日本に1軒のみ!味をカスタムできる「らーめん研究所」でまだ見ぬベストな1杯を

みなさま、ラーメンはお好きでしょうか。わたしは大好きです!

さて、このたび神奈川県厚木市に、なにやらあやしげなお店を見つけました。

「らーめん研究所」…?(ラーメンの研究が行われているのでしょうか?)

変わった材料を練り込んだ麺がある?はたまた高価な材料を使ったスープを出している?

これは気になります。さっそく、研究所への潜入調査をはじめましょう。

味の組み合わせは96種類以上!?

中に入ってみると、パッと見はラーメン屋さんっぽい雰囲気で、カウンター19席のみ。

ここでどんな研究がなされているんでしょう…?

む!食券機を発見!

研究所とは名ばかりで、これは普通にラーメン屋さんなのでしょうか?

なんて早とちりをしていると、なにやら変わったものを発見。

お店の壁や卓上にはスープの番号が書いてありました。

そう!こちらのお店は、黒醤油・醤油・塩の3種類のタレ、6種類のスープ、そして6種類の麺を自在に組み合わせ、計96通りのラーメンを楽しめるお店だったのです!

なるほど、それで「研究所」なんですね。

名前から決まった「らー研」

店主の大川義則さん

店主の大川義則さん

――96通りのラーメン!なぜこういうお店を始めようとお考えに?

「はは。実は店名から先に決めたんです。脱サラして、ラーメン屋をやろうと考えたときに、パッと思いついて。そこから『らーめん研究所って、どんなお店なんだろう?』ってゼロから構想を練ったんです」

――なんと!名前が先だったとは…。

「ラーメンの好みは十人十色ですよね。自分の好きなお店に友達を連れていっても、おいしいと言ってもらえる保証はない。それぞれの好みを最大限に尊重できるお店があったらなと思ったんです」

――大川さん自身の好きなラーメンを出そうと思わなかったんですね。

「はい。年齢とともに、味の好みも変わってきますしね…。今年でオープンしてから12年目になるんですが、当初は家系が好きだったけど、最近はあっさりした醤油ラーメンが好きですし」

――これだけメニューが豊富だと、戸惑うお客さんもいませんか?

「時おり『なんでもいい』とおっしゃるお客さまもいますが、そういう場合は『こってりとあっさり、どちらが好きですか?』みたいな質問を3つほどさせていただきます。それである程度の好みがわかるので」

――それだけでわかるんですね!

「2回目からは他の組み合わせを試していただいたりもします。実は、この店の研究員はお客さまなんです。自分自身の好みの味を、見つけていただきたいんですよね」

「らー研」ならでは!な頭の使い方

――「おすすめは?」がNGワードなんですか?

「はい。先入観なく自分に合うラーメンを研究していただきたいのと、お店側のおすすめがそもそもないんです」

――あくまでお客さま主体ということですね。スープを3種類も仕込むのは大変そうですが…。

「トリプルスープのお店もありますから、そう考えたら手間自体はそこまでありません。ただ、うちならではの難しさ、というのはあります」

――「らー研」ならではの難しさ…?

「豚骨ベースでも、2番の『豚骨+鶏』と、3番の『豚骨+魚介』ではそれぞれのスープの比率が違います。そこに『魚介強め』なんてオーダーが来たら…」

――スープの比率も変えられるんですか!?

「はい、できる限り対応させてもらいます。麺かためとか、味濃いめなんかにも」

――96種類どころじゃないですね。もはや無限大です……!

「手間もですが、なにより同時に提供するのが難しいです。麺の茹で時間も1番短くて40秒のものから、つけ麺だと8分。混雑時は頭の中がすごい状態になります」

組み合わせの妙を試してみる

博多のとんこつラーメンが好きなので、そんな感じで…とお願いしました。

「タレがちがうので、同じってわけには行きませんけど」と前置きしつつ、出てきたラーメンがこちら。

塩ラーメン(750円)に1番(豚骨スープ)×細ストレート麺の組み合わせ。

かなりハイレベルな、とんこつラーメンです。

こってりしているけどまろやかなスープに、浮かんだ白マー油が香ばしく、食欲をそそります。

こちらは黒醤油ラーメン(750円)に2番(豚骨・鶏のWスープ)×中太麺。

盛り付けこそ同じですが、スープの色や麺の太さが全然ちがう。

鶏が加わった2番のスープは甘味があって、濃口醬油をベースにしたタレがスープにキレを与えています。

最近はダイエットのためにラーメンを禁止しているのですが、これは研究だからセーフですよね?

2号店は味噌ラーメン専門店

実は、「らーめん研究所」は隣の伊勢原市でセカンドブランドを展開しています。

2号店は本店にはない、味噌ラーメンの専門店なんです。

店名の「ドレファラシド」に、「ミ」と「ソ」が抜けているところがミソ。

こちらのメニューは色で統一。本店の続きで番号が7番〜というこだわりが。

女性に人気だという8番ホワイト(880円)は、北海道産生クリームを使ったミルキーでマイルドな味わい。

味噌ラーメンは辛めが多いイメージですが、こんなにまろやかで優しい味噌があったなんて!

リピート率が高い12番ブラウン(880円)も頼んでみましょう。

こちらはなんと、ひきわり納豆が1パック使われたピリ辛のラーメン。

納豆汁から着想を得たという、大豆同士のコラボレーション。

味噌ラーメンだけで6種類と、メニューが豊富なのは本店同様です。

「今後もやってみたいことはいろいろありますよ。ラーメンもそうだし、ちがう食べものもね」と、笑う大川さん。

この探求心とチャレンジ精神こそが、「らーめん研究所」の原動力なのかもしれません。

世の中には、いろんなラーメンがあります。まだ見ぬベストな1杯を探して、あなたもラーメンの研究をしてみませんか。

ライター紹介

少年B
少年B
世界でもっとも意識のひくい宗教「セーフ教」の教祖。ラーメンとお肉と揚げ物が好きで、お腹がいっぱいになると眠くなる機能を搭載。
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