ある時、なにげなくSNSを見ていると、とんでもないお店が高円寺に新しくできるという情報を発見。
飲み放題が安いだけならまだしも、料理が全品200円とは…。ト◯キよりも圧倒的に安い。
気になって調べてみると、阿佐ヶ谷にあるお店の系列店だということが判明。
オープンまで待ちきれないことをオーナーさんにお伝えしたところ、特別にプレオープンにご招待していただきました!
ということで、やってきました、高円寺。
北口を出て純情商店街の方へ向かいます。
銀だこのある角を左に曲がり
30秒ほど進みます。
発見!ここですね!
急な階段を上がりきったところに赤提灯が。
早速入ってみましょう。
店内は立ち飲みの2人席が4つ。
座席は2人席が1つと4人席が2つ。
外にも4人席が3つあります。
女湯や
お花畑と書かれた扉。
店内のいたるところに遊び心が散りばめられています。
(扉の奥になにがあるのかは、行ってみてのお楽しみ)
今日は、お越しいただきありがとうございます。注文の仕方が特殊なのでご説明しますね!
当店では、全てスマホからご注文いただくことになっているんです。
テーブルごとに専用のQRコードがあるので、それを読み取っていただくと利用規約に飛びます。
同意していただければ次の画面に移ります。
まずはドリンクのメニューを参考にして、どのコースにするか決めてください。
基本的には全て飲み放題のメニューになっていまして、時間をすぎると自動的にドリンクの注文は不可になります。
なので、延長する場合は、その前に申請をしていただくような形です。
食べ物も同様に選んでいただき、注文が決まったら注文するボタンを押していただくと、注文内容が一覧で見られます。
テーブルにメニューもあるので、スマホが見づらい方はこちらも参考にしてもらおうかな、と。
あと、0円メニューもあるので、そちらもぜひチェックしてください。
基本的には平日は一人で回す予定なんですが、料理に集中しちゃうとお客さんと話す機会が少なくなります。
僕自身、人と話すのが大好きなので、用事がなくても呼んでもらえると嬉しいんですよね(笑)。
だから、遠慮せずどんどん0円メニューもオーダーしてほしいです。
大橋店長は寂しがりなんですよ(笑)。
このようなシステムを導入したのは、もちろん人件費削減の目的もあるんですが、お客さんと一緒にお店を作っていきたいという想いがあるからなんです。
ビールもお客さん自身で作ってもらうようにしています。
意外と最初は難しいので、失敗することもあるんですが、それも楽しみの1つというか。
自然とお客さんと店員の垣根がなくなって、和気藹々としたムードが作れるような仕掛けを考えています!
アルコールだけでなく、ソフトドリンクも全てセルフです!
とりあえず今日は楽しく飲んでいってください。何かあったらお声がけいただければ対応しますので。
と、いうことなので早速、自分で注いだビールをいただくことに!
気になった料理も注文完了。
結構簡単に注文できるし、毎回「すいませ〜ん」って店員さんに声をかける手間もないので、ストレスもなしです。
まずいただいたのがオススメメニューの「あつあつ牛もつ煮」。
甘くて優しい味わいと、七味のピリッとしたアクセントのバランスが絶妙な一品。
冷めてもおいしいのが嬉しいポイント。
続いて登場したのが「セクシーザーサラダ」。
味はシンプルなシーザーサラダですが、ビーツを使用してピンク色を演出。
最初は「どこが?」って思ったんですけど、大橋さんに「セクシーでしょ?」ってゴリ押しされ続けて、どことなくセクシーに見えてきたから、思い込みって怖いですね(笑)。
続いて串メニューです。こちらはおすすめの「ヤングコーン串」。
阿佐ヶ谷店の人気No.1メニューなんだそうです。
塩味が食欲をそそり、パクパク食べられちゃいます。これはお酒が進む味!
続いて、到着したのが「アンパンマン串」。
映えを狙ったそうです。
なんか、福岡さんも大橋さんも見た目とは裏腹に、可愛いメニューを考えますよね。
心は乙女なのか?
プルプルの「合法レバ刺し」。名前の通り合法ですよ。
個人的なおすすめは「ピーマン丸かじり」。略して「丸ピー」と言うんだそう。
出汁がしっかり染み込んでいて、ジューシーなんだけど爽やかな味つけ。
「チーズin男メンチ」はボリューム満点!
中身がぎゅっと詰まっていて、本当においしかったです。
パカっと割ると中からチーズが。男メシですね。
ガツンとしたインパクトと、満足感が随一の料理です。
シメに頼んだのが「業スー粉からあげ」です。
文字通り、業務用スーパーのからあげを揚げただけ(笑)
でも、バカにしちゃいけません。普通においしいです。
店内には食べ放題の駄菓子コーナーもあります。
ちょっと料理が遅れているな〜なんて感じた時はこの駄菓子で小腹を満たす。
そうすることで、待っている間も文句が出ないような仕組みを作っているらしいです。
駄菓子って懐かしいし、それだけでも楽しいからナイスアイデアですね。
おしぼりやお箸もセルフ!
阿佐ヶ谷店の方は、串とおでんだけだったんですが、せっかく2店舗目を作るなら同じ業態だと面白くないな、と思ったんです。
最近は、ありがたいことに阿佐ヶ谷店の方が満席になる日も多くなってきて。阿佐ヶ谷店に入れないお客さんも増えてきたので、近場の高円寺でオープンすることを決めました。
自分は料理が得意だったので、その長所を活かせるシステムを2人で考えた結果、今の業態に。
福岡さんもさっき言ってましたけど、お客さんと一緒になってお店の雰囲気づくりをしていきたいんですよね。
これくらいの広さだとお客さんと会話しながら仕事ができるので、楽しみです。
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プレオープンの日は、近親者だけで行われていたんですが、とにかく2人が楽しそうに働いているのが印象的でした。
安いだけではなく、そこにはまぎれもない居心地の良さと、それを作る仕掛けがありました。
余談ですが、店名の「でんでん串」はでんでん虫とかけたそう。
でんでん虫みたいに、ゆっくりでも一歩ずつ…という想いがこもっているのかと聞くと、「いや、そこまでは考えてなかったですね(笑)」とのことでした。
- でんでん串 高円寺駅前階段急店
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東京都 杉並区 高円寺北
居酒屋
ライター紹介
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岡田隆太郎
- カメラマン→雑誌の編集→PRを経てRettyグルメニュース編集部へ転身。 好きな食べ物はナスの揚げ浸し。基本毎日飲んでます。