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海より魚がリラックスする生簀? 魚を知り尽くす「一山いけす」店主が作る、伊勢エビ天丼

東京駅から総武本線と銚子電鉄を乗り継ぎ、東に向かうこと約3時間半。

千葉県銚子市にある関東最東端、犬吠埼灯台にやってきました。

今回の目的地は、犬吠埼灯台のほど近くにあるお店「一山いけす」。60年以上に渡り、千葉の海で捕れる鮮魚をふるまい、日本で初めて店内に生簀をつくった活魚専門店として有名なんです!

いざ、一山いけすへ!

犬吠埼灯台から車で海沿いを3〜4分ほど走ると、大きな瓦葺きの門が見えてきます。

門を抜けると、立派な建物が!かなり大きい!

店内に入り、すぐ目に飛び込んでくるのは、

「大きなプール・・・!?」と勘違いするほど巨大な生簀!

めちゃくちゃ広いじゃないですか!

1階には生簀の周りを囲むように、カウンター席(約30席)があります。

カウンター席の反対側は、お座敷(約100席)になっていて、こちらからも生簀の様子が見られますよ!

お座敷からは銚子の海が一望!

お座敷からは銚子の海が一望!

海を眺めながら、美味しい魚が食べられるなんて最高でしょ・・・

ちなみに、2階と3階にある個室と宴会場(完全予約制)からも、このオーシャンビューが楽しめます。

「一山いけす」社長の宮川勝弘さん

「一山いけす」社長の宮川勝弘さん

この日、お話を伺ったのは「一山いけす」で社長を務める宮川勝弘さん。

漁師の家系に生まれた宮川さんは4代目。1954年に宮川さんのお父さんが「一山いけす」を開業して以来、65年に渡ってお店を盛り立ててきました。

「昔の銚子には、安くて旨い魚を出すところがなかったからねえ」と、宮川さん。

開業当初は、海近くの岩の上にあった天然の生簀に丸太を組み、よしずを張って、夏だけ営業していたそうです。

その後、人気のお店となり、この店舗が完成したのは1983年のこと。

「銚子といえば新鮮な魚がたくさんあるから、それを見ながら食べられたら、お客さんも喜ぶだろうと思ってね」

そんな思いから、店内に生簀を作ったそう。

それにしても、1階フロアのほぼ半分くらいを生簀が占めてるんですよ。

今でこそ、店内に生簀があるお店は多くなりましたが、このサイズの生簀を店内に作るなんて、当時はすごいアイデアだったろうなあ。

海よりも綺麗!リラックスできる生簀の秘密とは?

生簀にはヒラメやオオクチイシナギなどの魚がいっぱい

生簀にはヒラメやオオクチイシナギなどの魚がいっぱい

生簀には、千葉県沖で獲れた新鮮な魚が気持ちよさそうに泳いでいます。多いときは、約20種類もの魚がいるんだとか。

実はこの生簀、お店独自の工夫で魚がリラックスできる環境を人工的に作り出しています

生簀の水は、海を引いてきた海水を独自の濾過槽で濾過して、綺麗な海水の状態をキープ。

さらに、冷却装置で常に水温を13℃〜14℃で一定にし、魚にとってベストな状態を保っているため、鮮度が落ちないとのこと!

「水質と水温を管理した生簀に魚を入れることで、自然と余分なものがとれて旨味が残ります。だから、獲れたての魚よりも旨いんだよ」と、宮川さん。

伊勢海老はこんなに大きい!

伊勢海老はこんなに大きい!

獲れたてより旨い魚・・・!

そんな期待が膨らんだところに、ちょうど料理が到着!!

伊勢海老天丼(2,200円税抜)

まずは、さきほど生簀で泳いでいた、大きな伊勢海老をまるごと使った「伊勢海老天丼」が着丼!

この「伊勢海老天丼」は、12年ほど前に宮川さん自身が開発したオリジナル料理。

丼を真横からみると、伊勢海老の甲殻がまるまる使われていて、見た目もかなりワイルドですね!

伊勢海老の天ぷらは、ずっしりと重みのあるものが2本。

さっそくいただきます!

記憶を思い返すと、伊勢海老を刺し身で食べたことはあっても、天ぷらで食べるのは初めての経験。

身は肉厚なのに、ふんわりとした食感!これまで食べた海老の天ぷらとは、全くの別物です!

これは旨い・・・

天丼好きにはぜひとも食べてほしい、「究極の天丼」とも言える丼です!

刺身盛合せ(2人前で2,050円税抜)

「刺身盛合せ(2人前)」はマグロ、ヒラメ、タイ、カツオ、ボタンエビ、ヒラメの洗い、マグロの中落ちのサラダが乗った豪華すぎるラインナップ。(※盛合せの内容は季節によって異なります)

5月から6月にかけて、関東で最盛期を迎えるカツオは身がぷりっぷり。

タイの刺身も身が引き締まっていて、魚自体の味わいも濃い。

やっぱり、あの生簀の役割は大きいんだなあ。

毎年11月から5月には、イカの活き造りも美味しい季節を迎えるのだとか。11月になったら、またイカを食べに来なくちゃ!

店から眺めた銚子の海

店から眺めた銚子の海

今回、宮川さんにお話を伺って印象的だったのは、「良いものを安く、お客さんに提供したい。それが1番だね」と、笑顔で語る姿でした。

60年以上も前から、ここ「一山いけす」の魚は、東京・大阪・名古屋など、主要都市の魚市場にも出荷されているそうです。新鮮な魚をお客さんに届けたいという宮川さんの心意気は、 時が経っても変わっていません。

夏本番となる、これからの季節。千葉県でのドライブや海水浴のおともに、「一山いけす」に寄ってみてはいかがでしょうか!?

「海より綺麗な生簀」の魚を食べられるのは、ここだけ!ぜひみなさんも、美味しい魚を食べに訪れてみてください!

ライター紹介

中川マナブ
中川マナブ
旅ライター/さんぽブロガー/Webプロデューサー。ブログでは夫婦で東京のみならず、日本中の観光名所、グルメスポットを散歩してお出かけの「キッカケ」を発信。グルメは小学校時代に「美味しんぼ」を読んで開眼。それほど飲めないくせに、居酒屋の雰囲気が大好き。
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