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連載:国民支持率No1メニュー"焼肉道"の極め方

【予想的中】タレ焼肉ブームが到来したワケとは?歴史から紐解くキーワードに注目!

なぜ、人はこんなにも焼き肉に惹かれるのか。

肉が好きだから?ただ焼くというシンプルな調理法だから?それともみんなでワイワイ焼くというプロセスまでも楽しめるから?

今や、国民支持率NO.1メニューといっても過言ではないメニュー「焼き肉」の極め方を、焼肉マニア小関氏が語りつくすこの連載

ライター紹介

小関尚紀
小関尚紀
リーマン作家/MBA/Yakiniku Journey(焼肉探検家) サラリーマン、作家。早稲田大学大学院修了。経営学修士。『焼肉の達人』(ダイヤモンド社)、『世界一わかりやすい「ゲーム理論」の教科書』(KADOKAWA 中経出版)など単著5冊。趣味の焼き肉は、予約困難店含め200店舗以上を訪店。日々、セクシーミートを探索しつつ、美しく、美味しい焼き方を独自に研究している。

ワタクシは【YAKINIKU JOURNEY】と題して、平均すると焼肉店を週2日以上のペースで巡っております。

2018年7月には、焼肉ブームの潮目が変わってきたと感じ、タレ焼肉にブームを予見する『あぁ白飯が止まらない!2018年後半は「タレ焼肉が流行る」と断言する理由とは?』を掲載しました。

焼き肉ブームの歴史を紐解き、俯瞰して見たときに結論として出た予想でしたが、ほぼ的中と言っても過言ではないのでは?と感じております。

予想的中!タレ肉ブーム到来

2018年度、グルメ界全体のキーワードとして「予約疲れ」、「高級からカジュアル志向」、「揺り戻し」がありました。それをそのまま焼き肉に置き換えると、「ソロ焼き肉」、「カウンター焼き肉」、そして「タレ焼き肉」がキーワードとなります。グルメ界全体と焼き肉界のキーワードは連動していて、今のタレ焼き肉ブームにも繋がっているんですね。

そこで今回は、タレ焼肉ブームを牽引すべく、2018年後半にオープンしたばかりのお店を2つ訪問してきました。

吉祥寺の霊峰『肉山』がプロデュースした新しいタレ焼き肉の世界

都内に住む焼き肉好きの間で、『都内在住の焼き肉好きで、登らなければいけない山は2つある。1つが白金の金竜山、もう1つが吉祥寺の肉山だ』という言い伝えがあります。

そんな都内の霊峰と称えられた2つの山のうちの1つ、肉山が新たに展開するタレ焼き肉とは一体どういうものなのでしょう?オープンが待ち遠しくて仕方なかった『たれ山』が、2018年10月29日、高田馬場に登場しました。

暖簾に書かれた『味噌ダレ 焼肉とご飯』

暖簾に書かれた『味噌ダレ 焼肉とご飯』

では早速、暖簾をくぐって突撃してみましょう。

今回は2時間ドリンク飲み放題付きのコース5,940円(税抜き)を注文。さすが、早稲田大学を擁する学生街。そしてさすがは肉山グループ。焼き肉にしては比較的リーズナブルな価格設定です。

お肉が来る前に白飯を発注。なんと!白飯は食べ放題で、おかわり自由。ここは思い切って、最初から飛ばしていきましょう。

そう、焼き肉の定番とも言える日本昔話盛り。白飯にタレ肉を2バウンドさせて、ご飯に巻いて掻き込む。これこそタレ焼き肉の醍醐味であり、至福なんです。

と、タレ焼き肉の白飯巻き食べを想像していたら、最初に登場したのはタン塩。なるほど、タレ焼き肉専門店と言えど、まずはオーソドックスにタン塩からスタートか。軽く炙って頂きました。

満を持して、タレ肉が登場。カルビと和牛リブロースの二種類。お!しかも味噌ダレ。

確かに暖簾にもそう書いてあったなぁ。焼いてから味噌ダレにたっぷりとダイブし、白飯に2バウンドさせてから、肉を白飯に巻いてパクリ。

正直、味噌ダレは白飯に合うのか?と思っていましたが、甘辛の味噌ダレがめっちゃ合いますねー。この味噌ダレは開発に2年半も費やしたらしいです。

ホルモンもやはり予想通り、合いますね。ハチノス、たまらん。

中でも感動したのがウルテ。柔らかく、きっちりとした仕事がうかがえます。

〆は、トロトロに煮込みまくられたテールスープ。この白濁感がたまりません。当然ですけど、テールスープにも白飯を投入。ずずずいっと、胃の中に流し込みます。くぅぅぅぅ、五臓六腑に染みわたるねえ。

早くも2店舗目をオープンした『たれ焼き のんき』の快進撃

神楽坂と浜松町にもご飯が進む君を発見。『たれ焼肉 のんき』です。2018年10月11日に神楽坂の本店がオープン。勢いを象徴するかのように、2か月半後の2018年12月19日に2号店が浜松町にオープンしたのです。

白飯一合(500円)※注文は二合から

白飯一合(500円)※注文は二合から

こちらはオーソドックスなタレ焼肉を炊き立ての白飯で味わう店。土鍋で炊く白飯が本当に美味しい。甘辛いタレ焼き肉は中毒性があり、早くもクセになりそうです。

タレ焼肉と白飯。これだけでも最強の組み合わせなのに、土鍋で炊きたてを用意する周到ぶり。焼き肉屋でこだわりの土鍋で炊く白飯を出されたら、おじさんはもう「ヤヴァイ!ヤヴァイ!」を連発するしかありません。

運ばれてきたタレ焼き肉をワサっと焼き台に全部のせ、ワサっと全部焼いて、ご飯の山頂、トップオブライスへ。

ブルドーザーのようにガガガーと、お肉と白飯を一緒に掻き込む。これこれ。タレ焼き肉の王道のコレを待ってました。理屈抜きに大満足。

赤200g(2,400円)

赤200g(2,400円)

タン塩100g(1,200円)

タン塩100g(1,200円)

白200g(1,600円)

白200g(1,600円)

焼き肉のメニューも単純明快で潔い。

今、流行のタレ焼き肉はいかがでしたでしょうか?

タレ焼き肉がブームになることによって、昔ながらの焼き肉屋さんの掘り起こしにもなっていき、焼き肉全体が盛り上がることにもなります。

焼き肉は本当にいろんなところからブームが輩出されていく、素晴らしいグルメです。これからの焼き肉ブームはどうなっていくのか、今から楽しみでしょうがありません。

今年も焼き肉ブームを追い続け、分析していきたいです。

[ 撮影 : 早川奈緒 ]

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