造」的に、クレープとよく似ているって思いませんか?
連載も7回まで続いたところで、今回は番外編として特別にどら焼きをご紹介します。巌邑堂のアイコン的商品のひとつです。
どら焼きにはお世話になってます
僕自身、日常的にどら焼きを食べています。コンビニでさっと買うことが多いです。タイミングとしてはトレーニング“後”がメインですね。
トレーニングで疲弊した筋肉には、たんぱく質よりもまずは糖質摂取が大事! 体内のグリコーゲンを思いっきり使った後なので、筋肉は糖質を欲しているんです。もちろん、トレーニング“前”の糖質も効果的です!
ちなみに、糖類には単糖類(砂糖やあんこ等)と多糖類(単糖類が連結したもの。でんぷんやグリコーゲン、セルロース等)があり、単糖類のほうが早く吸収されます。
どら焼きをはじめとする和菓子は、脂質をほとんど含んでいないので、健康を気にする人が糖質補給するのにぴったり。
僕はトレーニング後に、「どら焼き+プロテイン」という組み合わせで食べることもあります。プロテインでたんぱく質もしっかり摂取できます。子どもの頃にあんパンと牛乳を食べたような感覚に近いかな。
媚びないどら焼き
さて、どら焼きについて語ったところで、そろそろ本題に入ります。巌邑堂のパッケージ、かなりクールな印象がありませんか。シンプルなデザインが、スタイリッシュで今っぽい。
サイズ感は片手にしっかり収まる大きさ。どら焼きって両手に持って食べる、もう少し大きめなイメージがあったので、この「片手感」はなんだか新鮮です。
いただきます! 生地の肉厚感、もちもち感がインパクト大ですね。幼少期、父のもちもちした耳たぶを触って遊んでいた僕は、もちもち感フェチなんです(笑)。だからこの生地、すごく好みかも……。
粒あんが生地のへりまでたっぷり入っているのも嬉しいです。噛みごたえのある粒あんが、もっちりしたこの生地にぴったり。
一言で言うと「媚びないどら焼き」という感じ。食べていると、黒糖の味わいをやや強めに感じます。醤油やみりんも使われているから、甘さがどこか優しいんです。
主役を包む生地の美味しさに注目を
どら焼きってあんが主役のように思えるけど、巌邑堂のどら焼きは生地で勝負している印象があります。
これまでの連載でも、生地に「おっ!」と感じるクレープ店は、確実にクレープそのものも美味しい店でした。生地という土台がしっかりしていると、安定感が生まれるんですよね。
どら焼きをプロレスに置き換えて言うと、中身のあんが「次世代エース候補となる若い選手」で、周りを取り囲む生地が「ベテラン選手やエースを支えるコーチ陣や経営陣」です。
若い選手は「プロレスをする環境」があるから、プロレスラーとして輝けるわけですよね。
表現する場が用意され、彼の相手となる周りの選手がいて、選手だけでなくスタッフ全員で「興行」を作り上げるから、プロレスとして成り立つわけです。
まだプロレスを観たことがない方は、リング上で戦う選手だけではなく、その周り……どら焼きで言うところの「あんの外側」にも注目してみてほしいと思います。
- 巌邑堂 本店
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静岡県 浜松市中央区 伝馬町
スイーツ
■三富政行選手の試合情報
【試合】「WRESTLE-1 TOUR 2018 AUTUMN BOUT」
【日時】2018年11月1日(木)〜11月25日(日)
http://www.w-1.co.jp/Schedule/?next=1その他、直近の試合スケジュールは三富選手のTwitterからご確認ください!
プロレスラー
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三富政行(みとみまさゆき)
- 1989年8月2日生まれ、東京都世田谷区出身。慶應義塾大学に在学中、学生プロレスに打ち込み、潮吹豪のリングネームで活躍。卒業後は大手広告代理店・博報堂に就職。プロレスラーになる夢を捨てきれず、1年で退社。2013年ユニオンプロレスに所属し、石川修司戦でデビュー。同団体解散後はフリーの道へ。2015年12月より、武藤敬司率いるWRESTLE-1(レッスルワン)に継続参戦。一方で自身のプロデュース興行なども開催。「NESTA-PFT(全米スポーツ&エクササイズ協会認定パーソナルトレーナー)」「NESTAパワーサプリメントスペシャリスト」「福山平成大学 特別講師」等の肩書き、資格も持つ。