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ネクストブレイク必至!圧倒的ボリュームの台湾B級グルメ「カンザイパン」が旨すぎる

糖質オフやオイルカットが流行りの昨今。

30歳を超えて早数年の筆者は、消化機能や代謝の衰えにより「油物しんどい」「脇腹に肉が付く」といった現象が起き始めており、そろそろ糖質やら脂質やらを気にしたいところではある。あるのだけど……。

「いやいやそんなの気にしないでさ、おいしいものを好きに食べたほうが幸せじゃん!?」

と思うもう1人の自分もいる。そんな二人の自分との間で、板挟みになりながら向かったのが、鶯谷にある台湾B級グルメの専門店。「カンザイパン」と呼ばれるその食べ物は、見るからにカロリー過多なのですが、間違いなくおいしいだろうと思わせるビジュアルです。

TV番組で取り上げられたり、某有名モデルさんがラジオでおすすめしたり、B級グルメ通の間では「ネクストブレイク必至!」と話題なんだとか。

脇腹の肉よりも「昨今のヘルシー志向をガン無視した、台湾B級グルメってどんなものなんだ!?」というのが気になってしまったので、日本唯一のカンザイパン専門店「カンザイパ〜ン本舗」へ取材に行ってきました!

ライター紹介

中村英里
中村英里
浅草出身・都内在住のフリーライター。下町グルメやレトロな純喫茶が好き。おさんぽWebマガジン「てくてくレトロ」運営。

「カンザイパン」ってどんな食べ物?

カンザイパンは、台湾の夜市でよく売られている、揚げた食パンの中にさまざまな食材を詰め込んだ食べ物です。食パンの中に入れる具は、シチューや野菜のあんかけなど、お店によってバリエーションがあるのが特徴。台湾ではローカルフードとして、老若男女に幅広く親しまれています。

食材が詰め込まれている様子が、棺桶のようだったことから「棺材板」と名付けられましたが、その後、棺桶は縁起が悪いから……ということで、縁起の良い「官財」の文字が使われるようになったんだそう。

カウンターの中にいらっしゃるのは、店主の「あのっち」さん。今年で70歳を迎えられるあのっちさんは、俳優としてドラマや舞台に数多く出演され、過去にはレポーターや声優学校の先生としても活躍されていたそう。お店を営業するかたわら、今も現役で舞台に出演されています。パワフル!

カンザイパンとの出会いは、レポーターの仕事で台湾に滞在したときのこと。

「忙しくてなかなか食事の時間が取れなくて、移動の合間によくカンザイパンを食べていたんです。色々なお店で食べ歩いているうちに、気に入っちゃって。帰ってからも自分で作ったりしてたんですけど、みんなが『おいしい!』って褒めてくれるから、これは日本でも流行るんじゃないかな? と。それで、お店をオープンしたんです」

メニューはこちら。カンザイパンのほかに揚げパンも扱っています。

今回は、人気メニューの「煮ブタカンザイパン」と「ハムカツカンザイパン」、そして「アイス揚げパン」をいただいてきました!

作り置きは一切なし!できたての提供にこだわる

「できたてアツアツを食べてもらいたい」という思いから、カンザイパン・揚げパンともに作り置きは一切なし!注文してから作り始めます。

まずは、卵と牛乳に浸した食パンをこんがりキツネ色になるまで揚げていきます。

揚げる前に卵と牛乳に浸すことで、パンが油を吸いすぎるのを抑えられて、サクッと軽やかな食感になるそう。

「台湾で食べたカンザイパンは、油がしたたるくらいベターっとしてたものもあったんです。日本人向けにアレンジしようと色々試していく中で、このやり方に落ち着きました」と言いながら、手際よく食パンを揚げていくあのっちさん。

揚げ終えたらハサミでチョキチョキチョキっと食パンの3辺を切って……

ヘラで食パンの表面を薄〜〜くめくっていきます。

パンの中身をくり抜いて具を入れ込むのかな、と思いきや、中身はくりぬかずにそのまま具を乗せていきます。くりぬいたらその分ボリューム減っちゃいますからね。

順番に具を載せていき、マスタードを付け、最後にマヨネーズをくるっとひとまわし。

完成です!!

