900円で味わえるミシュランの味!「蔦」店主がプロデュースする麺バルHACHIKIN

世界で初めてラーメン店としてミシュランを獲得した東京巣鴨の名店「Japanese Soba Noodles蔦」。

店主の大西祐貴さんは海外メディアからも注目を集めるカリスマ料理人です。そんな大西さんがプロデュースしたラーメンを食べられるお店が、湘南本鵠沼に、2018年5月にオープンしました。

ミシュラン獲得のラーメンを出すバルが江の島に!

お店の名前は「麺バルHACHIKIN」。母親の大西由美子さんのお店であることから、祐貴さんがラーメンをプロデュース。「はちきん」とは、由美子さんの出身地である高知で「男勝りな女性」「前向きな女性」を意味する言葉です。

高知由来なのはお店の名前だけにとどまらず、スープに使われるのは、高知産の「はちきん地鶏」をはじめとした高知の食材たち。由美子さんがお店の名前をHACHIKINとすることに決め、そこから着想を得た祐貴さんが高知の食材をメインに据えてメニューを構築しました。

世界から注目を集めるラーメンを頂く!

▲塩Soba

▲塩Soba

▲煮干Soba

▲煮干Soba

HACHIKINで食べることができるラーメンは基本6種類。塩Soba、醤油Soba、煮干Soba、味噌つけSoba、鶏油(ちーゆ)Soba、レッチリ。鶏油SobaとレッチリはまぜSobaで、味噌つけSobaは数量限定。季節の限定メニューがときどき提供されます。

麺・スープ共に完全自家製。バランスを計算された逸品なので、麺の太さ・固さのリクエストは不可。麺だけでも5種類もの小麦粉が混ぜ合わせてあります。

化学調味料は用いず、厳選された食材のみを使用している身体にやさしい料理です。そこに乗る具も、チャーシューをはじめとして食材の選定から調理方法にいたるまで、こだわりぬかれています。

濃くないのに、味わいは奥深い。一口食べるごとに感動があり、一杯のラーメンで何重もの美味しさを体験できます。スープを飲み干してもお腹が重くなりません。

HACHIKINに並ぶメニューは、蔦では食べることができないものです。祐貴さんのコンセプトとしては「蔦別亭」とのことなので、蔦ファンの方も楽しめます。煮干Sobaはかつて蔦で人気メニューだったものですが、現在、蔦では提供していません。

HACHIKINでラーメンの調理を担当しているのは、ラーメン激戦区である藤沢で絶大な人気を誇った「麺やBAR渦」で腕を振るった猿渡慎吾さん。

▲レッチリ(まぜSoba)

▲レッチリ(まぜSoba)

バルの本領! 絶品サイドメニューとドリンク!

「麺バル」という名のとおり、HACHIKINはお食事とお酒のメニューも充実しています。お料理メニューはイタリアンで経験を積んだ料理長の早川徹さんが手掛けており、どれも絶品!

サイドメニューにも、定番品と限定品があります。限定品は魚のお刺身など、入荷状況によって提供できる品が異なるので、日ごとに入れ替わっています。

お酒を飲む方には、ドリンクと季節のおつまみ3品が1000円で楽しめる「よさこいセット」もおすすめ。私はHACHIKINに行くと、生グレープフルーツサワーを飲みます。生フルーツの味を活かすため、贅沢に絞って作られています。

▲よさこいセットと、果肉どっさりの生グレープフルーツサワー

▲よさこいセットと、果肉どっさりの生グレープフルーツサワー

高知の地酒も用意されています。ワインやフルーツビールもあるので、お店の方に相談しながらお気に入りの一杯を探してみるのもおすすめです。

▲高知の地酒たち

▲高知の地酒たち

希少なはちきん地鶏の胸肉レア焼きもサイドメニューとして提供されています。胸肉レア焼きの粗塩は、高知県産完全天日塩“海一粒”。こちらの塩は、塩Sobaに使用しているものと同様なんです。

「自家製ベーコンのグリルサラダ仕立て」は、絶妙な焼き加減。「パクチーとキノコのピザ」は他のお店では見かけない組み合わせのピザですが、ちょっと辛めの味付けになっていて激ウマです。お酒がすすみます。

▲胸肉レア焼きは粗塩と柚子胡椒で

▲胸肉レア焼きは粗塩と柚子胡椒で

▲添えられている野菜の味付けもグーな自家製ベーコンのグリルサラダ仕立て

▲添えられている野菜の味付けもグーな自家製ベーコンのグリルサラダ仕立て

▲パクチーとキノコのピザはライムを絞るのもよし

▲パクチーとキノコのピザはライムを絞るのもよし

「油淋鶏」や「麻婆豆腐」など中華系のサイドメニューも。油淋鶏は衣がサクッと軽やかで、厚みがありつつ、柔らかい肉にうまみが染み込んでいます。

ガッツリしたお食事以外にも「田舎風パテ」や「ピリ辛メンマ」など、お酒に合うおつまみも。ラーメン屋さんの定番おつまみといえば餃子ですが、HACHIKINが提供するのは「鶏皮餃子」。プリプリした鶏皮をかじると、中からジューシーな鶏の肉汁が弾けるように出てきます。この味と食感は、是非一度食べて欲しい……。

▲お肉がたっぷりつまった鶏皮餃子

▲お肉がたっぷりつまった鶏皮餃子

女性もファミリー層も来やすいカジュアルな店内

店内には座敷もあるので、宴会はもちろん、お子様連れの方でもくつろいで過ごせます 。お子様のために、ラーメンはハーフサイズで注文することも可能です。ラーメンと言うと、食べてすぐにお会計と想像する人も多いと思いますが、HACHIKINはゆっくり過ごしながら美味しい料理を楽しめます。

HACHIKINは小田急江ノ島線の本鵠沼駅すぐそばにお店を構えています。

江ノ島近辺は華やかなお店が立ち並んでいますが、鵠沼から本鵠沼の辺りはもともと別荘地だった地域。落ち着いた住宅街に個性的なお店が点在していて、歩いてみるとおもしろい発見があるかもしれません。

ラーメン好きには、ぜひ江ノ島や湘南観光の際に立ち寄ってみて欲しいお店です。

田中元

田中元
田中元
ライター。昭和の終わり生まれ。結婚したいけど深刻なレベルでモテないため、ひとり外食を繰り返しています。映画、音楽、本、食べることが好き。ブログでは映画、音楽、本、ご飯のことを書いています。
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