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夫のカレー、妻のクラフトビール。出会いのかけ算からメニューが生まれる、高円寺「アンドビール」

こんにちは、カレー大好きせっちん丸です。年150皿くらいカレーを食べてます。

「カレー大好き!」のポーズ

「カレー大好き!」のポーズ

この頃、国内で「スパイスカレー」が盛り上がっているのをみなさんはご存知でしょうか。

大阪を発祥に、スパイスをふんだんに使った、オリジナリティの高いカレーを出すお店が全国でどんどん増えているそうです。

そんな中、「東京のインド」こと高円寺にユニークなカレー屋さんがあるとの情報が入ってきました。

何でも、お店の近くにある醸造所で作った自家製クラフトビールと、世界30カ国以上を旅したシェフが作るスパイス料理を楽しめるお店なんだとか。

クラフトビール(めっちゃ美味しい)× スパイスカレー(めっちゃ美味しい)…!!

想像するだけで自ずとテンションが上がってしまう組み合わせ…!!

…ということで、高円寺に行ってみました!

芝生が美しい、マンションの一階にある「アンドビール」へ

高円寺駅から続く高架下を歩くこと8分、青々とした芝生のある白いマンションに辿り着きました。

芝生にはハンモックが敷いてあって、初夏の風に揺れています。

この、あまりにも爽やかすぎるロケーションにあるのが、クラフトビールとスパイス料理のお店「アンドビール」です。
 

こんにちは〜!

こんにちは!アンドビールでシェフをやっている安藤耕史です。

アンドビールへようこそ!ビールを醸造している妻の祐理子です。

これまた爽やかなおふたり…!ご夫婦で経営されてるんですね。

そうなんです。妻と愉快な従業員たちと、ランチとディナー両方営業しています。

先程、祐理子さんがビールを醸造しているとおっしゃっていたのですが、醸造所も運営されてるんですか?

そうですよ。お店から徒歩30秒のところに醸造所があるんですけど、よかったら見てみます?

ち、近い!ぜひお願いします!
 

たくさんのタンクが並ぶ、ビール醸造所の様子

たくさんのタンクが並ぶ、ビール醸造所の様子

こちらで真心こめてビールを造っています。だいたい1ヶ月くらいでビールは完成しますね。

麦っぽい、独特の香りがする空間ですね。

そうでしょ?この麦芽がお店で出してるビールになるんです。ちょっと食べてみてください。

カリッ…

噛むと微かに甘い香りが口の中に広がりますね。この一粒一粒がビールになるんだ…。

すごいでしょ?完成品もぜひ飲んでみてください。

うおおお!楽しみです!カレーにも合いそう!

いざクラフトビールとカレーを実食!

まずは、こちらのビール「Double Double IPA」を飲んでみてください!

そしてビールをグラスへ…

そしてビールをグラスへ…

いただきます!ごくっ…



…苦い…のに、香り高い…!!ひと口ひと口にずっしりとした重みを感じます。でも、重みはあるのに、華やかな香りがスッと鼻の奥へ抜けていく…。

カレーってパンチが強い料理なので、負けないように苦味を強くしてるんです。

まさに、カレーと合わせて飲むために造られたビールということですね。

盛り付けの時点で完全に美味しい「八丁味噌のキーマカレー」

盛り付けの時点で完全に美味しい「八丁味噌のキーマカレー」

では続いて、「八丁味噌のキーマカレー」をいただきます。ぱくっ…



……!!

口に入れた瞬間にスパイスの香りが広がる!でも、いわゆるピリピリ辛いのとは違って、まろやかでやさしい味がします。

やさしいのに、じんわりと額に汗がにじんでくる。これは癖になりそう。

八丁味噌のまろやかさとスパイスを掛け合わせているからですね。付け合わせのアチャールも種類があって、カレーとの食べ合わせを楽しめるようにしてるんです。

1種類のカレーに、より美味しく食べられるような仕掛けがたくさんあるんですね。

ですね。今度は、カレーを食べたあとにビールを飲んでみてください。

「Double Double IPA」と「八丁味噌のキーマカレー」をセットで…

「Double Double IPA」と「八丁味噌のキーマカレー」をセットで…

ぱくっ もぐもぐ ごくっ…



これは…!!スパイスカレーでホットになった喉を、苦味の強い、冷えたビールが流れて、なんとも気持ちいい…!

これはビールとカレーが次々と進む…無限に飲めるやつや…!

気に入ってもらえてよかったです。私が大好きなビールと主人の大好きなカレー、その2つの“好き”が合わさって、更に美味しい味わいが生まれるのがアンドビールの魅力なんです。

まさに、奥様のビールと旦那様のカレー、夫婦の「マリアージュ」ということですね…!

はは、そうですね(笑)

結婚をきっかけに動き出したアンドビールの物語

どういったきっかけで、アンドビールはお店を開くことになったんですか?