この日は朝から何も食べていなかったので、見るだけでヨダレが大洪水な中、さっそく実食。いただきます!

一口ほおばると、ふわりとハッカクの香りが……。煮豚に使用しているそうです。本格的!

そして一口目で到達しなかったゆで卵を味わうべく、さらに追加でがぶりと一口。マヨネーズとマスタードがほんのり効いて、煮豚とゆで卵が口の中で合わさって、もおぉぉぉーーー最高!! 好きすぎるこの味。無我夢中でむしゃむしゃと食べ続け、あっという間に完食。

続いては、揚げ物の中にさらに揚げ物を突っ込むという攻めた逸品「ハムカツ」。こちらもめちゃくちゃおいしい。
カンザイパンには「デカメンチ」や「カツカレー」など、揚げ×揚げメニューも多数あり、「こりゃビールが欲しくなるな……」と店内を見回したら、しっかりお酒もありました。

「揚げ物にはやっぱりビールでしょ、ってお客さんに言われて置くようになったんです。昼間からカンザイパンをツマミに呑むのはねぇ、もう最高ですよ!」と笑うあのっちさん。

うーんわかる!でも仕事なのでグッと我慢し、お次はアイス揚げパン!

学校の給食に出てきたような、昔なつかしの揚げパンにバニラアイスが挟みこまれています。パンの味は、ココア・きな粉・シナモン・シュガーの中から選べるのですが、今回はシナモンをチョイス。

揚げたてあつあつ、シナモンがぶわぁっとまぶされた揚げパンの間に、冷たいアイス。サクッとかぶりついた瞬間、「熱い、いや冷たい、え、どっち?」と口の中の細胞が一瞬混乱する感じが楽しい。混乱ののち、おいしさが口中に広がります。あぁ幸せ……。

揚げパンの具は「アイス」のほかにも、「チョコケーキ」「あんこホイップ」など甘いものが多く、「カンザイパンを食べたあとに、デザートとして頼む方も多いですよ」とのこと。

最初は1日に数個しか売れず……こつこつ宣伝を続け、ネットやテレビで話題に

「最近はテレビの取材なんかも来てくれるようになりましたけど、最初のうちは1日に数個
しか売れない、なんて日もありました。どうしたもんかなぁ……って、あのときは本当に悩みましたね」

飲食業の経験がある妹さんに相談したところ、「外から見たら何のお店かわからない!」と言われたそう。看板やサンプルを外に置き、店内にも飾り付けをして入りやすい雰囲気づくりをしていったところ、徐々にお客さんが増えていきました。

「お客さんにあとから聞いたら『あまりに殺風景だから、最初は薬局かと思ってた』って言われました(笑)うまいパンを作りさえすればいい、ってもんでもないんだなぁと、勉強になりましたね。最近は、声優学校時代の教え子がエスエフ……、じゃない、えーっと『SNS』だっけ?そっちを手伝ってくれています。僕自身はそういうのには詳しくないから、すごく助かってますよ」

初めは地元の人や元教え子が中心だったお客さんも、最近ではネットでお店のことを知った人が来てくれるようになったんだそう。先日はなんと広島から来てくれたお客さんもいたんだとか。取材時にも、「まだ放送されていないけど、この間◯◯っていうテレビ番組が取材に来て……」とおっしゃっていました。これは近いうちに、行列ができるような人気店になってしまう予感がする……!

冒頭で「そろそろ糖質や脂質も気にしないと……」なんてことをうだうだ抜かしておりましたが、カンザイパンを食べて確信しました。やっぱり、おいしいものを「おいしい!」って食べるのが一番幸せだ!!

「カンザイパン」は人気が出ること間違いなし!今のうちにぜひ一度味わってみてください!

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