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なぜ"肉を使わない中華"がこんなにウマいのか。夫婦が二人三脚でつくる四川中華「fu-fu shisen」

お肉を使わない四川中華が食べられる?

そんな情報をキャッチして訪れたのは、JR東海道線、小田急線、江ノ島電鉄の3路線が乗り入れる藤沢駅。

今回ご紹介する「fu-fu shisen(フーフーシセン)」は駅から徒歩4分のところにあるビルの1階に店を構えています。

お肉を使わない四川中華「fu-fu shisen」

店内はテーブル席とカウンター席合わせて14席。

オープンキッチンでお客さんとの距離も近くアットホームな雰囲気。

中華料理店と思えないほど、おしゃれなカジュアルダイニングです。

オーナーシェフは横浜の「トゥーランドット 游仙境」、六本木の「虎峰(コホウ)」、四川料理の名店「趙楊(チョヨウ)」などで修行し、神楽坂の四川料理「芝蘭(チーラン)」では料理長を勤めた廣木臣尚さん。

奥さまのみきさんとご夫婦で切り盛りしています。

藤沢はお二人の大好きな海も近く、新鮮な魚介類や小田原や鎌倉からは美味しい野菜も仕入れられることから、今年の7月29日にお店をオープン。連日、地元のお客さんが訪れているそうです。

厨房の上にはおすすめメニューが!廣木さん曰く「全部オススメ!」だそうです

厨房の上にはおすすめメニューが!廣木さん曰く「全部オススメ!」だそうです

もともとお二人とも肉をほとんど食べない、野菜と魚介類中心の食生活だったことから、お店の料理も「お肉を使わない四川中華」を提供するというのは自然に出てきたアイデアなんだとか。

四川料理を代表する麻婆豆腐に入っているひき肉は、大豆を加工した「大豆ミート」を代用。

出汁も昆布出汁を使用するなど、動物性のものは一切使用せず、全てのメニューで「お肉を使わない四川中華」を徹底しています。

実は料理メニューや店の内装などはイタリアンレストランに勤めていた奥さまのプロデュース。

「新メニューを作っては(妻に)試食してもらって美味しければメニューに加え、そうでなければ改良したりしています。中華やイタリアンなどのエッセンスを融合させた四川料理にしたいんです」

そう語る廣木オーナーシェフが作る「肉を使わない四川料理」を早速いただきました!

麻辣魚(マーラーユイ・よだれ魚)

「麻辣魚(800円税込)」は昆布出汁で作った麻辣ソースと、この日は愛媛産のカンパチ、焼きナスを添えた魚の冷製スープです。

四川料理には「よだれ鶏」という料理がありますが、それを魚に置き換え、日本人の味覚に合う様に冷製スープに仕上げました。

スープは麻辣の鮮烈な香りが特徴的!しかし不思議と辛すぎず、焼きナス、カンパチとの相性もバッチリです。この麻辣スープを少し残しておけば、また味の変化も楽しめるそうです。

まぐろのカマのトーチー蒸し

「まぐろのカマのトーチー蒸し(750円税込)」は、スペアリブの代わりに鮪のカマに大豆を発酵させた豆鼓(トーチー)を入れた合わせ調味料で味付けし、12分ほど蒸した料理です。

柔らかくトロトロとしており、マグロのカマの旨味が凝縮した一品。紹興酒などの中国酒とも相性が良さそう!

イワシの四川スパイス炭火焼き

続いて「イワシの四川スパイス炭火焼き(580円税込)」は、青森で水揚げされた大ぶりのイワシに唐辛子と山椒を乾煎りにして粉末にしたものをまぶし、一晩寝かせたものを炭火焼きした一品。

脂が乗ったイワシの身は外はカリッと、中はふんわりジューシーに焼き上げられています。

山椒のような香りを演出するのは「コブミカンの葉」。レモンを絞れば、さっぱりとした味わいに変わり、ワインが欲しくなります。

タコと白インゲン豆の煮込み

四川には「豚足と白インゲン豆の煮込み」という伝統的な料理がありますが、こちらのお店では、豚足の代わりに鯛のお頭で炊いた白湯スープで煮込んだ「タコと白インゲン豆の煮込み(850円税込)」が人気の一品。

大きなタコとたっぷり入ったいんげん豆はホクホク食感!これも美味しい!

スープの中には花椒(ホアジャオ)、甘草(カンゾウ)、ローリエなど10種類の香辛料が入っています。

辛味は抑えられていて、スパイスと食材の旨味を楽しむことができる、カラダに優しいスープでした。

汁なし担々麺

「汁なし担々麺(780円)」は、肉味噌の代わりにコンフィにしたサバを乗せ、彩りにパクチーとルッコラ、ネギを添えた一品。

麺は無かんすいの自家製麺をなんと5日間ほど寝かせて熟成させたものを使用しているんですって。

これほどまで手間暇をかけているんですね!

しっかりと混ぜ合わせた「汁なし担々麺」は、モチモチとした自家製麺にサバの旨味、山椒、辣油の辛味が効いていて素晴らしく美味!シメのメニューとして人気なのも頷けます。

「四川料理は中華料理の中でも引き出しが多いので、新しいメニューのアイデアはいっぱいあるんですよ」と廣木さんとみきさん。

「fu-fu shisen」の「お肉を使わない四川中華」は、廣木さんご夫妻がこれまで経験した全てを注ぎ込んで、シンプルな食材を一番美味しい調理法で作る「夫婦(fu-fu)二人三脚の新しい四川中華」でした。

ライター紹介

中川マナブ
中川マナブ
旅ライター/さんぽブロガー/Webプロデューサー。ブログでは夫婦で東京のみならず、日本中の観光名所、グルメスポットを散歩してお出かけの「キッカケ」を発信。グルメは小学校時代に「美味しんぼ」を読んで開眼。それほど飲めないくせに、居酒屋の雰囲気が大好き。
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