ずばり、結婚がきっかけですね。僕はもともと、大学時代から世界30カ国くらいを旅しながら、インドやネパールなどのエリアを中心に料理の勉強をしていました。

世界30カ国!どうりで、和風ともエスニックとも言い難い、独特なカレーなわけですね。

そうですね。当時、趣味でよくカレーを作ってはホームパーティーで友達に振る舞っていました。妻と出会ったのも、友達の家でやったホームパーティーがきっかけです。

そうなんです。飲食店をやっている家系で生まれて、自分自身料理が好きだったので、「自分より料理が上手な男性とは付き合いたくないなぁ」と思ってたんですけど、いつの間にか仲良くなって付き合うことになってました(笑)

料理が上手な男性と付き合ってしまいました

料理が上手な男性と付き合ってしまいました

素敵な出会いじゃないですか!そこからどうやってビールとカレーのお店がオープンすることになったんですか?

ある日、高円寺をデートしてた時に立ち寄った、自家製クラフトビールのお店で妻がビールにハマったのが大きなきっかけですね。

それまでは全然ビールへのこだわりはなかったんですけど、そのお店で完全に目覚めましたね(笑)

クラフトビールって面白くて、少し材料を変えたり、醸造のやり方を変えるだけで大きく味が変化するんです。もともと化学を専攻していたこともあり、人を美味しく酔わせる、ビールという不思議な飲み物への研究心がメラメラと燃えていきました。

ビール屋さんに通いつめて、どうやったらクラフトビールが造れるのかをひたすら聞いてたよね。

うん(笑)。そして、自分でもビール醸造所を開きたいと思うようになり、「早いところ結婚してふたりでお店を開こうや!」といった感じで、ふたりで盛り上がって結婚することに決めました(笑)

当時を振り返る、安藤ご夫妻

当時を振り返る、安藤ご夫妻

なんて微笑ましいエピソード…!

当時、僕はIT企業、妻はゲーム会社の会社員だったんですけど、コツコツと料理とビール造りの腕を磨き、お店の準備を整え、2017年に満を持して思い出の土地である高円寺にお店をオープンしました。

食を通じて出会い、そして道を切り開いてきたんですね。

人との「出会い」を1杯、1皿に反映させるメニューづくり

ビールやカレー、おかずの種類がたくさんあるアンドビールですが、どうやってメニューを決めているんですか?

実は、アンドビールは基本的に固定メニューは置いていないんです。

そうなんですか!

できるだけその時々に出会った人との繋がりを、メニューにも反映させることにはこだわっていますね。

たとえば、レモン農家さんと出会ったら、その農家さんの作っているレモンを使ったビールを造ったり、南インドに料理を勉強する旅に出かけたら、帰国後に南インド料理のメニューを提供するといった感じです。

たくさん旅をして、いろんな人と出会ってきたおふたりならではの発想ですね!

はい。普段応援してくれる仲間や、お店に来てくれるお客さん、出会った人との「出会い」をしっかりとメニューに反映し、「美味しい!」と思ってもらうことこそが、私たちがアンドビールをやっている意味なんです。

メニューが変わることで、何回来ても違ったビールとスパイス料理の組み合わせを楽しむことができるというメリットもあります。

本日のアチャール3種

本日のアチャール3種

たしかに、リピートしてその時々の組み合わせを探すのも楽しそうですね!

そうですね!「アンドビール」という店名は、「安藤」と「&」を掛けているところに由来しています。

お店の看板ロゴにも「&」の文字が!

お店の看板ロゴにも「&」の文字が!

「ビール&カレー」「アンドビール&来てくれたお客様」といったように、いろんな「掛け算」が生まれてほしいという願いを込めています。これからも、関わってくれる人たちとの繋がりを掛け合わせることにこだわって、お店をやっていけたらと思います。

人との繋がりを1皿、1杯で表す。繋がりを大事にするふたりだからこそ、たくさんのお客さんから愛されるお店になっているんでしょうね。耕史さん、祐理子さん、今日はごちそうさまでした!また来ます!

ありがとうございました!また遊びに来てください!

 

旅好きの耕史さんと、好奇心旺盛な祐理子さんが出会ったことから始まったアンドビールの物語は、高円寺を舞台にたくさんのお客さんを巻き込み、心温まる空間を生み出しています。

あなたも一度、アンドビールを訪れてみてください。素敵な料理とビール、人との出会いが、きっとあるはずです。
 

ライター紹介

せっちん丸
せっちん丸
岐阜県生まれインターネット育ち、美味そうなカレーはだいたいマシマシ。三度の飯よりカレーを愛しています。元リラクゼーションサロンの店長で、ふだんは文章を書いたりWebメディアの肩をモミモミする仕事をしています。「せっちん丸」という名前は、雪隠、すなわち「トイレ丸」という意味なので、食メディアのRettyグルメニュースさんには正直申し訳ないと思っています。本当すみません。やさしくしてください。
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